タウンハウス内を散歩していて出くわした花。
ここ数日で咲いたのだろう。
学生の時に実験で使った、三角フラスコや試験管を洗うブラシに似ている。
というか、そのまま、である。
この木はなんという名前なんだろう。
調べる手段もないし、調べるのも面倒くさいので、名付けてみた。
それが、「実験器具洗いブラシの花」。
なんともセンスの無いネーミングである。
情熱の赤の華やかな花なのに、なんだか寒さを感じてしまうのは、冬の寒い中、研究室の流しの前で、何十個という三角フラスコを冷たい水を使って洗っている姿がフラッシュバックされるからだろうか。
散歩を進めると、数日前かなり小さなつぼみだったバラが、咲き始めていた。
四季の無いカルフォルニアではあるけれど、植物はやはり春を感じ取り、芽吹いてきてるんだろうなぁ。
写真の構成が、ちょっと蓮の花っぽい。
では、今日の悠さん。
こうやって正面の写真を見ると、悠さんの耳が立っている(起きている)のが、すごくよくわかる。
この耳の立ち方は、私にそっくりだ。
昔、鏡を見ていて何か違和感を感じていたときに、それが自分の耳が立っていることだと気付き、遺伝子探しをしたことがある。
父でない。
母でない。
そうして、お座敷のおじいちゃんの遺影を見て、そこに遺伝子を発見した。
だから、悠さんのこの耳は、曾おじいちゃんの遺伝子である。
と、ここまでブログを書いていたら、パパが突然、大きな声ではっきりと寝言を言った。
「もう、なんでそんなことばっかりするんだよ、お前は本当に」と。
眉間にしわを入れて、顔も怒っている。
・・・悠さんが一瞬震えた。
私も、びっくりして一瞬心臓が止まった。
何か嫌なことでもあったのだろうか。
かわいそうに・・・