週刊Grip

JRA競馬騎手マネージメント会社の日記

ブログを読んでくれているみなさんへ

2005年10月19日 | 競馬
前回のブログ内容に様々な意見をいただきました。
すぐに何らかのコメントをさせていただこうと思ったのですが、
そうすることによって本来ブログを使ってファンのみなさんに伝えたい主旨と、
若干の違いが出てくる懸念もありましたので、更新を控えさせていただいていました。
しかし、「何の訂正もコメントもなく」というご意見もありましたので、
今回キチンと説明することにいたします。

まずはじめに、どういう理由であれブログを読んで不快な思いをされた方が
いらっしゃることに対してお詫びいたします。
確かにこちらの本意を伝えきれていなかった部分もありますし、
説明不足だったとはいえ、そういった思いにさせてしまったことに対して
申し訳なく感じています。

ただし、他所の掲示板やブログに書いているのではなく、
あくまでも自らのブログに書いていることという点は
何卒ご理解いただきたいと思います。

そういう意味からも、書いたコメントには責任を持っていますし、
発信元も明確にしています。公式云々と書かれた方もいらっしゃいますが、
それは各種の情報やデータに対しての占める部分が大きく、
このブログに限ってはそういう観点とは少し違った
位置づけにあると考えています。

書いている人間の主観や感情がないと、本来みなさんに伝えたいと
思っているようなことを表現しきれず、
単にあったことを説明するだけの内容になってしまいます。

『それが公式を謳う会社のブログだ』という方もいるかもしれませんが、
このブログの主旨は、自分が感じたことや思ったことを通して、
仕事の内容やジョッキーたちの素顔を見てもらうためだと考えています。

そのため、誤解が生じる可能性の考えられる場合のことも想定して、
『個人的な意見ですが・・・』と内容によっては付け加えてもいます。
ご覧いただいている方それぞれの考え方や感覚によって、
否定的な意見があることも理解できますが、前回分にかかわらず、
このブログはみなさんに意見や感情を押し付けているものではありません。
実際にあったことや伝えたいことを、自分の主観や感情を取り入れることによって、
わかりやすく表現しているつもりですし、逆にそういったものを
排除してしまうと単なる報告にしかならないと思います。

『公式とはそういうもの』という意見もあるでしょうが、
少なくともこのブログに関しては、こういう表現方法を使って
楽しく伝えていきたいと考えています。そういった意味から、
「どんなファンでもお金を払って見に来ている以上はお客さん」
という意見がありましたが、少なくとも自分の感覚では
そんな風には思えないことを正直に書いたわけです。

競馬場によく行かれている方はお分かりになると思いますが、
パドックやスタンドからはもっとひどい野次も聞かれます。
中には「○○死ね~」だとか「お前なんか落ちろ!」といったような
信じられない類のものまであります。こういう野次を飛ばす人たちに対して、
それでも『お客さんだから』とは思えないのです。

でも、「だからみなさんも同じように思いましょう」ではなく、
自分は思えないということを書いただけなのです。

コメントの中には、様々な提言をしてくださった方もいます。
Gripが考えなければいけないこと、騎手が考えなければいけないこと、
主催者であるJRAが考えなければいけないこと、
ファンのみなさんが考えなければいけないこと、
競馬が好きな人みんなが考えなければいけないこと…。

確かにたくさんありますよね。
すべての人にとっての100点満点の答えはないのかもしれないし、
現実的に難しい問題もまだまだあります。

でも、もっと競馬をたくさんの人たちに見て欲しいし、盛り上がって欲しい。
諦めないでそれぞれができることを一生懸命にやりたいと思っています。
ひどい野次を飛ばす人だって、競馬が好きだからわざわざ競馬場まで
足を運んで見に来てるわけでしょう。だったら、馬も騎手も競馬場も
すべて含めて見てください。エキサイトすることもあるでしょう。
腹の立つこともあるでしょう。好き嫌いもあるでしょう。
だから何も声援だけを送ってほしいと思っているわけじゃありません。
人を傷つけるような野次や行動は最低限やめてほしいだけなのです。

間近で騎手を見ている立場で言わせていただくと、心無い野次や行動で、
その他多数の方へのファンサービスができなくなるのは、
騎手にとっても本意ではないと思います。

どなたかも書いていらっしゃいましたが、サインやイベントでプレゼントした
グッズがその日のうちに転売されていたこともありました。
貰ったものだからどうしようと勝手なのかもしれないですが。

例えばウイナーズサークルのような限られた時間内でしかサインできない場合、
はじめから転売目的の人にサインをしたために、本当に大切にしてくれる人に
できなかったことも結果的にはあった可能性もあります。
こういうことが極力なくなるようになってほしいんです。

タレントさんや歌手の中には、こういったことを避けるために
サインはしないという方たちも実際にいらっしゃいます。
それだってある意味、苦渋の選択だと聞きました。

騎手の中にもそういったことを懸念してという理由でサインを積極的にしない人もいます。
こういうのってなんか寂しいじゃないですか。

競馬場やイベント会場が、いつ誰が来ても楽しくエキサイティングな
場所になるよう、微力ではありますがGripなりの立場でこれからもがんばっていきます。

前回のブログに対して意見を書いてくださった方はもちろんでしょうが、
Gripも競馬が大好きです。
これだけはお互いに理解しあいたいと願っています。

最後に、否定的な意見もいただきましたが、それに対して荒らされたなどとは思っていません。
しかし、今回の内容に関してのご意見などがありましたら、
このブログの主旨をどうかご理解いただき、今後はメールやお手紙でいただきたいと思います。

たくさんのご意見への感謝とともに、ご不快な気分にさせてしまった方へお詫び申し上げます。


さて本日より、JR京都駅前・伊勢丹にて『LIVE! JRA展』が始まります。
様々な展示物やイベントが盛りだくさんありますので、
お時間のある方は、どうぞお越しください!
来週月曜日までの開催です。

木曜日は四位騎手&池添騎手。金曜日は祐一騎手と園田の岩田騎手。
オープニングの本日は、杉本清さんと若槻千夏ちゃんのトークショーに、
シークレットゲストとして、ジョッキー2名が登場しますよ。

仕方ないかもしれないけれど

2005年10月12日 | 競馬
東京競馬場でのユーイチキャップ即売会時の様子について、
色々とコメントをいただきましたので、一言書かせてもらいますね。

最終レース終了後にゴール前の特設ステージで、
キャップの手渡し会があったのですが、
確かにありましたね~ヤジが…。

みなさんのコメントでも意見が分かれていますが、
個人的な意見を言わせてもらえれば、

ある意味 どっちもあり かなと。

実は、検量室から会場に向かうまでの地下馬道を歩きながら、
ユーイチ騎手自らも言ってましたよ。
「ヤジられるやろなぁ」って。
まあ、これも人気馬に騎乗していたからこそでもあるし、
競馬という競技のジャンルを考えれば、
ある程度は仕方の無いことなんでしょう。
馬券がハズれて何かにぶつけたい気持ちも、
わからないわけではないですし、そういうヤジを聞いた他多数の人が
イヤな気持ちになるのも勿論わかりますよ。

でもあの時、正直思ったことは、

そんな遠くからヤジってんなよ! かなぁ(笑)

こういう時にいつも感じるのは、こちらが何にも言い返せないのをわかって
やってるなと。本当に自分のやっている行為に自信があるのなら、
目の前の見えるところに立って、沢山の良識あるファンの皆さんに
囲まれている場所で同じように言ってみたら?

これはヤジの話じゃないんですが、勝利騎手がウイナーズサークルで
表彰式や写真撮影の後に、ファンのみなさんへサインする機会って
よくありますよね。次のレースの騎乗の有無や、検量の時間などの都合もあり、
毎レース全ての騎手がしているわけではないのですが、
ある騎手がサインをしていた時のこと。
彼は次の検量のタイムリミットギリギリまでサインしていたのですが、
当然すべての方にすることはできず、戻ろうとした時に20代か30代の男性が一言。

「せっかく待ってるねんからサインしろや!」

はあ?サインしろ? いくらなんでも聞き間違いだろうと思い横にいた自分は、
柵越しのその男性に向かって、「はい、何でしょうか?」と聞き返すと、
さっきの倍ほどの大きさで、

「サインくれや!」

こんなヤツ競馬ファンですか?

JRAのかわりに200円返したるから帰ってくれって感じですよ。
言い返すのもアホらしいので無視しようとしたのですが、
あまりにも腹が立つのでひとことだけ言うときました。
(何を言うたかはナイショということで)

ヤジの話に戻ると、よく野球の試合でも飛び交ってますよね。
でも、楽しいものもあるじゃないですか?
自分が考えるにヤジも、

センスとモラルが必要 

なんじゃないでしょうか。
中傷するだけの汚いヤジなんて、0点ざんすよ。

盛り上がってきました

2005年10月10日 | 競馬
昨日、東京競馬場で行ったユーイチオリジナルキャップ即売会には、
雨が降る中たくさんの方にお越しいただきました。
本当にありがとうございます。

最終レース終了後に行われた、騎手イベントも盛り上がっていましたね。
後藤騎手プロデュースのこのイベント、なぜかジョッキー全員がヅラで登場。
『アフロ』『リーゼント』『おさげ』『ハゲ』の4チームに分かれての
ゲーム対抗戦。この姿を見て、ゲストのボブ・サップ選手は、
いったいどう思っていたのでしょうか(笑)

さてさて、秋競馬もG1シーズン真っ盛りということで、
ジョッキー出演のイベントも次々と開催されていきます。

まず、今週木曜日に大阪・心斎橋Gate-Jで行われる、
ラジオ大阪『ドラマティック競馬』の公開録音イベントに、
ユーイチ騎手と後藤浩輝騎手が出演。
後藤騎手が関西のイベントに登場する機会はあまりないので、
仲良しユーイチとのトークは盛り上がるでしょうね。

続いて、京都・伊勢丹で翌週水曜日から行われる、
LIVE!JRA展にもたくさんのジョッキーが出演します。

20日(木)には、四位騎手と池添騎手。
21日(金)には、ユーイチ騎手と園田競馬の岩田康誠騎手が登場です。
そして、発表はしていませんがオープニングの19日(水)の、
杉本清さんと若槻千夏ちゃんのトークショーにも、
サプライズゲストとして、誰かが出演しますよ~。
これは、当日見に来られた方の楽しみにしてもらえるよう、
シークレットにしておきます。
このイベントは、いずれも入場無料ですので、
みなさんどうぞお越しください!

また、菊花賞当日の京都競馬場では、ジョッキー出演の
チャリティーイベントも行われますので、
こちらのほうへも、是非ともお運びください。


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