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浮浪節

余暇

サイト移動

2012年12月16日 | 
本とゲームのレビューは

http://ak74396.blog.fc2.com/

のサイトに移動する事にしました。

その理由はリンクでアマゾンで製品の画像貼りたいから。
ゲームも前は貼っていたんだけど、1に手順が画像DLして貼り付けるといった煩雑さがある事と、
2にまぁこんな弱小ブログだから関係ないんだけど一応著作権の問題が気に成ったから。
後はまぁGooブログでも出来るには出来るんだけど、初月は無料で翌月から何百円か取られるという事で・・・。
そんなに稼げる訳無いから、ここは撤退と(笑)


『排除の現象学』 イジメ

2012年07月17日 | 
『排除の現象学』で第1章70数ページまるまる扱っているテーマである。
1980年代のイジメ自殺の記事とその内容をベースに、差異を見つけそれを根拠に排除していこうとする集団行動について書かれている。
この場合の差異とは「~をする」という様な行為の差異ではなく、「~である」という状態の差異であり、
それ故ターゲットは次々に発見される形と成っている。
あるイジメが終われば、次の標的を見つけるのが実に簡単であり、
どこまでも執拗にイジメを行うとするものなのである。
そこではいじめられっ子はスケープゴートとしての役割が課され、集団の団結の為にこの排除される者を利用する。
現代ではITでいじめは巧妙化・悪質化したと言われたりするが、さてどうだろう、私は正直そうは思わない。
元々イジメは巧妙だったり悪質であり、ツールは違えど脈々と続いている。

80年代との違いで考えると学校よりも環境の激変が起こった職場でのイジメの方が、
実は深刻な事態に陥っているんではないかと思う。
もう子供じゃないんだから…と思う人も結構いるかも知れないが、
大人の場合も子供の場合と同様イジメがあったとしても辞める訳には行かないのが現実だし、
そういう選択を強いられる側の方が不利な状況に追い込まれるという点でも学校と同じである。
特に職場は仕事を絡めて来るので、ただでさえ判明し難いイジメが更に判断し難く成って来るし、
最終的に自殺にまで追い込まれたとしてもその前にそのほとんどが退社している。
そしてこれも学校と共通点だが、大の大人がイジメを苦に自殺するとは言い難い。
結果としてその手の遺書が見つかるケースは少ないものの、
少なくない大人の自殺が職場のイジメを苦にしたものである可能性がある様に思われる。

何年も前に読んだ本で本棚の奥にしまってあるけど、読み易く読み応えのある作品なので一読をお勧め。
民俗学的な見地で書かれているのでイジメが主題ではないけど、そこらのその手の本よりも興味深く読めると思う。







アマゾン

2010年03月09日 | 
最近は大体本はアマゾンで購入する事が多くなった。
安いし多読がてら原書を買うようにしている。
大体行きか帰りの通勤で読む。
まぁ朝は弱いので帰りが多いけどね。
通勤時間が丁度ウォールストリートジャーナルThis Morningの時間位なので、
朝はそれをボーっとした頭で聞いている。
最近かなり分かる様に成って来た様な気がする。
気のせいかも知れないけど(苦笑)
まー言葉が聴き取れる様には成って来ていて後はそれを瞬時に理解、
変換出来るかって話じゃないかと・・・。
日々の積み重ねは結構大きいんじゃないかと思う。
全くテスト受けていないから上達の程は不明だけどね・・・。

中々に商売上手なのかそれとも偶然なのか、
一度購入すると次に欲しい物リストにぶち込んでいて在庫なし、
とか配送に1~3週間とか書かれていた物が在庫ありになったりする。
そして思わず購入してしまう(笑)
こうして読んでないままの本が何冊か溜まって来た。





経済小説

2009年12月31日 | 
経済小説は時々読む。
そういや本屋で山崎豊子の『不毛地帯』が平積みされていた。
あれは日商岩井の話だったか瀬島龍三の話だったかな。
瀬島だと伊藤忠か。
とにかく結構前の作品だと思うけど流行ってるのかなぁ・・・。
昔は城山三郎とか清水一行とか読んでいた。
結構、商社物とか金融物が好きだった。
経済小説は時事的でもあるけど、それ以上に何と言うか気楽に勉強出来る感じなのだ。
ストーリーもある訳で物語でもあるけどそこが他の文学作品との違いだと思う。
気楽に読めて為にも成る本みたいな。
特に商社物だと旅行記っぽいと言うか地理の勉強にも成ったりする。
そういう意味で私は黒木亮が一番気に入っている。
外銀系の話はストーリーよりもそれを追う過程で様々な知識が身に付くのが良い。
ストーリー自体だとどうだろう、高杉良の方が面白いかな。
題材というか扱う対象の違いなんだろうけど、黒木氏の作品はあんま人間関係ドロドロ~って感じではない。
高杉氏のはもうドロドロで同じ様な証券業界扱ってる話でこうも違うかって位(笑)
ここら辺は経済小説でも新しい時代の書き方って感じなのかも知れない。
とにかく時事ネタとしては共通の面があるけど、
その背景の知識を掘り下げるのとニュース的な側面を掘り下げるのとの違いなのだろう。
そういう意味では娯楽としても追う側面が違うから、
黒木氏の場合は合わない人はほんと合わないんじゃないかなーと思う。
ストーリー追っていくのも前提知識とか無いとキツイだろうし、
ちょこちょこ参照していたら展開が鈍くしか感じられないだろう。
金融系だと幸田真音とかも気に入ってる。
幸田氏だと金融系にサスペンス加えてる感じだろうか。
『傷』とか…ちょっと感傷的だけど面白かったなぁ。
まっ金融系のばかり読んでるからそういう風に見えるんだろう(苦笑)
各人色んな題材で書いてるけど金融分野で見ると個人的にはそういう印象。
今、黒木亮『シルクロードの滑走路』を読んでいるけど、
これも一応航空機ファイナンスが題材なんだけどこちらはちょっと旅行記風。
地理の勉強に役立つ。
結構扱ってる国の背景をさらっと知るのに役立つ作品が多い。
確か『アジアの隼』とかもそんな感じで描かれていた気がする。
あれはドイモイ政策当時のベトナムだったかと思う。
何年も前に読んだのでうろ覚え(苦笑)
次の5年位で黒木亮とか幸田真音とかの作品がドラマ化されたりするんじゃないかなぁなんて思う。
って言うか個人的には漫画ベースのドラマよりこっちの方がよっぽど面白いと思う。
ハゲタカとかも好評だったし、案外結構視聴率取れると思うんだけどな~。
まっそういうの見たいという贔屓目もあるけど・・・。