数週間まえの激しい落ち込み時にわたしを救ったのは、赤ちゃんの笑顔でした。
ある日娘の家に入ると、赤ちゃんがベビーベッドでなくソファに寝かされていました。
そばに行って赤ちゃんと同じ高さの目線になるようにすわり、「ばあばですよー」と話しかけると、赤ちゃんがわたしを見てニッコリ笑ったのです。
それまでも何度か笑顔は見たことがあるけれど、こちらのはたらきかけにハッキリ呼応するような笑顔は初めてだったので、すっかりうれしくなりました。
順調な成長ぶりが実感されました。
ベッドの上でうつぶせにすると、かなり大きく首を持ち上げるなど、からだの発達もバッチリです。
「耳のことばかりにとらわれてはいけないなあ、もっと大きな目でこの子の成長を見守らなくては」と自分に言い聞かせたことでした。