週刊Grip

JRA競馬騎手マネージメント会社の日記

シャーガーCリポート #5(ロンドン3日目編)

2006年10月06日 | 競馬
この日は、夜のレセプションパーティーまでフリータイム。
いつもの海外遠征時には、まったくと言っていいほど観光をしないのですが、
今回はある意味リラックスできるレース環境だったので、
せっかくのロンドン滞在を楽しもうということになりました。

結局、選んだ先はと言いますと、大英博物館



古今東西・世界中の美術品や考古学関連のあらゆる物が展示されている、
世界最大級の博物館のひとつ。しかも入場無料。
写真でお見せすることができないのが残念ですが、
歴史好きの祐一騎手は熱心に館内を見て歩いていました。

この日のランチは、ロンドン名物である、フィッシュ&チップスにしよう
ということで、街にあるパブレストランへ。





イギリスでは、こういったパブがたくさんあって、
夜はビールを片手に仕事帰りの人たちがワイワイやるようなお店が、
昼間はランチが食べられるレストランのようなファーストフードのような
お店になっているんです。で、出てきましたよフィッシュ&チップス。



チップスとは日本で言うフライドポテトで、その横に白身魚のフライが
ドデ~ンとのっかているシンプルなもの。これがロンドンポピュラー。
それにしてもスゴイ量!

味はシンプルで確かに美味しい。でもね、このボリュームでしょ?
食べ続けてると、ちょっと飽きてくるかなぁ。



大量のフライドポテトをあっさり食べるために、ワインビネガーを
振ると食べやすいと教えてもらいましたが、それならもう少し量を
少なくしたほうがええんちゃいますのん?
これ、フィッシュもポテトもぜ~んぶ 揚げ物 ですから。

夜は翌日に控えた、シャーガーCのレセプションパーティー。
出走馬のオーナーをはじめとする関係者が集まって
盛大に行われました。日本だとこういうパーティーの多くは、
立食形式になっているのですが、全員着席のフルコースディナー。
しかも、めっちゃ時間が長い。集合時間が午後7時45分。
会場に着くやいなや、

「まあまあ、食事が始まるまでゆっくりとシャンパンでも」

みたいな雰囲気でシャンパングラスを渡され、1時間ほどの談笑タイム。
こんな感じに慣れていないのは僕たち日本人だけで、
あとの皆さんはエンジョイされていうご様子。
負けじと、その雰囲気に溶け込もうとするのですが、
いかんせんEnglishがわからへん。
そらそうでしょ。たった3日の滞在でヒアリングできるようになるほど、
普段から英語に慣れ親しんでませんからねぇ。
『談笑』タイムではなく、『笑』タイム。
スマイルオンリーの1時間 でした。


ようやく始まったディナータイムは、まずVTRで出場騎手の紹介。
そして騎手、調教師へのインタビューなどがあってからスタート。





一皿目が登場したのは午後9時前。ここからもまた、ゆ~っくりと
進行していきます。しかもレース前日ということでお酒も飲めない。
でも、こんな機会なんてそうそうあるもんじゃないしね。
そう自分に言い聞かせながら、楽しんでいたようです。
結局、競馬場を後にしたのは午後11時を回ったぐらい。



いよいよ次回は、メインイベント・シャーガーCの模様をお送りします。