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横須賀総合医療センター心臓血管外科

お気軽にコメントいただければ、一般の方の質問にも心臓血管外科専門医が答えます。

横須賀市立うわまち病院心臓血管外科として最終年の業績

2025-05-16 18:56:34 | 心臓病の治療
2024年の横須賀市立うわまち病院からの学術業績としては、おそらく医局の関連施設の中で最も多く、日本胸部外科学会関東甲信越地方会の過去三年間の発表数でも、榊原記念病院に次いで第2位の発表数となっております。
 横須賀市立総合医療センター心臓血管外科となってからも学術的なアクティビティを維持して積極的に学会での学びを継続したいです。

◆佐野太一,安達晃一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝.冠動脈バイパス術後狭心症再発症例に対する低侵襲冠動脈バイパス術の一例.心臓 Vol.56 No.5 p488 – 491, 2024.
◆佐野太一,安達晃一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝.僧帽弁形成術3年後に発生した左主幹部狭窄による急性冠症候群に対して、緊急ハイブリット冠動脈血行再建で救命した一例.心臓 Vol.56 No.12 p1150 – 1155, 2024

◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.Transabdominal MIDCAB:5例の完遂と2例の術式変更症例の経験.第54回日本心臓血管外科学会学術総会,浜松,2024年2月22日-24日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.Narrow Chest症例に対するMICS-MVPの視野確保の工夫.第54回日本心臓血管外科学会学術総会,浜松,2024年2月22日-24日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.急性A型大動脈解離の近年の成績改善の原因因子の検討.第51回日本集中治療医学会学術集会,札幌,2024年3月14日-16日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝、山口敦司.腸管虚血症例における虚血範囲同定のためのSPY-PHI蛍光イメージングシステムの有用性.第52回日本血管外科学会学術総会,別府,2024年5月29日-31日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.BITA使用のMICS-CABGにおいて、RITAの採取長不十分だった2症例の経験.第195回日本胸部外科学会
関東甲信越地方会,宇都宮,2024年6月15日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.MICS手術においてSignet遮断鉗子による遮断不十分による心筋保護トラブルの危険性.第8回日本低侵襲心臓手術学会学術集会,大分,2024年7月5日-6日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.MICS-CABG導入により循環器内科の閾値が下がる パネルディスカッション.第28回日本冠動脈外科学会学術大会.東京,2024年7月11日-12日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.MIDCABのLITA採取における視野展開の工夫.第29回日本Advanced Heart&Vascular Surgery/OPCAB学会,東京,2024年7月13日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.新しいPTFE帯状織布による急性大動脈解離断端形成における有用性.第65回日本脈管学会学術総会,東京,2024年10月24日-25日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.LITA-LADから始めるMICS-CABG:ビギナーにおけるITA採取のコツ.第77回日本胸部外科学会定期学術集会,金沢,2024年11月1日-4日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.へき地ならではの経験がその後の外科医修練に役立つ 学術集会特別企画.第86回日本臨床外科学会学術集会,宇都宮,2024年11月21日-23日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司.弁膜症MICSスタートアップにおけるピットフォールとその予防 ビデオシンポジウム.第86回日本臨床外科学会学術集会,宇都宮,2024年11月21日-23日.
◆安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝,山口敦司. MICS-CABGを標準術式にすることによる臨床的利益 外科シンポジウム.第37回日本冠疾患学会学術集会,東京,2024年11月29日-30日
◆田島 泰,安達晃一,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.弓部大動脈瘤に対して大動脈瘤内コイリングを併用したZone1 TEVARを施行した2治験例.第65回日本脈管学会学術総会,東京,2024年10月24日-25日.
◆田島 泰,安達晃一,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.EVAR後、多発性Endoleakに対してdouble D techniqueを用いて治療した一治験例.第52回日本血管外科学会学術総会,別府,2024年5月29日-31日.
◆田島 泰,安達晃一,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.Minimally invasive AVRを施行した高齢患者における術後身体活動および手術成績の検討.第29回日本Advanced Heart&Vascular Surgery/OPCAB学会,東京,2024年7月13日.
◆田島 泰,安達晃一,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.Efficacy of 4-branched frozen elephant trunk prosthesis for aortic arch repair via partial upper sternotomy.ISMIC S2024 WORKSHOP,大阪,2024年11月9日.
◆田島 泰,安達晃一,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.Partial upper sternotomy approachによる弓部大動脈瘤手術におけるFrozen Elephant Trunkの有用性の検討.第86回日本臨床外科学会学術集会,宇都宮,2024年11月21日-23日
◆玉井宏一,新井大輝,佐野太一,田島 泰,安達晃一.SFA病変に対するDCB、DESを用いたEVTの中長期治療成績の検討.第52回日本血管外科学会学術総会,別府,2024年5月29日-31日.
◆玉井宏一,新井大輝,佐野太一,田島 泰,安達晃一.穿刺後吸引処置にてsub-massive PEに至ったと考えられる上腕部静脈性血管瘤の一例.第44回日本静脈学会総会,軽井沢,2024年6月13日-14日.
◆玉井宏一,新井大輝,佐野太一,田島 泰,安達晃一.Usability of Physician modified endograft using Holoeyes virtual reality system. Japan Endovascular Treatment Conference 2024,福岡,2024年6月14日-16日.
◆玉井宏一,新井大輝,佐野太一,田島 泰,安達晃一.臀筋跛行を伴う外腸骨動脈低形成に対して外科的血行再建を実施した一例.第65回日本脈管学会学術総会,東京,2024年10月24日-25日.
◆玉井宏一,新井大輝,佐野太一,田島 泰,安達晃一.A case of efficacy using Holoeyes virtual reality system in order to decide the preoperative planning of physician modified endograft for thoracoabdominal aortic aneurysm. 第77回日本胸部外科学会定期学術集会,金沢,2024年11月1日-4日.
◆佐野太一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝,安達晃一.AFMRに対して弁形成術を施行し良好な経過を得た一例.第194回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,宇都宮,2024年3月16日.
◆佐野太一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝,安達晃一.Four cases of spinal ischemia after surgery for acute aortic dissection.第52回日本血管外科学会学術総会,別府,2024年5月29日-31日.
◆佐野太一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝,安達晃一.AVR後Suicide Left VentricleによるMCS離脱困難となり、Apical Myectomyにより離脱できた一症例.第195回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,宇都宮,2024年6月16日.
◆佐野太一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝,安達晃一.Stanford A型(3br)に対してdebranch-TEVARを実施し良好な経過を得た一例.第31回日本血管外科学会関東甲信越地方会,川越,2024年9月7日.
◆佐野太一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝,安達晃一.成人型大動脈縮窄症に対して上行大動脈置換、人工血管バイパス術を施行した一例.第196回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,東京,2024年11月9日.
◆佐野太一,田島 泰,玉井宏一,新井大輝,安達晃一.A Case of Difficult Withdrawal from MCS Due to Suicidal Left Ventricle after Aortic Valve Replacement by Apical Myectomy :
Case Presentation Award.第77回日本胸部外科学会定期学術集会,金沢,2024年11月1日-4日
◆新井大輝,佐野太一,玉井宏一,田島 泰,安達晃一.急性大動脈解離術後に多尿・高Na血症を認め尿崩症と診断した一例.第194回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,宇都宮,2024年3月16日.
◆新井大輝,佐野太一,玉井宏一,田島 泰,安達晃一.上行大動脈置換術後中枢吻合部仮性瘤による人工血管虚脱を来した一例.第52回日本血管外科学会学術総会,別府,2024年5月29日-31日.
◆新井大輝,佐野太一,玉井宏一,田島 泰,安達晃一.頸部分枝分岐部にsoft plaqueを有する胸部大動脈瘤に対するTEVAR施行時の手術戦略.第31回日本血管外科学会関東甲信越地方会,川越,2024年9月7日.
◆新井大輝,佐野太一,玉井宏一,田島 泰,安達晃一,内倉叔男,布宮 伸,庄野敦子.
気管支圧排を伴う弓部大動脈瘤術後人工呼吸管理にElectrical Impedance Tomographyが有用であった一例.第196回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,東京,2024年11月9日.
◆新井大輝,佐野太一,玉井宏一,田島 泰,安達晃一.真性ケロイド体質患者へのMICS-CABGの有用性.第37回日本冠疾患学会学術集会,東京,2024年11月30日.
◆山田伊織,安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.心タンポナーデで発症した多発性悪正中脾腫の一例.第194回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,宇都宮,2024年3月16日.
◆山田伊織,安達晃一,田島 泰,玉井宏一,佐野太一,新井大輝.多発大動脈瘤切迫破裂
の一例.第195回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,宇都宮,2024年6月15日.
◆浅田恵美,安達晃一,田島 泰,玉井宏一、佐野太一、新井大輝.MICS-AVR術後にタコツボ型心筋症による心不全を発症した1例.第195回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,宇都宮,2024年6月15日.
◆安達晃一:講演.種々の心臓血管外科手術におけるニットパッチの使用経験.第54回日本心臓血管外科学会学術総会,ランチョンセミナー,浜松,2024年2月22日-24日.
◆玉井宏一:講演.低侵襲手術を目指した当科の取り組み.第26回OTAC研究会,横浜,2024年2月16日
◆安達晃一:脂質管理に関連した心臓血管外科疾患の治療.Kowa Web Seminar,Web開催,2024年7月12日.
◆玉井宏一,新井大輝,佐野太一,田島 泰,安達晃一.大腸癌術前に指摘されたAIODに対しhybrid therapyにて血行再建を実施した一例.第8回横横インターベンション研究会,横須賀,2024年8月1日.
◆玉井宏一,新井大輝,佐野太一,田島 泰,安達晃一.大腸癌術前に指摘されたAIODに対しhybrid therapyにて血行再建を実施した一例.第8回横横インターベンション研究会,横須賀,2024年8月1日,
◆玉井宏一,新井大輝、佐野太一,田島 泰,安達晃一.開胸開腹困難症例に対するPMEG実施の際の当院の工夫.第24回川崎大動脈研究会,川崎,2024年11月16日.
◆安達晃一:座長.心臓・初期研修医1.第195回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,宇都宮,2024年3月16日.
◆安達晃一:座長.心臓・弁膜症2.第196回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,東京,2024年6月15日.
◆安達晃一:座長.Rapid Fire セッション:弁膜症-大動脈弁2.第77回日本胸部外科学会定期学術集会,金沢,2024年11月1日-4日.
◆安達晃一:座長.ポスターセッション.一般演題.大動脈弁疾患に対する外科的治療.第29回日本Advanced Heart&Vascular Surgery/OPCAB学会,東京,2024年7月13日.
◆佐野太一:第77回日本胸部外科学会定期学術集会,Case Presentation Award
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自治医大さいたま医療センター心臓血管外科オンライン医局説明会2025

2025-04-28 18:15:14 | 心臓病の治療
  主に入局希望者向けに自治医大さいたま医療センター心臓血管外科ではオンライン医局説明会を催しております。今年は5月29日18時半から開催予定。
 詳細は、ホームページなどチェックしてみてください。
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ホームページ更新

2025-04-15 17:52:43 | 心臓病の治療
横須賀市立総合医療センターホームページ更新して、他の診療科に先駆けてチームの写真を載せてもらいました。
手術中の写真なども随時、新センターのものに切り替えていく予定です。
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新しい組織代用人工繊維布ニットパッチ®の心臓大血管手術における使用経験

2025-04-13 05:43:39 | 心臓病の治療
 急性大動脈解離の断端形成や左室壁の縫合など脆弱な組織の吻合を行う際はPTFEフェルトなど補強剤を用いて断端形成してから縫合操作を行うことで組織のカッティング予防や針穴出血の防止ができ、安全な手術に貢献している。
 新しいPTFE織布であるニットパッチ®は、組織代用人工繊維布として保険償還が認められたが、心臓血管手術における脆弱部縫合の補強に使用することは特に有用性がある。
 ニットパッチは従来のPTFE線維の不織布フェルトと違い、PTFE線維を密に編んだ基布にPTFEのマイクロパーティクルを含浸させてゼロポロシティとしたもので、従来の不織布フェルトよりも薄いが耐久性は同等で、とくに針穴からの出血もIn Vitroのデータでは半分以下と止血性に優れる。
 当施設でもニットパッチの心臓血管手術においての使用を経験しその有用性を実感している。
 使用実績として急性大動脈解離4例、上行~弓部大動脈瘤4例の内外二重断端形成、MICS-AVRにおける薄く脆弱な大動脈切開閉鎖の外側補強2例、AFMRに対する心房縫縮術の薄い右房壁縫縮の補強2例、左室形成術における左室縫合の補強1例(Exclusion Patchにも同素材品使用)、AVR術後PVFにおけるApico-Aortic Conduitの心尖部縫合における縫合糸の補強プレジェットとして使用した2例、AVR術後のSuicide Left V entricleにおけるMCS離脱不能例に対するApical Myectomy部の縫合部補強1例、Commando手術における大動脈および左房上壁修復1例に使用し、いずれも針孔出血はなく、止血操作が容易であった。
 針穴出血の少ない新材料の使用は手術時間の短縮と輸血需要の現象をもたらし、また薄い素材で大動脈内突出による内腔狭窄や溶血も予防でき有用である。パッチが薄く柔らかい点は組織の支持力がなく、容易に裏返ったりするため大動脈解離の断端形成には縫合時にコツと慣れが必要で、布の厚さや硬さが選べる容易になるとより操作性が向上すると考えられた。従来の不織布フェルトよりも高額であるが、ウシ心膜をよりも安価であり、出血が少なく輸血量が減少するならばコストも許容できると考えられる。

Experience with a new tissue-substitute artificial fiber fabric knitted patch in cardiovascular surgery

Introduction When performing anastomosis of fragile tissues, such as in acute aortic dissection, using a reinforcing agent such as PTFE felt to form the dissection before anastomosis prevents cutting of the tissue and needle hole bleeding, contributing to safe surgery. Similarly, the use of a reinforcing agent for suturing fragile cardiac tissue can also prevent bleeding at the suture site.

Objective To report on the usefulness of a new tissue-substituting artificial fibre fabric, the knitted patch, for the reinforcement of sutures in vulnerable areas in cardiovascular surgery.

Material Unlike conventional non-woven felt made of PTFE fibres, the knitted patch is made of a densely woven PTFE fibre base cloth impregnated with PTFE micro-particles to achieve zero porosity, which is thinner than conventional non-woven felt but has the same durability, especially in terms of bleeding through needle holes, which is less than half of that of conventional non-woven felt according to in vitro data, indicating excellent haemostasis.

Methods We report our experience with the use of knitted patches in cardiovascular surgery at our institution.

Results Two cases of acute aortic dissection, one case of internal and external double-sectioning of an ascending aortic aneurysm, one case of external reinforcement of a thin and fragile aortotomy closure in aortic valve replacement using a lateral small open approach, one case of reinforcement of a thin right atrial wall suture in atrial suture for AFMR, one case of reinforcement of left ventricular suture in left ventriculoplasty (Exclusion) One case of reinforcement of the apical suture of the Apico-Aortic Conduit in a PVF after AVR, one case of reinforcement of the apical suture of the Apico-Aortic Conduit in a Suicide Left V entricle after AVR, one case of reinforcement of the MCS in a case of failure to detach the MCS in a left ventriculoplasty (the same material was also used in the Exclusion Patch). In all cases, there was no needle hole bleeding and only bleeding at the displacement of the sutured tissue, which facilitated bleeding control.

Discussion The use of a new material with less needle hole bleeding is useful in reducing operative time and blood transfusion demand, and the thin material also prevents luminal narrowing and haemolysis due to intra-aortic protrusion. The thin and soft point of the patch does not provide tissue support and easily flips over, so aortic dissection transection requires knack and familiarity when suturing, and it was thought that easier selection of cloth thickness and hardness would improve the operability of the patch. Although more expensive than conventional non-woven felt, it is less expensive than bovine pericardium and the cost is considered acceptable if blood loss is reduced and transfusion volume is reduced.

Conclusion Knitted patches made of new materials improve the quality of cardiovascular surgery.
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うわまちホームシック

2025-04-09 08:12:00 | 心臓病の治療



昨日循環器内科のドクターと、うわまち商店街ですれ違って少し話したところ、うわまちホームシックに陥っており、仕事のついでにわざわざ旧病院を見にきたのだそうです。自分も、2007年からのお付き合いのうわまち病院、見にきちゃいました。すごく静かで、眠っているような佇まい、相変わらず入り口の桜は満開で素晴らしかったです。たくさんの思い出がつまったうわまち病院、安らかにお眠りください。
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京急久里浜駅前の横断幕

2025-04-09 07:37:00 | 心臓病の治療
久里浜駅前の横断幕、自分が命名した名前がデカデカと書かれてるってちょっと嬉しいです。ここから徒歩10分弱です。患者さんの中にはタクシーやバスで間違って国立の病院や浦賀の病院に行ってしまったという人もいました。定着まで少し時間がかかるのかもしれません。



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日本一のキンビエ

2025-04-03 07:01:57 | 心臓病の治療
横須賀の久里浜には日本一のキンビエビールがあります!フェリーターミナル裏の浴場の建物の一階にあるレストラン、活き造りなど出す魚中心のお店ですが、ここのビール、ほんっとに冷えてるんです!冷え過ぎていて、ジョッキの取手部分に、ホースが巻かれています。飲み終えるまでキンキンです。お店も、日本一のキンキンと称しています。
 このキンキンジャッキは生ビールとサワー限定だそうで、ノンアルコールビールは適応外だそうです。是非、徒歩かバスなどでいらしてください。
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なんでも名前を略さないと行けないの?横須賀市立総合医療センターのままでいーじゃん!

2025-04-03 06:43:00 | 心臓病の治療
 横須賀市立総合医療センターが開設してから1ヶ月が過ぎました。救急車の搬入台数や紹介状の数が倍増しているらしく、心臓血管外科としても、診療初日から緊急手術がはいリ、最初の週だけで4件の緊急手術があり、まあまあの滑り出しといえます。

 さて、時々聞かれるのですが、「なんて略すんですか?」と。横須賀総合?よこそう?
 わざわざ筆者が場違いな全体の新市立病院検討会の場でわざわざセンターって名称につけて欲しい、と提案して今の名前になったのに、センターって名前が入らない略称なんてありえません。せめて総合医療センター、医療センターくらいにして欲しいものです。我々職員としては、当センター、と説明していますので、必ず、センターをつけて欲しいです。絶対によこそう、とか、横須賀総合とかで終わるような呼び方しないで欲しい。

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警視庁からの電話

2025-03-20 23:29:42 | 心臓病の治療
 先日、集中治療医学会の参加中に警視庁の担当者からお電話をいただきました。なぜか08026487362という番号からで、筆者の名前、電話番号を知ったうえで、宮城県警からの捜査協力依頼を経て電話しているというのです。内容としては捜査の関係で宮城県警まで来てほしいというのですが、そもそも宮城県警から直接連絡してくればいいのになぜ警視庁が?と最初に思いました。交通費は出してくれるというので、日程の都合がつけば行ってもいいかなと思いました。ドラマでは普通、捜査員が容疑者のところに、県外でも出向いていくのが普通なので、ドラマと違うのかな?とも思いました。
 内容としては、宮城県内で特殊詐欺の容疑で逮捕された人が筆者のキャッシュカードを所持しており、そのカードを特殊詐欺に使用していたようだというのです。それで、筆者が容疑者として捜査対象になっているというのでした。容疑者?と驚いて反応した時点で、電話を切られてしまい、こちらからかけなおしてもつながらなかったです。もう少し詳しい話を聞きたかったのですが、途中で終わって残念でした。その後、警察からの連絡がありません。

 最近のテレビやネットのニュースをみると、同様の電話が多くの人にかかっており、そこからオンライン面談(捜査?)を受けたのちに高額のお金を振り込むという詐欺のようなのですが、そうやったらお金を振り込むように持っていけるのか想像できません。特殊詐欺にしても無理があるような気がしますが、実際に騙される人もいるようです。
 ニュースでは新宿警察署から、奈良県などの県外の県警からの捜査協力依頼でかけているらしく、また、かけてくる電話番号の下4桁が0110で、110番号に近いので最も警察らしい番号だったり、実際に新宿警察署の番号だったりするそうです。これは、表示される番号を操作するサービスがあるらしくそれを利用しているそうなのです。
 みなさんも気を付けてください。
 
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大動脈解離の手術における新しいオープンベアステント

2025-03-11 23:26:05 | 心臓病の治療
 欧米では急性A型大動脈解離において、上行大動脈にPrimary Entryのある症例では上行大動脈置換に加えて専用のベアステントを末梢側吻合部から下行大動脈に向かって挿入することで、遠位側吻合部の新しいエントリーを回避でき、術後のリモデリングが良好になるとで普及しつつあるということである。現在の日本の急性大動脈解離では約半数が弓部置換プラスオープンステントで上行大動脈置換の頻度は低下しているようであるが、エントリー切除が上行大動脈置換でできる症例ではこの方法でより低侵襲、短時間に手術が可能となる。早ければ2026年に日本国内でも販売される模様で、現在の日本の大動脈解離手術に大きな影響を与える可能性がある。
 本日筆者はアメリカから来日した製品担当者と話をする機会があったが、約8割の急性大動脈解離に対して上行置換を選択している当グループにおいては最も恩恵を受ける製品になると確信した。
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横須賀市立総合医療センター心臓血管外科緊急手術で始動

2025-03-11 23:19:50 | 心臓病の治療
 3月1日、横須賀市立うわまち病院から横須賀市立総合医療センターへ引っ越しを行い、手術器具の動作確認などを経て実際の診療は3月4日の外来から開始となりましたが、実際は3月3日の月曜には急性冠症候群の患者さんの紹介があり転院を受け入れて3月4日の朝から緊急手術で幕開けを迎えました。その後も緊急の依頼があり、3月6日に2件の緊急手術、3月8日にも前日緊急入院した患者さんの緊急手術は入り、最初の週に4件の緊急手術でスタートとなりました。
 3月10日に予定手術のあとも緊急手術が入ったのでスタートから10日の間に5件の緊急手術を実施しました。
 建物にはまだまだなれていませんが手術室の環境は慣れたスタッフとなれた器材でうわまち病院時代となんら変わりなく実施できています。手術室が広くなって少し快適なような感じがします。
 明らかに患者さんの居住空間はICUでも一般病室でも改善されています。
 ただ一つの難点は建物が大きくなって移動距離が長くなったので、毎日院内で10,000歩以上あるくということです。
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横須賀市立総合医療センター紹介動画

2025-03-04 17:46:08 | 心臓病の治療
ホームページに掲載されている紹介動画を添付します。
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若造のくせに、上のものを出せ!と患者さんに言われたら

2025-03-04 06:13:07 | 心臓病の治療
 筆者は自治医大の卒業生としてへき地の病院に6年間勤務しました。その当時は20代~30代前半ということもあり、タイトルのような経験を幾度ともなく経験しました。
 田舎の診療はそれまで在籍していた年配のドクターの引継ぎだったりすることもあり、いわゆるエビデンスとはかけ離れた昔の慣習的な医療を求められることも多数ありました。
 しかし、地域での医療を継続的に行っていくためにはいくつかの妥協は必要です。これは意味がないと思っても、患者さんが満足してまたクリニックに来てくれるということであれば、徐々にそうした医療はしない方向に持っていくことにして、ある程度は許容してあげるひつようがあります。
 自分のいう、エビデンスのない医療とは、ウィルス感染に抗生剤を処方したり、必要ないのに湿布薬処方を強要されたり、不要な点滴、トリガーポイント注射、膝関節のアルツ注射などなどです。「自分はこの薬があっているから」と言われ適切な処方変更ができないことも多々ありましたが、気長に相手の気持ちが受け入れ可能となるまで何度か外来で会って、信頼関係が構築されてから変更するという手もあります。
 地域医療では一回で治療を完結させないのがコツ、と先輩医師に言われたことがあります。信頼関係が構築されれば意外にすんなりこちらの言い分を受け入れてくれることが多いと思います。

 新しく横須賀市立総合医療センターが開院し、横須賀市立うわまち病院が中身そっくり移った形態ではありますが、新規の病院の意識で、初診を忘れずに、患者さんに足を運んでもらう病院を目指したいと思います。

https://www.m3.com/news/general/1251780 の筆者による投稿記事より
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タイトル変更しました = 横須賀総合医療センター心臓血管外科

2025-03-03 13:37:23 | 心臓病の治療
 横須賀うわまち病院心臓血管外科のタイトルを、病院移転および本日からの診療開始に伴い、横須賀総合医療センター心臓血管外科にタイトル変更させていただきました。
 実はこのブログは、筆者が初めて心臓血管外科部長として2007年に赴任した湘南鎌倉総合病院時代の心臓血管外科関連勉強のサイトから端を発し、横須賀うわまち病院を経て、現在の横須賀総合医療センター心臓血管外科へと今年で18年目となります。筆者もそろそろ定年が見えてくる年齢になってきましたが、現在の施設が軌道にのるまでが自分のミッションと思い引き続き頑張ります。どうぞこれからもよろしくお願いします。
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京急久里浜駅から横須賀市立総合医療センターまで徒歩所要時間

2025-03-03 13:33:13 | 心臓病の治療
 京急久里浜駅から横須賀市立総合医療センター入口まで徒歩での所要時間は大人の男性の足で約11分でした。年配の方や女性、子供場合は20分くらいを想定した方がいいように思いました。
 天神社横の道路から公園に入る坂を上って入るのが最短ルートのようです。
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