内定者懇親会ついでに初USJに行ってきましたー!
会社から交通費を貰うだけ貰って浮かすだけ浮かしたお金でね、どっちがついでかわからんね。
あのハリウッドなんとかってジェットコースター、
両耳のスピーカからの音楽を聴きながら走行できるんですねー。
不思議な感じだったけれど、コースはちょうどいい波うち具合で割と好みだった。
横揺れも無く、プリウスに乗っているかのような…!ってのは言いすぎかも且つうろ覚え。
回転しながら暗闇を走行する一番新しいやつ、あの遠心力では首をうっかり折りそうな体験が出来ました。
大学生のくせに、わざわざ天気の良い夏休みを選んでUSJに行くなんて、
忍耐力を鍛えに修行に行くようなものだと思っていたのだけど、
この日は日中の気温は最低35度でとても暑かった、
それが逆に理由なのか、待ち時間およそ15分-20分というあっけなさに肩すかし。
ところでキティちゃんやスヌーピー、ワンピースのキャラクターも、USJの住人なんですか?
ディズニーと違って、作品の世界観は個々で完結しているために
全体としてはアメリカの郊外の大きなショッピングセンター地区って雰囲気で、
統一感のないよくわからない場所になっていますね。
東西の2強?
世界観だけなら、北九州のスペースワールドのほうがまだ徹底しているような気がする。
当初のコンセプトは“パワー・オブ・ハリウッド”らしいけれど輸入が中途半端だったのかしら、
話題目的で途中から始めたパレードもまぁまぁな印象。
経営不振により“ファミりー・エンターテイメント”へとコンセプトを移行してから、
さらにテーマがカオスになってきたようです。
こうなるともう雰囲気をサービスとして売ることができない、
お得感を匂わせて売るしかないって状況が整ってしまっている。
しかしながらこの閉鎖された空間の中での“お得感”というやつは曲者だと思う。
【証左①選択性?むしろ誘導性のレストラン】
単品が高すぎて、コースの方が絶対お得!みたいなシチュエーション。
あたりまえだけど一番高いコースが食べたくなる広告。
園内で食べるのは極力遠慮したいものです。
【証左②待ち時間も売り物】
ディズニーランドでは無料のエクスプレスパスも、USJでは有料です。
さらに、なかなか狡猾だなと思うのは、
ただエクスプレスパスを買ってもらうのではなくて、
且つレストランも利用してもらおうというところ。
レストランで食費+「幾らか」支払えば、
その時点からの待ち時間分そこで食事しながら待つことが出来るというものです。
ディズニーランドの戦略→
エクスプレスパスでスイスイ遊んで余った時間にお土産屋さんでお金を落としてもらう。
USJの戦略→
食事と休憩という価値にお金を落としてもらう。
【証左③フリーパスで強引にリピーターゲット】
今年6月から新たに、年間パスが12500円で発売されている。
それ以前のUSJが22000円、ディズニーランドが45000円であることを考えると
確かに安い。
それに伴いワンデーパスが5800円から6100円に値上がりしているところがやや引っかかるが、
ついに下手に出たのか、なんだ可愛げもあるじゃないかと思う。
一方、エクスプレスパスが有料であることや再入場不可であることなどを併せるからこそ、
今回のフリーパスの安さが輝きを増している気がする、
といういじわるな見方もできる。
とりあえず相対的に安いので、
まぁここはとにかく素直に受け止めてフリーパス戦略が儲かるかどうか考えてみよう。
USJは梅田から近く立地条件は良い方だ。
①まずは気軽に訪れて、レストランでお金を落としてもらう戦略だろう。
遊園地の物価は得てして高いのでこれを目的にできるかどうかは疑問だが、
ついでにジェットコースターが付いてくるハッピィセット。
②ストレスがたまった日の会社帰りに、
ジム感覚でちょっと寄ってジェットコースターに乗って帰る、
③あるいは目覚めの悪い大学生の朝、
ジェットコースターに乗ってからすっきり爽快で講義に行くってのもいいかもしれない。
あれあれ、なんだか現代の日常生活にジェットコースターがフィットする気がするぞ。
④最近ランニングとか流行ってるし、
フィットネスマシンとかシャワーとかスパとか設置しちゃったらいいんじゃない?
都市に合わせてカオスを追求しちゃったらいいんじゃない?
⑤閉鎖的でなくアクセスをオープンにしてー、
中之島からUSJを繋ぐ水路アクセスの復活にとどまらず、
ホテルからUSJ、繁華街からUSJ、オフィス街からUSJ、大学からUSJを繋ぎまくる。
⑥民間から出店企業を広々のびのびと募ってー、
ハリウッド映画のアトラクションに交って、民間企業企画のモーターショーなどの体験型PRにも領域を与え、
コンテンツプロバイダーと最終ユーザーとプラットフォーム運営者の間で上昇螺旋的に、がっぽりいく…!
なんてことは物理的ネットワークなので、
iPhoneやおサイフケータイのように上手くはいかないか。
さて、駅ナカっていうのは不思議なもので、少々高いものでも売れるんですよね。
遊園地のように閉鎖空間とはいわないまでも限定空間の中での価格錯覚マジック。
それが成り立っているのは今のところそのライフスタイルが便利で面白いからだと思います。
駅ナカビジネスが他人事ではなくなりそうな近い将来、
1度目に感動を与え、2度目にやはり唸らせ、3度目以降のリピーターを上手に獲得したいものです。
こんな具合で強引に一行目と関連付けたところで、おーしまい★
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