日々の寝言~Daily Nonsense~

日々の出来事への感想、雑感、思いつき、ぶつぶつ・・・

グラン・トリノ

2009-06-29 21:04:16 | 映画・ドラマ・テレビ
クリント・イーストウッドの
遺言のような映画だ。

人気はあるらしい。

確かに、やりたい放題で、
突っ込みどころは満載ながら、
渋く、素敵に、かっこいい。

しかし、ラストには
すごく違和感を感じた。

姉のレイプ、そして師と仰ぐ人の死と
引き換えに手に入れたグラン・トリノを
あんなに簡単に、嬉々として
運転できるものだろうか?

せめてあと10年、
男を磨いて一人前になって、
姉も家族も幸せにしてから、
というのならわかるのだが・・・

10年後、タオに子供が尋ねる。
「どうしてお父さんはこんな古い車に乗っているの?」
タオが笑いながら答える
「それは・・・」

というラストだったら
良かったのになぁ・・・

最後にかかったテーマ曲
Jamie Cullum の Gran Torino
は、とてもよかった。
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清宮質文の世界

2009-06-21 09:38:25 | アート
今日の日曜美術館は
清宮質文さんを取り上げている。

これは確かに激しくやばい。
この世のものではない世界が描かれている。

悲しみ、喪失感、郷愁、
静かだが強烈な思い、微かな希望・・・

ゼロからすべてを作ることの困難を
乗り越えて作られた作品たち。

ちょっとだけ、有元利夫さんの作品を連想した。
表面的には全く似ていないが、
描こうとしたものは近かったのではないか?

そして、自分もまたそれが好きだ、
ということがよくわかる。

こんな作家がいたとは知らなかった。

世の中には、まだまだ
素晴らしいものがいっぱいある。

アートシーンで紹介された
浜口陽三さんも良いです。

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池谷裕二「単純な脳、複雑な「私」」

2009-06-16 00:12:20 | 
まだ途中だが、
これはかなり面白い。

「進化し過ぎた脳」もよかったが、
内容はこちらのほうが深いだろう。

意識、自己、などについて、
最新の知見が紹介される。

単純な脳から、いかにして
複雑な「私」が生まれるのか?

ワクワクしながら読んでいる。
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情報科学の問題

2009-06-16 00:05:24 | PC、IT、AI
情報科学のほとんどの問題は、
計算の近似と高速化だ。

たいていの気の利いた計算は
NP完全になってしまうので、
対象を絞って、性質を理解し、
近似、高速化することが求められる。

学習を使う意味はあるが、
最終的な解決にはなりえない。

なぜなら、学習自体が
NP完全になってしまうから。

対象の性質を理解し、
学習に適切なバイアスを与えて
近似的に高速学習を可能にすることが
最も重要な課題、ということになる。
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村上春樹「東京奇譚集」と「言葉の音楽」

2009-06-14 23:36:15 | 
村上さんの短編集は
まだあまり読んでいない。

たまーに読むのを
とても愉しみにしている。

この短編集は2005年に出たものなので、
わりと最近のものだが、
傑作揃いだと思う。
円熟さえ感じさせる。

もともと奇譚を書く人だが、
そういう人が「奇譚集」と銘打ったのだから、
かなり自信作なのだろう。

読み終わっての最大の印象は、
まさに「言葉の音楽」だなぁ、ということ。

読後の充実した感じが、
良質の音楽を聴いたときととても似ているのだ。

適切な音が適切なタイミングで鳴るように、
適切な言葉が適切な場所で現れる快感。

じんわりと心に何かが
染みこんでくる。

小説言語には「意味」があるので、
音楽よりもさらに深い面もある。

しかし「意味内容」が、
わかりやすい形で前面に出ていない
ところが実に良いのだ。

ちょっと前に読んだ「最後の恋」
の短編たちと較べると、違いがよくわかる。

普通の短編は、話の面白さで惹きつけようと
している部分がどうしても目立つ。

でも、自分の場合、
良い短編というのは音楽的なものなのだ、
ということがよくわかった。

「偶然の旅人」
「ハナレイ・ベイ」
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」
「日々移動する腎臓のかたちをした石」
「品川猿」

読むだけで少し優しくなれるかもしれない。

webを少し見ていたら、

> この作品集は何かを失った人たちの話ばかりだが、
> 偶然を経過して再生へと向かう明るさが根底にある。

という言葉を見つけた。

さらに言えば、明るさの背後には狂気のようなもの、
人として生きることの切なさ
のようなものまでもが見える。

そういうものが、
じわーっと心に入ってくるのだ。

たとえばシューベルトの音楽のように。
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負けることを怖れない勇気

2009-06-14 23:11:23 | 今日のひとこと
メンタルトレーニングのサイトより:

> 本当に大事な試合において100%の力を出すためには,
>「勝つことへの執念」と「負けることを恐れない勇気」を持つ
> ことが必要だと思っています。

そのとおり。
でも、どちらもかなり生得的のような・・・

特に、「負けることを怖れない勇気」というのが
すごく得難く感じる。
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良いパターンの引き出し

2009-06-14 23:03:33 | テニス
ゲームで困らないためには、
良いパターンの引き出しを
たくさん持つことが大切、と言われた。

たとえば、ダブルスでリターンのとき:
リターンをワイドに振って
センター付近に返ってきたボールを
逆サイドの深いところにロブ
短くなったボールを前衛が決める

サービスのときはどうするか?
サービスでも同じことはできそうだが
ワイドのサービスは角度がついて短く戻ってくることがある。
リターンだと深く打てるので
きつい角度で切り返されることは少ない。

センターへのサービスのほうが安全だが
そもそも打点が中央に寄っているので
ポーチに出るのは少し難しい。

ダブルスでのサービスはシンプルにボディを狙うのが良い?
あまり振れないから、ポーチに出やすい。

ボディ中心で、予測されない程度にワイドやセンターも使う。
そのときは、エースを取るような気持ちで打つ。

サービスのときに、普通に帰ってきたリターンをどこに返すか?
原則は後衛のいるところに返して雁行陣でのラリー
こうなると膠着して我慢比べになる。

できるだけ深く返して相手が崩れるのを待つしかない。
前衛の動き方によってはストレートを狙う。

前衛はストレートをケアしつつ、
動いて誘って甘くなったコースのポーチを狙う
ポーチは後衛のずっと前にアングルで落とすか、
センターを狙うのがセオリー

などなど、
普段から展開を考えたりして、
意識しておくのが必要なのだろうが、
そんな余裕が全く無いのが問題か。

それ以上の問題は、こういうものは
頭で考えておくだけでは全く虚しい
ということだろう。

繰り返し、繰り返し練習して
体に染み込ませるない限り、
ここぞというところでは出てこないのだ。

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年金マネーの暴走

2009-06-14 21:32:37 | 雑感
今日のNHKスペシャル、
「マネー資本主義」は
年金マネーの暴走。

わかりやすくまとめている。

番組を見る限りでは、
株式での運用を解禁したあと、
ITバブルで損をして、
それを取り戻すためにヘッジファンドに手をだして・・・
ということのようだ。

他がやっているからうちも、と
泥沼にはまってゆく様子がよくわかる。

典型的なバブルだ。

普通の債権や株では
予定利回りを達成できないので、
ヘッジファンドにつぎ込むというのは、
典型的な負けパターンだと思うが、
どうしようもなかったのだろう。

運用担当者にすれば、
飛び込むのも地獄だが、
飛び込まないのもまた地獄。

そんな中で、投資銀行とヘッジファンドが
サブプライムローンという
悪魔の仕掛けを生み出してしまった。

バブルは地震と似ていて、
いつかはクラッシュするが、
クラッシュするタイミングは予測できない。

事後的に考えれば、
運用担当者にできたことは、
クラッシュのごく初期のうちに誰よりも早く降りる
ということだけだったと思う。

地震の直前予知のようなものだ。
今後はたぶん、そういう技術が
進歩するのではないか?

番組でも言っていたが、
今回の損失を取り戻さなくてはならない運用担当者は、
またヘッジファンドに頼らざるをえない。
あたかも麻薬中毒患者のように・・・

これからもまた、
バブルは起きては壊れを繰り返すだろう。
情報化がその変動の激しさを加速する。

一旦下がった原油価格は、
またバブルっぽい動きをしている。

根本的な問題は、
全世界的にお金が余っていることだ。

世界経済は資源の制約もあって、
もはやそんなに高い成長率を達成できないのに、
なんとか高い利回りを
搾り出そうとするから無理が生じる。

お金にお金を稼がせるのは、
確かに資本主義の原理だが、
平均的に見れば、世界経済の自然成長率以上には
稼げるはずはないのだ。

しかし、年金運用担当者とか、
コンサルの人とか、
よく取材に応じたなぁ・・・

コンサルタントっていうのも
ほんとに無責任なものだなぁ・・・

みんなで渡ったのだからしかたない、
ということか???
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生産性の向上は幸せにつながるのか?

2009-06-13 00:31:00 | 雑感
不安定な身分で、安い給料で
死ぬまで働かされるのが
「生産性の向上」ということではないはずです。

安い賃金の労働力を
どこかから探してくるのが
「生産性の向上」ということではないはずです。

本来は、技術が進歩して、
労働環境が整備されることで、
働き方は同じでも生産物が増える
ということだと思います。

そして、生産性が向上した分は、
1)物質的生活水準の向上に使う
2)労働時間を減らすために使う
という二つの可能性があると思うのですが、
どうも世の中、1)の方向にしか進まないようです。

豪華な車に乗りたい、
豪華な家に住みたい、
豪華な服を着たい、
おいしい料理を食べたい、
世界中をクルーズしたい、
子孫のために土地を買い占めたい・・・

人の欲望には限りが無いですが、しかし、
質素な暮らしでもいいから
あまり働かずにのんびりと
好きなことをして暮らしたい、
という人も一定の割合で存在していると思います。

なんでもう少し2)の方向に
進まないのかなぁ・・・
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日本の債務

2009-06-12 23:45:05 | 雑感
池田信夫さんのブログに、
また怖い話が・・・

日本の債務は、
先進国で最悪だという。

財政健全化のためには、
消費税率を60%にしないといけないとか・・・

やれやれ・・・

金の価格は、直近の最安値である
2000年頃からすると既に3倍にもなっている。

この不況時に買っておくべきものは、
やっぱり土地か・・・
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iPhone3G-S と PSP Go

2009-06-11 23:35:12 | PC、IT、AI
iPhone3G-S が発表された。
全体的に高速化されているそうで、
ますます魅力的になっているようだ。

個人的にはいかにも落としそうで、
それが怖くて買えないのだが、
それでも、売り場にあるとつい触ってみたくなる。

一方、SECからはPSP Go が発表されたが、
こちらは、うーん・・・
どうなのだろう?

とりあえず Apple のやってることに
追いつかないと、という気持ちはわかるが、
いかにも練れていない、
という印象はまぬがれない。

iPhone を魅力的にしているのは、
マルチタッチや、加速度センサだと思うのだが
(新しい iPhone にはコンパスもついたらしい)
そういう仕込みはほとんどなしで、
ただUMDだけを取って小型化とは・・・

SONY はいつからこんな
劣化後追いの会社になってしまったのだ???
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どうぶつしょうぎ

2009-06-11 20:01:22 | 将棋・ゲーム
5月に注文していた
どうぶつしょうぎ」が届いた!

いやー想像以上にかわいい。

駒が鳥の巣みたいなものに入っていて、
なんだか包装を開けるのがもったいない。

封筒の宛名は誰が書いたのだろう?
伝票の宛名とは筆跡が違うが・・・
などなど、想像する楽しみが尽きない^^;

それはさておき、
遊ぶ相手を探さないと・・・
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Afanassiev の Schubert

2009-06-11 00:33:24 | 音楽
久しぶりに棚の CD の背を眺めていたら、
なぜか Afanassiev が弾いている
Schubert の幻想ソナタが目に飛び込んできた。

Schubert は好きな作曲家だし、
幻想ソナタは、Schubert のソナタの中では好きな曲だし、
Afanassiev の演奏は、幻想ソナタの録音の中では
けっこう好きな演奏だったのだが、
もう10年以上も聴いていないような気がする。

取り出して、ちょっと埃をはらって、聴いてみた。

極めてゆっくりとしたテンポで
ひとつひとつの音を丁寧に響かせながら、
時にきらめきつつも
ゆるゆるとゆるゆると進んでゆく音楽は、
夜中に静かに一人で聴くのにふさわしい。

特に、冒頭のテーマと、
その繰り返しのところの
現実感の無い響きは、
個人的にはこの曲の演奏のベストだ。

おいしいブランデーなど舐めながら
聴いたらもっとよさそうだけど^^;
集中できなくなるからだめか?

真夜中の音楽。あるいは、
福永武彦的に言えば、冥府の音楽。

生きているものの時間と
死んだものの時間との狭間を探り、
橋渡ししてくれるような?

Schubert も深夜にピアノを
まさぐったりしたのだろうか?

伝記によると、午前中作曲して、
午後は遊んでいたという話だったが・・・

私が持っているものには3000円とあるが、
今は 1000円で買えるようだ

DENON の録音も良いので
おすすめです。

(追記)
Afanassiev の演奏は他にも結構CDがある。

Schubert の遺作も出していたのだ。
来月のお小遣いで、今買ってしまおう^^
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「1Q84」の威力

2009-06-10 22:13:23 | 
1Q84 はあっさり100万部を超えたそうだ。

日本人はあいかわらずお祭りが好きだなぁと思うが、
ここまでくると、ちょっとどうなのよ、
という感じもする。

固定村上ファンは半分以下だろう。

そのほかの人は、話題作り、なのか、
それとも、乗り遅れたくない、なのか、
オークションで売って儲ける、なのか・・・
誰か調査してみてはどうだろう?

最近は、コミュニティが崩壊しているし、
退職して孤独感を感じている人も多いので、
何かしらで他の人たちとつながっておきたい、
という飢餓感が強まっているのかもしれない。

そういうニーズに応えるものとしては、
手ごろな価格であり、かつ、
誰にでも楽しめそうでもあり、
ちょうど良いのかも。

波及効果で、村上作品はもとより、
オーウェルの「1984」や、
セルのシンフォニエッタも売れているとか。

特に、セルのシンフォニエッタは、
日本での20年分の枚数が数週間で売れたという※。

すごすぎる・・・

あー、読みたくなってきた^^;

(追記)
※amazon では、全音楽中の41位!!
でも在庫はまだあった。
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「謎」の謎(2)

2009-06-10 22:06:36 | 雑感
昨日の「謎」の謎。ちょっと調べてみた。

1.「謎」はこれまで常用漢字には入っていなかった。

2.「謎」の正しい字体は2点しんにゅうで、
  印刷活字ではそうなっているもののほうが多い。

3.一方、筆記では1点しんにゅうも
  よく使われている。

4.PCなどで使われている JIS の漢字コードでは、
  「謎」のコードは一種類しか登録されておらず、
  字体については強くは規定していない?

5.常用漢字に採用するにあたり、これまでどおり
  1点しんにゅうのほうを登録することが考えられたが、
  活字字体でより多く使われているものを
  認めないことに対して異議が出たため、
  両方の字体を入れた案になった。

6.両方を漢字コード表に登録するのはやっかい。

というわけで、どうも、2点しんにゅうにしないと
IT機器が困るというのは間違いのようなのだが・・・
(私の聞き間違いかもしれないが)

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