GreeneryPark日記

-おとなし おっと@管理人の日々のつれづれ-

観劇『見上げてごらん夜の星を』

2014-05-14 | 演劇鑑賞
演劇の鑑賞会で『見上げてごらん夜の星を』(劇団イッツフォーリーズ公演)を観た。


○あらすじ
劇団の創立者でもある作曲家のいずみたくが、初めて作った和製ミュージカル。
CMの曲を作っていたいずみたくに永六輔がミュージカルを作ろうと台本を持ち込む所から始まる。
高度経済成長期、定時制に通う6人の男子生徒達。
机の中には、昼間に同じ席に座る女子生徒からの手紙が入っていることがあり、
生徒たちはどんな人だろうと思いをはせる。
ある時、机の中に財布が忘れられていた。
生徒の1人が会社が危なくて給料が出ず授業料を払えないと知り、
主人公が立て替えることに。
だが、手持ちでは足りず、とっさに忘れ物の財布から借りてしまう。
(千円台だったが、当時の大卒初任給は2万円なかったと思われるので、
 結構な金額になるかもしれない。今の1万円台くらいか?)
主人公の青年は授業後に手紙と財布の主が現れるかもしれないと待つことに。
すると、小学生の女の子がやってきて、財布は姉のものだという。
しばらくして、女の子のお姉さんが現れた。
皆で想像したとおりの綺麗な女子生徒。
青年はお金を勝手に借りたことを謝り、星の話などをして仲良くなるのだった。


○感想
服が現代っぽかったのはマイナスかな。
高度経済成長期とわかっているので、どうしても違和感を覚えてしまった。

物語だから仕方がないとして、女子生徒の行動、危ないなあと。
まず見知らぬ人へ手紙を出す。
彼女の家は学校のすぐ裏らしいけど、家から抜け出して夜の学校へ出かける。
男子生徒たちと仲良くなって妹連れてグループ交際。
自転車2人乗りで結構遠方(主人公の実家)までピクニック。
最終的に女子生徒は青年と一緒に勉強したいがために、
昼間の学校を辞めて夜間の学校へ移ることに。
女子生徒は結構いい家のお嬢さんっぽいので、親の反対がすごかっただろう。
現代だったら考えられない行動に、いいのか? 大丈夫かそれ?
と変なところではらはらしていた。

「見上げてごらん夜の星を」は最後に歌われる曲なのだけど、
色々な不安要素を洗い流してしまうような曲だった。
口ずさみながら帰った。


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