週刊Grip

JRA競馬騎手マネージメント会社の日記

競馬の本

2005年04月06日 | Weblog
職業柄、本屋さんに行った時に必ずチェックするのが、『競馬コーナー』。
週刊や月刊、読み物など結構な種類がありますよね。
GRIPのジョッキーが連載させていただいているものや、
取材をしていただいたものは必ず読みますが、競馬本の中には、

「一体どこの競馬ファンが読むねん!」って思う本ってないですか?

好意的に読んでも、競馬を盛り立てようなんていう気持ちを感じないし、
安モンのゴシップ記事とワイドショーまがいの内容。

あれって何なんでしょう? 本当に面白いですか?

例えば「あのレースは騎手の判断ミス・・・」とか、「人気を裏切った・・・」等
のレースに関する批評に対しては、騎手自身も『競馬』という競技を
どういうものか理解しているので、厳しい意見があるのも納得しています。
でも、人間性がどうだとか、プライベートな部分まであることないこと
書かれるとそりゃ気分よくないですよ。
それが『競馬専門』を謳う媒体だとは到底思えない。

不思議なのは、そういう媒体のスタッフが恥ずかしげも遠慮も無く、
堂々とパスぶら下げて競馬場やトレセンにで出入りしていることと、
関係者しかいない場所で起こった出来事を、
ネタ提供している人間がいるということ。

「言論・表現の自由うんぬん・・・」 「ジャーナリズムうんぬん・・・」
それを言うなら「プライドは?」って聞いてみたい。

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