メメント・モリ

このブログでは司法試験関連の受験日記・講座・書評について色々掲載していきたいと思います。

雑談:合格発表

2005-09-23 11:15:55 | 司法試験:雑談
 皆さんは、試験の合格発表はネットと現場(掲示場所)、どちらでご覧になるでしょうか。
 私の場合、合格を確信した択一以外は、かならず現場に足を運ぶようにしていました。ネットだとどうしても現実味がないからです。(口述はわざわざ東京に行く手間と費用がもったいなくて行きませんでしたが)。

 現場に行くと帰りがしんどい、時間がもったいない、知り合いと会うのが嫌、など色々意見があると思います。しかし、個人的には、一年頑張った結果については、ちゃんと実物をみて確かめたい、という気持ちがあり、特に論文は毎年発表場所に行くようにしていました。
 そうはいっても、当日は朝から緊張して、何回も行きたくなくなり、頭はふらふら、吐き気はするし、大変なのですが・・・それでも行く価値はある、と思います。なお、合格を確信していた4度目の論文試験で、不合格を知ったとき、発表場所がトラウマになって、電車から見る度に動悸がしていたのですが、不思議なもので、合格したらそんなもの、すぐに無くなりました。

 択一試験の発表場所も、なかなか感慨深いものがありますが、論文試験は本気で試験に取り組んだ人だけが集う場所ですし、それぞれの思い入れが集約されるところなので、一種独特の雰囲気を醸し出しています。
 発表後の現場は、合格者よりも、そうでない人の方が多いです。また、そういった方は茫然自失としてその場にとどまっているのでよけいに目に付きます。楽しくない光景ではありますが、それを見ると本当に「頑張っていたのはじぶんだけじゃないんだな」という現実を目の当たりにします。安穏と暮らす日々の生活では見られない、リアルな受験生の姿がそこにあります。

 今年受験した人はもちろん、そうでない人も(特に今後の身の振り方を考えていらっしゃる人)是非現場に行かれることをおすすめします。きっと何かしら思うところがあるはずです。