昨日紹介した、判例で書くシリーズの刑事訴訟版です。刑訴は学説と判例の乖離が大きく、特に判例を主体とした本が少なかったため、もっとも要望が高かったと言えます。数々の重要判例について判例を深く知るにはもってこいの本です。
但し、近時本試験の傾向として判例がそのまま出ることは少なく、むしろ判例を応用させる問題が多いので、答案例丸暗記は避けましょう。あくまで、判例をより深く理解する素材として使用することをおすすめします。
また、判例だけに留まらず、予備校テキストでは穴になりがちな知識、たとえば公判手続の基本原理・公判期日外の証人尋問・聴覚障害者の訴訟能力などが問題として掲載されていて、勉強になります。
ただ、刑訴判例の結論にはかなり公益優先になっているものもあります。こういう判例で書く解答は、個人的には「理由付けが苦しいな、説得力が弱いな」という印象を持っています。ですから、使えそうな問題だけ構成・マーキングして、性に合わない問題は放置しました。民訴編ほどは勉強しませんでした。
なお、第3版(民訴は第2版)になり、ページ数が急激に増えましたが、半分以上は判旨紹介ですので実質的には増ページはそれほどありません。
但し、近時本試験の傾向として判例がそのまま出ることは少なく、むしろ判例を応用させる問題が多いので、答案例丸暗記は避けましょう。あくまで、判例をより深く理解する素材として使用することをおすすめします。
また、判例だけに留まらず、予備校テキストでは穴になりがちな知識、たとえば公判手続の基本原理・公判期日外の証人尋問・聴覚障害者の訴訟能力などが問題として掲載されていて、勉強になります。
ただ、刑訴判例の結論にはかなり公益優先になっているものもあります。こういう判例で書く解答は、個人的には「理由付けが苦しいな、説得力が弱いな」という印象を持っています。ですから、使えそうな問題だけ構成・マーキングして、性に合わない問題は放置しました。民訴編ほどは勉強しませんでした。
なお、第3版(民訴は第2版)になり、ページ数が急激に増えましたが、半分以上は判旨紹介ですので実質的には増ページはそれほどありません。