メメント・モリ

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問題集:司法試験口述過去問集 LEC 早稲田セミナー

2005-09-17 17:06:35 | 司法試験:問題集
ご無沙汰しております。
そろそろ、論文合格発表前の時期になりましたので、口述対策がてらに、過去問集を再びご紹介します。過去の記事は記事末尾のリンクをご覧ください。

辰巳、LECの単年度版は論点解説や参考文献、判例なども掲載があり、丁寧ですが、口述本試験の対策としては問題量が少ないので、通年度版も入手する必要があるでしょう。昔は早稲田しか発売していませんでしたが、今はLECも通年度版を発売しています。
現在まで口述の勉強を全然していない人は、早稲田の通年度版では量が多すぎて不安をあおるだけなので、LECのものがいいでしょう(こちらは平成12年~)。
また、勉強が進んでおらず、論文の結果には期待が持てない、という方は、とりあえず論文の復習と、苦手分野の克服に努めてください。

さて、合格発表~口述本試験まであと一月少しです。
いまから口述の勉強をはじめられるかたは、論文発表までは、2科目あるいは3科目準備するのがやっとです。この場合、人それぞれでしょうが、苦手科目からはじめてはいかがでしょう(直前になって不安にならないため)。個人差がありますが、暗記部分の多い民訴からはじめるのがいいのではないでしょうか。

口述の勉強では、何をおいてもまず「基本的な知識」がすらすらでてくるようにする必要があります。定義の暗記や条文の要件効果など、重要なものであやふやなところはしっかりと予習してください。また、不得意分野もこの機会に克服した方がいいです。この際、口述本試験では当該分野がどのように出題されているか、という点も注目しておくと、不安や疑問も解消されます。

なお、「定義」はたしかに暗記しておいた方がいいですが、そればかりに勉強時間を割かないように。定義は、概念の法的性質や、特徴を捉えた説明がなされていれば、それで十分です(超有名なものは除く。論文で書く機会があるかどうかで分けるのがいいでしょう)。試験官も話のとっかかりで聞くだけで、暗記力を試しているのではないでしょうから、過剰におそれないように。

また、条文そのままの定義は、論文試験では六法を参照できるので覚える必要はないのですが、口述ではそうはいかないので、これは忘れないよう、暗記してください。

次回は、論文本試験合格発表について

過去の記事はこちら
http://blog.goo.ne.jp/guidemanager/e/dcc45e6f73d278e2196ca92ea0410694 早稲田セミナー
http://blog.goo.ne.jp/guidemanager/e/0ce5aea4c286af21a70674ef4b67c03d LEC