横須賀うわまち病院心臓血管外科

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心臓外科医の往診・外科医の機動力

2019-03-16 07:22:08 | 心臓病の治療
主に紹介された患者さんを診療することが多い心臓血管外科ですが、専門医として相談された場合は、特に入院中などは積極的に往診しています。昨日も近隣の病院から、大動脈解離の患者さんの相談を受け、お話を聞く限り、保存的治療の可能性が高いと思われたため、まずは往診して患者さんの病態を把握し、患者さん、ご家族への説明、今後の治療方針などについてアドバイスしてきました。これにより、無駄な患者さんの移動などないようにしています。以前、大動脈解離を疑われて救急搬送されたのに、診断が違って長距離の不必要な移動をさせてしまった経験があります。CT画像を一瞥するだけなら、今は携帯電話で簡単に画像転送も出来ます。それですむ場合も少なくないのですが、実際に患者さんを診る必要がある場合は、移動可能な範囲で機動力を活かしてドクターの方が動くほうが効率的な場合も多々あります。こうした往診は大動脈疾患のことがほとんどです。

かつて、僻地の病院で積極的に訪問診療や救急の現場出動していた経験が身に付いているためかもしれませんが、地域の医療機関や患者さんとの結び付きを強めるためにも、こうした機動性は重要と思います。

しかしながら、最近は心臓血管外科医以外のドクターにも大動脈疾患や血管疾患の知識が普及してきて、診断や病態な把握が的確な事が多くなっていることも実感します。
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心臓外科医の往診・外科医の機動力

2019-03-16 07:07:16 | 心臓病の治療
主に紹介された患者さんを診療することが多い心臓血管外科ですが、専門医として相談された場合は、特に入院中などは積極的に往診しています。昨日も近隣の病院から、大動脈解離の患者さんの相談を受け、お話を聞く限り、保存的治療の可能性が高いと思われたため、まずは往診して患者さんの病態を把握し、無駄な患者さんの移動などないようにしています。以前、大動脈解離を疑われて救急搬送されたのに、診断が違って長距離の不必要な移動をさせてしまった経験があります。CT画像を一瞥するだけなら、今は携帯電話で簡単に画像転送も出来ます。それですむ場合も少なくないのですが、実際に患者さんを診る必要がある場合は、移動可能な範囲で機動力を活かしてドクターの方が動くほうが効率的な場合も多々あります。こうした往診は大動脈疾患のことがほとんどです。

かつて、僻地の病院で積極的に訪問診療や救急の現場出動していた経験が身に付いているためかもしれませんが、地域の医療機関や患者さんとの結び付きを強めるためにも、かうした機動性は重要た思います。
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