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ゆーこりんの葡萄狩三昧

葡萄牙とかいてポルトガルとよみます。

マデイラ島1 / madeira1

2009-04-15 00:57:19 | ポルトガルの休日(Portugal_holiday)
03'Abr. - 07'Abr.
イースター休日を利用して、大西洋の至宝マデイラ島に行きました。
べビオの故郷であります。
というわけでこの旅は、
べビオとその愉快な仲間たちとゆく、スペシャルプラン!!!!!
特に、彼のバンド仲間であるリチャードには、
実家に泊めてもらったりしてとてもお世話になりました。
彼のお母さんはよく笑う美人なムードメーカーでした。


マデイラは家並みも緑もコントラストが利いている風景だなという印象。
浜辺から山が一気にせり上がっていて、家がしがみつくように建っています。
でこぼことした地形で、気温がころころ変わります。
今日は泳げないかなと思っても、10分車を走らせればじりじりとしたビーチが見つかる感じです。
ただ、そのドライブも容易ではありません。
海沿いは美しいですがエンストと隣り合わせ、
内陸はトンネルが山ほどあります。
ポルトガル人が、マデイラはいつか穴あきチーズになってしまうと形容するほどに。


崖の上に住む人たちのためにロープウェーをよく見かけます。


バナナ畑もブドウ畑も、時にはわざわざ険しい場所にあったりします。


飛行場も人工地盤です。なかなかすごい。




中心都市フンシャルは、大きなリゾート地。
予想以上の賑わいに驚きました。
シーサイドのマリン的密度が素敵でした。



ただ座る人、釣りをする人、寝そべる人、暇そうな人たちばかり。



フンシャルの路地。
相変わらず素晴らしいポルトガルのタイル。
リスボンよりも黒が多めでおおらかなデザイン。
紫色の花を咲かせる美しい木がそこらじゅうの通りに覆いかぶさっていました。


市場とか帽子屋とかちょっと変わった展示をする本屋とか。


マデイラ特産、マデイラ刺繍。
十字の形をした、ただパンを包むものと、
小さな三角形の、ただワインの首元を飾るものを買いました。
そんな風にそれだけのために丁寧にデザインされたものが好きです。
ハンドメイドは高いけどね。


マデイラ特産、バスケット。
篭でできたシュールな動物園とか。
入れたり座ったり飾ったりに飽き足らず、、

ちょっとしたアトラクションもあります。
ロープウェーで山の上まで行きまして、
バスケットのソリに乗って2kmもの坂を滑り下ります!
面白いことに、2人がかりで後ろから走りながら押すんだそうで。
150年くらい続いている伝統的な遊びだそうで。
道路がてかてかしてます。


マデイラ特産、マデイラワイン。
醤油みたいな味だよ。


マデイラ焼肉とマデイラパン。
長い鉄棒に付き刺さったジューシーなお肉たちがテーブルの上でぶらぶらしています。
マデイラ特有の丸いパンはガーリックテイストで、とてもおいしい。
ホットケーキみたいな。


マデイラスイーツ、ケイジャーダ。
チーズケーキみたいな。


マデイラハウス。
トタンにわらぶき屋根は日本の白川郷のよう。
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マデイラ島2 / madeira2

2009-04-15 00:54:50 | ポルトガルの休日(Portugal_holiday)
●崖っぷち

パノラマで撮りたい・・・。
風の渦巻く様と、海と陸の際に雲の始まりを見ました。

火山岩。

火山岩でできた現代美術館。
わざわざ崖の端っこに建っていました。
あごを休憩させるための絶好の場所もあります、身長に合わせて、眺めもいいしね。

●トレッキング

2000メートルくらいの標高ですが、パーキングがすでに雲の上。
なので山登りというよりは尾根散策。

休憩所の正しい使い方は人それぞれ。

スズメのトロピカル進化系。

おひさしぶりです。

雲海の切れ間にホンモノの海が見えます。
手前のが標高2000メートルの山、奥のが海に浮かぶ島です。
遠近感とかぶっ飛んだ風景です。

日本に帰ったら富士山も登ってみないとね。

●ビーチ

マデイラは基本的にロックな黒いビーチしかありません。
なのでほとんどすべてのビーチは人工になります。

もみくちゃにサッカー、
フレッシュ水玉、
さわやかカップル。

一服のやり方、
日焼けの仕方、
サングラスの外し方。

お気に入りの入り江。
端っこには公園もあって。
映画のセットにちょうどよさそうなサイズは何故だか安心します。

この入り江のとあるbarで、ヨハンが歌ってくれました。

●ガーデン


紫色の花はマデイラ特有で、
つぼみの産毛がわっとぎゅっと集まってミステリアス。

●それぞれの日の夕日じかんー。

一日目、パラグライダー離陸ポイントでポテチを食う。
ベビオのお兄さんと彼女の趣味はパラグライダー。

二日目、フンシャルとは島の正反対のとある岬の荒れ狂う海上プールにて、結婚式をかきわけて。

三日目、雲の上にて、リチャードのお母さんが作ってくれたヴェネズエラサンドを食べる。
マデイラには戦後のヴェネズエラ出稼ぎ帰りのポルトガル人がたくさんいるらしい。
南アメリカ大陸の味を初めて覚えた頃、
マデイラでは唯一といえる平たい山の上では風車が回っていました。

四日目、ヨハンとのお別れティーパーティーで、3匹の犬とボールの取り合いをしながら。


最後に、フンシャルの早朝。
世界最高のフットボール選手、クリスチャーノ・ロナウドの豪邸と噂される家の前にて。
っていうかマデイラ出身だったのか。
ポルトガルで最初のフットボール公式試合が開かれたのは、
マデイラのカマチャという、ベビオとリチャードの町だそうです。
そんな彼ら曰く、
私たちは95.5パーセントのマデイラを遊び尽くしました。
でも、100パーセント楽しかったです。
obrigada!!!!
.

25

2009-04-03 00:35:05 | ポルトガルの日常(Portugal_life)
今日はハマちゃんのお誕生日。
パーティーは昨日のミッドナイト。
エイプリルフールの日に、
「今日はエイプリルフールパーティーだから」
と嘘をついて。

preparing Birthday Party!!!!
まだまだ準備中だよ~。
メニューは手巻き寿司、コロッケ、焼き鳥。
ポルトガルの友人たちのリクエスト。
そして、カックンとアヤちゃんのお土産、“博多通りもん”。
いつもながら、
ホームパーティーでは日本人の料理は一番手が込んでると思う!

パーティーは1時間遅れて始まるのが常識。
ちらほらと集まって、総勢14名。
バースデーパーティーってのは誕生日の主役が準備するのが普通。
プレゼントを持ってきたりってのも見たことがなく、
ないはずだったんだけど、、

サウルにバッカスをプレゼントされたハマちゃん。
ん~よかったね♪

わたしたちからは、
おもちゃみたいな釣ざおと、おっさんみたいなパイプ、とまさかのフリスビー1€。
フォセとベンベンによるこだわりの贈呈過程、まじでムービーで見せた~い!(笑
釣竿とイルカの仮面の組み合わせから想像してみてね。

バッカス一気飲みをかけた腕相撲が始まったり、
ダイフゴウをみんなで観戦するという謎の光景を経つつも、
とても幸せそうなハマちゃんを見ていた幸せな一夜でした。

それはそうと、釣ざお、明日からのマデイラ島旅行で使ってー。(笑
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ウェルカムポルトガル / Obidos Alcobaca Batalha Nazare

2009-04-02 22:36:53 | ポルトガルの休日(Portugal_holiday)
日本からカックンとアヤちゃんがやってきました♪
スペインのついでとか、
モロッコの足がかりとかでなく、
“ポルトガルのためだけに”ヨーロッパにやってきたという素敵な旅人!
今頃はジェロニモス修道院に行って
名物パステル・デ・ベレンを食べている頃です。

3日前の出来事になりますが、ドライブに行ってきました。
オビドス→アルコバッサ→バターリャ→ナザレ
obidos →alcobaca →batalha →nazare


OBIDOS

オビドスは秋に来たことがありましたが、
春のオビドスもまた愛らしい。
オビドス名物、チョコレートカップに入ったさくらんぼ酒ジンジャーで乾杯。
わたしはドライバーなので見ーてるだけー。


ALCOBACA

アルコバッサはシトー派の修道院の総本山、世界遺産です。
天井が高く、白が美しい。
全体をぱっと見ただけでは控えめなのですが、
部分の彫刻がとても細かく、
非対称でそれぞれデザインが違っているのです。


kitchen
ピカイチ素敵なキッチン。
キッチンという場所はわくわくさせます。


口からじゃなくて、
お湯と水が右目と左目から出ればいいのに。


BATALHA

はい、テキトー合成写真~♪
でもだいたい合ってる。
そしてまた、
バターリャの修道院も、世界遺産。
こちらは最も有名な、完成しなかった円形のお堂です。
150年の歳月を費やしたにもかかわらず。
王様が飽きてしまったがために。
その王様の夢は、リスボンのジェロニモス修道院に移りました。
あの、わたしのお気に入りの子ですね。


浮き彫りがとてもすごい!
ジェロニモス修道院を凌ぐよ!


tomb of Henrique
かの有名な、
地球の歩き方読んでたら何度もしつこく登場する、
大航海時代の超重要人物、
エンリケ航海王子とその家族のお墓があります。
まだお墓には4つ余裕スペースがあったので、
今のうちに3人で仲良く予約しときたいと思います。
明るくて良いなぁ。




corridor under restoration
中庭がいくつかあって、
そのうちのひとつは若い修復士たちの作業場になっていました。
初めて見る、白いベールをかぶったような工場でした。
作りかけの彫刻にいくつもの印がついていたり、
古い柱と作り直した柱が並べて建っていたり、
白い天井はまだ日が浅く、
その中庭をぐるりと回ってみたのですが、
回廊のそこかしこで試行錯誤した跡がありました。
何かが多くても欠けていてもいけない仕事ですが、
彼らの作品として静かな情熱に満ちていました。
学び舎が次第に自分のものになっていく感覚は面白そうだと思いました。


NAZARE


崖の上に、
ぽこっと出ている岩があったので、
先の先っちょまで
みんなでおそるおそる登りに行きました。
そんでもってホップステップで飛び込んで、
ビーチまで泳いでいって町歩きをしました。



ナザレは海岸線が美しく、
しばらく前までは漁港だったのですが、
最近は少しずつリゾート化しているそう。
波は荒いので泳げそうにはありません。

海に向かって長屋のように細い家が並んでいます。
女の人はみんなスカートをはいています。
路地裏に行けば、新鮮な魚を焼いて食べさせてくれます。
そのままテキトーな場所で飲んだくれていれば、
とろけるような夕日を毎日見るでしょう。
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ビリヤード / billiards

2009-03-27 22:19:56 | ポルトガルの日常(Portugal_life)

今週も“べビオのポルトガル語講座★”を受けるために
べビオと学校のbarに向かっている道すがら、
(珍しく)学校に来ているかと思えば
ビリヤードをやっているハマちゃんとフォセとベンベンを発見したので、参戦。
フォセは毎週のようにクラスメートと突っつきあっているだけあって、なかなか狙い通り。
ベンベンはミラクルショットを連発!
ハマちゃんは、、本気出すの忘れてただけだもんね。
べビオはクリスマスにしかしないらしいけど、いちばん様になってたよ。
わたしというと、
へろへろショットでも「おーうまいうまい」とおだてられ、
さながらホストクラブのようにみんなの手のひらの上で転がされていました。
ビリヤードのかっこいい写真ってどうやったら撮れるのかな~
ハマちゃん次回撮ってみて~。

ちょうど1週間後からマデイラ島に行って、
べビオの友人のリチャードのおうちにお世話になります。
リチャードの両親は英語はわからないとのことなので、
あと1週間でどうにかこうにかもうちょっと上達したいなと、
ポルトガル語の勉強の良いモチベーションです。
最近はシザ事務所のIさんやカヒーリョ事務所のSさんにも
おいしい料理の名前を教えてもらって楽しみの幅が広がった気がします。
まずは何事も美食からですね。
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行き詰ったら敷地に行けって言うけどさ、 / project site

2009-03-26 07:55:07 | ポルトガルの日常(Portugal_life)
現在、ContemporaryCultureCenter略してC.C.C.を計画中です。
昨晩そのことについて考えながらうっかり寝てしまうと、
そのまま夢の中でシザ設計のC.C.C.に遊びに行きました。
もちろん現実には存在しません。
おーきれいだなーなんて思っていたら、
寒くて起きてしまいました。
どんな空間だったかは、
寒くて一気に忘れました。
もったいないなー。
夢のをそのままコピペしたかったなー。

人生そんなに甘くないか。
ただ、フラミンゴの色の建物だった気がします。

最近夢の話ばかりしている気がしますが、
最近しょっちゅう面白いものを見るので。
なぜだろか。

ま、というわけで、今日は、久々々々に、
敷地見学に行きました。

あの緑色の、草が生えているあたりです。
とりあえず近くは高速道路がびゅんびゅんで、
オフィスと駅にサンドイッチされています。
もっと緑の部分はもっと勾配があった気がしたのですが、
意外となくて、
ちょっとがっかりですが、
無理やり進められるかなーと、
2,3日は現在の案で進めてみたいと思います。

それはそうと、
敷地をもっとよく眺めようと、
近くの小高い住宅地に足を踏み入れました。
ここは危険だと、かなり危険だと知っていましたが、
まぁ昼間だから大丈夫かなと思いながら・・・。

近くには水道橋がありまして、
ストリートの奥に水道橋が見えますね。
ここらへんはまさに橋の下。
サスペンスな香りがします。
案の定、昼真っから薬中かアル中の変なのに絡まれるも総シカト。
写真を撮っていたら、
子供たちと犬にも囲まれました。
ある子供がわたしに向かって、
「This is my city!!」と声高らかに主張しました。
君の犬かわいいね、って言うと、ちょっとだけ大人しくなりました。
ポルトガルでバスケットボールをしている子供たちを初めて目にしました。

あ、で、結局、
この場所からは期待していた敷地の眺めは見えませんでしたー。
ただこわいだけだったよー。
アズレージョが素敵なおうちがありました。
この思い出で胸をいっぱいにしてみたいと思います。
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アルヴァロ シザ の いくつか / Alvaro Siza

2009-03-25 00:04:22 | ポルトガルの休日(Portugal_holiday)
ポルトへ5日間、シザの建築とかワインとかワイン畑とかの旅をしてました。
最初にお断りしますが、今日はちょっと長いブログになります。
シザ王国に住んでいるので、せっかくですから。

アルヴァロシザの重たい本を抱えて旅をしていました。
その中に、西沢立衛のコメントがありますが、
あんなふうにシザの魅力について、白い建築について、
感想文を書けたらなぁと感心していました。
「シザの魅力のいくつかについて」というそのタイトルの、
「いくつかに」ってところの曖昧さは気になるけれど、
わたしごときでは、その感想文の感想すら曖昧です。


Biblioteca in Universidad de Aveiro
アヴェイロ大学図書館
遠くから見ると壁は静止して見えましたが、
近づいてみると、ゆったりと動めいていました。
近くの干潟に吹き込む風が、うようよと、壁をなびかせているらしいです。


Iluminando -Biblioteca Universidad de Aveiro
こちらは内観です。
天井には何もありません。
トップライトまでのつながりを意識してのことだそう。
水玉模様のトップライトの天井は、少しだけ、丸みを帯びています。


Tanque de água -Universidad de Aveiro
敷地内に給水塔があります。
シザのスケッチをいくつか見ましたが、
違う形の柱を2本立てるというのは初期段階から決まっていたようです。
そしてそれらはお互いに構造を補い合って立っているらしい。
積み木のように単純ではあるけれども、
どちらかといえば構造物のこの作品は、
バランスの良さを魅せている点で、でかい彫刻。


Igreja -Marco de canavezas
ドゥロ川をもう少し上った町に、
もくもくとした雨上がりの空のような教会があります。
洗礼室の佇まいも素敵でした。
その天井にはシザのドローイングが描かれています。
ちょろちょろと水の流れる音がするのに、
沸き出る部分は少し隠されていました。
天井はやわらかい光で充満しているのに、
光の差し込む部分は分厚い壁の向こう側に仕舞われていました。


Universidad de Porto
ポルト大学建築学科棟
シザがデザインし、シザが自ら教鞭を振るう場所。
ポルトガルの第一線で活躍するであろう学生500人のための建物です。
(ちなみにうちの大学は2番目らしいです。)
それぞれの建物はぽこぽこと個性を主張していますが、
解説書の言葉を借りれば、
学ぶことの厳しさを語るようにストイックな建物です。
テラスからは、ドゥロ川と大きなブリッジが見えます。
ポルトとリスボンは地形が似ているので、
見える景色も少し似ています。


Quarto traçando -Universidad de Porto
製図室。
室内や廊下は思ったよりも随分狭い印象でした。


Quarto de conferência -Universidad de Porto
講義室。
おっ洒落~。


Quarto de uns professores -Universidad de Porto
教員室。
散らかってんな。


Declive -Universidad de Porto
唯一丸みを帯びた場所、スロープ。
学生の教会のスケッチが所狭しと貼られていました。
さらっと眺めて目に留まるスケッチはやはり幾つかあるもので、
なかなか面白かったです。


Biblioteca -Universidad de Porto
図書館。
天井から突き出した光窓が特徴です。
狭い室内にダイナミックだなーと最初は思ったのですが、
2階に上がるとなんとなく仕切りっぽくなっていて、
しかも明るくて、
なかなか良かったです。



Piscina -Marés de Leça
そのむかし、
シザの建築を調べていて一番初めに目に留まったのは、
実は建築でなくプールでした。
海岸沿いにありまして、
岩の中で水平ラインが際立ちます。
ちょっとだけ入れてよ~ってお願いしたんですけど、
警備員のおじちゃんに断られました。
たそがれているあいつです。
6月に今度は泳ぎに行っきまーす!


Casa de chá-cerimônia na névoa -Marés de Leça
霧に埋もれるティーハウス。
ピントもタンポポ(?)にしか合いません。
場所はプールを通り過ぎて500メートルくらいのところです。


Casa de chá -Marés de Leça
軒が深く分厚い屋根が印象的でした。
海岸に下りていくかのようなアプローチとか、
木の圧迫感が心地いい場所。
チョコレートケーキとマンゴーティーで、
霧が晴れるのを待っていました。


Janela de Serralves museo -Porto
ポルト市内にあるセラルベシュ現代美術館。
手荷物預かり所前のスペース。無駄に広い。
窓がいいから良しとしよう。


Quarto de exibição maior de Serralves museo -Porto
一番大きな展示室。
展示室を入って最初に目に入る場所にあります。
この日は何もありませんでした。


Teto de Serralves museo -Porto
天井は、机を逆にしてくっつけた感じ。
展示室は大小いろいろでしたが、
同時にその幅や比率もいろいろでした。


Corrimão de Serralves museo -Porto
手すり。
シザは建具などに初期段階からとてもこだわるそうです。
とくにこういうディテールで無駄な厚みが出るのを嫌うらしい。
他にはたとえば、
よく見る駐車場とかにある金網、
あの交差部分はくるっとなって接合されていますが、
その厚みが嫌なので全部の継ぎ目を溶接しているとか。
すごい労力だ・・・。
しかしながらポルトガル国内であれば
職人さんもシザを理解しているみたいです。


Exibição da pena de Serralves museo -Porto
いろいろな羽を大切に展示している光景に好感を持ちました。


Entrada de parte de trás de Serralves museo -Porto
これは裏口ですが、
屋外展示も考えている場所なのかも、しれません。
開口はぜんぶ閉鎖的でしたが、
奇妙に広くて。
真ん中に立つと直線に続く並木道が、遠くまで見えました。


Escritório de Alvaro Siza
アルヴァロ・シザのオフィス
こちらの所員であるIさんに案内していただきました。
エルクロキースの表紙の模型もあったよ。
下の写真のお部屋はシザがいつもいる場所で、
ひとつだけ風格の異なる椅子がありますね。
壁にはいろいろなプロジェクトがべたべたと貼ってあり、
ボスの気をひこうと我先にとしている雰囲気がとても良かったです。
.

ひなたぼっこ

2009-03-17 02:05:53 | ポルトガルの日常(Portugal_life)

先日は、
Sさんのご友人の方々と金魚のフンのごときわたしたちで、
カヒーリョ・ダ・グラサの建築を中心に盛りだくさんな一日でした。
リスボンに着たばかりの頃にみんなで訪れた場所にも行ったりして、
とても懐かしかったです。

なんて、、

最近こんなことばかり感じるのは、
おそらく気候のせいもあるでしょう。
リスボンに来たばかりの9月の頃ととても似ているのですが、
原っぱには色とりどりのお花でいっぱいです。
ついついはしゃいじゃうよね。
まるでナチュラルにね。

今日はみんなで学校のテラスにてひなたぼっこ。
とはいえ、ハマちゃんはカノジョとデート中です。
みんなで彼らの行きそうなスポットで待ち伏せてやりたいよねーーー、
ウォークラリー的にさーーーー、
なんてことをうつらうつら考えながら、
ひなたぼっこをしていました。

明日から4日間、
ポルトに行ってシザの建築を見てきます。
では!
.

カヒーリョ ツアー / Carrilho da Graca

2009-03-17 01:31:10 | ポルトガルの日常(Portugal_life)

ポルトガル大統領官邸いりぐち。
壁がピンクでとてもかわいいのです。

本日は敷地内のオフィス改修の見学に行きました。
デザインしたのはカヒーリョ・ダ・グラサの設計事務所。
事務所に勤務されているSさん(AUSMIPの先輩)に連れて行っていただきました。
まずはパスポートチェックと荷物検査。
フォセはうっかりカッターを2つ所持。
だけど、そ知らぬふりー。

基本的な計画は屋上に土を盛って緑化します。手前のは鉄板です
向こうにソーラー屋根も見えますねーエコですねー。
空白が嘘みたいに天と地のあいだに横たわっています。

ヴォリュームと見せかけて実は面で構成されています。
カヒーリョ事務所のデザインコンセプトだそうです。
その広い白壁にも、芝生の際の鉄板にも至る所に発見できます。
今はカラッカラですが、
水盤に水がたまると、白壁にきらきらリフレクトします。
ただ、Sさんが事務所に来たころからカラッカラらしいのです。
イメージでなんとかしましょう。さんはい。

鉄板から大理石へのつながり。
踊り場からの眺め、漫画のコマ割りのよう。

右手からやってきた日の光は左手の壁にあたって、
フレッシュに散るのです。




エキスポ地区にある科学博物館。
気持ちのいいダイナミックスパンと中庭が特徴です。
ここでは科学や算数などが体感して学べます。
スペースワールドにあるような、
月の重力を体験する場所もありました。
あのびよんびよんするやつです。
ハマちゃんはどっちかってーとマリオみたいだったよ。
思いのほか童心に返ってワンパクに遊べました(笑)

はしゃぐ子供たち。

子供たち?

頭牛日和

2009-03-14 10:52:58 | ポルトガルの日常(Portugal_life)
今日は帰国日を確定しました。
ベンベンと空港に行って、
オープンチケットの権利を思いっきり行使してきました。
タダで自由に日にち変えられるって素晴らしいね!

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bullring in Lisbon
空港から家への帰路、闘牛場に行きました。
ただ散歩がしたかったからです。
時々見かけていたのですが、
バスを降りたのは初めてのことでした。
闘牛場は円形で、
グラウンド周り1周はカフェやBAR、
地下はレストランへとリノベーションされ、
(まだ改装中のテナントが半分くらい)
開閉式屋根が付加されています。
春と夏は闘牛をやっていますが、
秋と冬はコンサート会場になります。
闘牛場グラウンド下のレストランでは、
人間たちがビトーク(※1)を召し上がっていました。
※1 ポルトガルの一般的な料理。薄切り牛肉ステーキ+ポテト

そろそろ闘牛もオープンかなぁ。
みんなで一度は見に行きたいなぁ。


preservation of old wall
散歩をしながら、
壁保存を見かけました。
新旧どんな感じの接合になるのでしょう。
内装の壁の色が層ごとに異なっていて可愛らしい。

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7月の初めの週末に帰ります。
ポルトガルは8月になると40度を越すらしいから、
その前に逃げ帰ります。
というかすでに暑い。
半袖サングラスの季節再び。
今週、春から夏に変わったようです。
空港の行き帰りで日射に当てられ、
だる~い気分になってしまって、
さらに大通りでストライキがあっていたせいでバスが大幅に鈍行で、
ゆる~い気分になってしまって、
心地よくお昼寝。


カラフルに殴り塗りされた牛の頭が、
ゴムでできた、4匹の羽の生えたイモムシに運ばれる夢を見ました。
牛の恍惚とした表情があまりに印象的だったのですが、
起きてからノートに描きとめようにも、
現実での表現力は及ばず筆が止まるのです。
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