2022/12/2ブログ記事「尼崎宝塚線・拡幅工事ストップの背景(その1)」の続きです。
拡幅工事ですが、現地では2019年から開始されています。
まず、オーバークロス南側の取付道路のうち南半分(つまり全体の4分の1)について、東西両側とものり面の植生を全部撤去した上でいったん切り崩し、拡幅部分の盛り土を築造しています。その1で紹介したストリートビューの画像では、2018年10月の時点では何も工事が行われていないのに対し、2021年1月の時点では上記工事の真っ最中となり、2021年8月の時点では東西両側とも盛り土部分が完成していることがわかります。次いで、オーバークロス北側の取付道路のうち北半分も、東側のみ同様の工事が実施されました。
次のステップとして、2022年初頭から「オーバークロス南側の取付道路のうち北半分=阪急電鉄との交差に近い側=で同様の工事が始まる」とてっきり思っていましたが、2022年秋になっても手付かずです。これからその現状を紹介していきます。
2021年に築造された盛り土の拡幅部分は、実際の道路拡幅工事がまだまだ先なことから、いったんフェンスで囲まれています。地面を覆う枯草の様子が、工事途上で休憩状態になっていることを物語っています。ただ、これは当初からのプロセス通りであり、タイトルにある「拡幅工事ストップ」には該当しません。
こちらは、西側において盛り土が拡幅された部分と拡幅されていない部分の境界部分です。施工断面はブルーシートで覆われています。
こちらは、東側において盛り土が拡幅された部分と拡幅されていない部分の境界部分です。施工断面のブルーシートの上部には土嚢が設置されており、災害復旧工事のごとき様相です。
東側の盛り土拡幅完成済み部分の状況を、歩道上から見た様子。こちらの地面は雑草がなく綺麗ですね。
(つづく)