孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

二語文出ました!?

2023-02-03 17:43:54 | 1歳半から

きのうの記事を読んで、「何たるバカ親!!」とあきれた方が多いと思います。

 

わたしと夫が娘を過度に甘やかすことについては、当時から周囲の批判がありました。

でも、「やむにやまれず甘やかしてしまう」という気持ち。

それは、たぶん親にしかわからないものだと思います。

 

ぐずでのろまで能力の低い娘。

外の世界(学校)では、いろいろつらい思いをしなければならない。

仲間はずれにされたり、強い子からこづかれたり。

 

その情けなさを、その傷を、ていねいに手当てして癒やしてやれるのは親だけ。

 

わたしたちが頑張ったおかげで、娘の自尊感情はついぞ損なわれることがなかった。

学校時代も、おとなになってからも。

その点で、わたしたちの育て方は決して間違いではなかった、と思うのです。

 

ただ、そんなふうに大切に守り育てた娘に、「障害児の母親」という難しい役どころが振られてくるとは...。

 

ま、そんな(言ってもしかたのない)ことは置いといて、

今日は、マメの二語文についてお伝えしたいと思います。

 

31日火曜日に、娘とマメを迎えに行きました。

娘はウキウキとうれしそう。

ママのそういう気分がうつったのか、マメも何やらハイテンション。

バタバタと楽しげに動きまわり、いざ出発というとき、お気に入りのぬいぐるみに向かって

「ワンワン、バイバイ」と言って手を振ったのです。

 

内心「おお!」と叫んだわたしです。

これって、これって、二語文ですよね!

違います?

 

 

 

 


自分たちがまいた種

2023-02-02 20:01:44 | 1歳半から

いまを去ること20数年まえ。

娘が中学1〜2年生のころ。

毎週土曜日、娘を学校まで車で迎えに行くのが、わたしたち夫婦の習慣でした。

 

わたしたち夫婦は公立高校教員。

公立学校はそのころもう週休二日になっていたが、娘の通う私立中学はまだ土曜日が休みではなかった。

そこで、学校がひける12時半ごろ迎えに行き、

「1週間がんばったごほうびに」、ファミレスで豪華(?)ランチを食べることにしていたのでした。

 

娘のクラス担任はふだんから帰りの会が長い。

臨時の決めごとや話し合いなどがあると、平気で小一時間はたってしまう。

いまのように携帯メールなどのない時代。

やきもきしながらひたすら待つしかないのでした。

 

最長で2時間待ったことがあります。

「わたしたち、何してるんだろうね」と笑いつつも、娘を待つ時間は少しも苦にならないのでした。

 

学校近くのスーパー駐車場で待つわたしたち。

「あ、来た来た」

学校の角を曲がって、小柄な娘がトコトコ歩いてきます。

朝別れたばかりの娘を見て、いとしさがこみあげてきます。

 

「お帰り、遅かったね」

「うん、だってさ、先生がさ」などと言いながら車に乗り込んでくる娘。

親たちが自分を長時間待つのは、娘にとってあたりまえのことなので、ありがとうなどの言葉はありません。

「さあおなかペコペコだよ、今日はなに食べようか」

と3人で言い合って、ルンルンと車はスーパー駐車場を出発します。

 

...とまあ、こんなアホみたいな「超過保護行動」をとっていたわたしと夫。

娘の成育過程では、一事が万事こんな調子でした。

 

だからいま、実家に行く際に親が送り迎えすることは、娘にとっては「至極当然」。

そして、わたしと夫にとってもじつは、それほどの抵抗感はありません。

娘のためにはそれくらい何でもない(メンタル的には)...。

けれど、寄る年波でからだがきつくなっている。

 

娘が(マメをつれて)自力で実家訪問ができるくらい、たくましくなってくれたらなあ。

70代の親は40~50代のころの親とはちがうんだと、気づいてくれたらなあ。

 

 

 

 

 


大寒波でのワンオペ(?)育児にへこたれる娘

2023-02-02 19:19:05 | 1歳半から

毎日、寒い寒いとちぢこまっています。

とくに先週は、10年にいちどとかいう大寒波。

この寒さの中で、マメのような小さい子を育てるのはたいへん。

たのみのパパは、年明けから残業三昧らしく、連日9時10時の帰宅になるらしい。

 

「これってワンオペ育児だよね」と、しょんぼり顔の娘。

いやいや、昼間はけっこう親が来るからワンオペとは言わないんじゃない?

と思ったけど、口には出さず、「たいへんだねぇ」と共感のあいづちを打ちます。

 

大丈夫かなと心配していたら大丈夫じゃなかったらしい。

「毎日つらくて、きのうは**くんが帰ってから、涙が止まらなくなった」

などと言う娘。

 

おどろいた婿さんは翌日7時まえに帰ったらしい。(娘から大喜びのライン。)

婿さん、わたしたち両親、娘本人、三者の考えがここで同じ方向を向きました。

「気分転換に、2~3日実家で過ごす」という方向を。

 

さあここで悩ましいのが...。

 

娘宅からわたしたちの家までは、電車を乗りついで2時間ほどです。

わたしが30代のころ、わたしの実家も同じくらい離れていました。

その実家に、3人の小さい子どもたちを連れて、電車でよく遊びに行っていました。

(そのころは免許を持っていなかった。)

3回も乗り換えがあって、けっこうたいへんでした。

でも「実家の親に送り迎えしてもらう」などという考えは、チラリとも頭をよぎりませんでした。

 

なのに娘の場合...。

実家に来るときはわたしたちが送り迎えするのが前提で...。

なぜこうなってしまったのか...。

(つづきます)