ここしばらく、マメの補聴器のようすがおかしい。
機能ではなく形態が。
耳介のつけ根にピタリと収まっているべき補聴器の本体が、ややもすると耳介の外側方面に移動します。
ときには耳介からはずれてプランプランすることもあります。
(着替え、寝転がり、などの原因がないのに。)
イヤーモールドが合わないのか、チューブの向きがおかしいのか。
娘と相談し、補聴器専門店に行ってみることにしました。
こども病院でマメを担当してくれている言語聴覚士さんが勤務する店です。
わたしと娘の説明を聞いたスタッフのひとが、じっくりと補聴器を点検して出した結論は、
「付け方の問題です」。
「イヤーモールドを耳穴に入れ込むとき、耳たぶ上側と耳たぶ外側の押し込み方が足りないです」
「ほら(と実演してくれて)、これでスッポリはまりましたよ」
「これなら補聴器は動かないし、ピタリと隙間がないからハウリングも起こりません」
言われてみれば、プランプランと同じくらい気になるのがハウリングなのでした。
しょっちゅう、ピーピーと音がしている。
やだなと思いつつ、これって「補聴器あるある」で仕方のないことなのかなと、あきらめていました。
それが、それが、、、。
付け方の問題だったなんて。
マメに対する申し訳なさで、心が疼きます。
(マメちゃんゴメンね。ずっとずっとつけ心地が悪かったんだね。)
そして、娘に対する不信感で、胸がざらつきます。
補聴器常時装用からもう1年以上たつのに、この体たらくは何?
朝、起きてきたマメに補聴器を付けるのは、日常的に娘の仕事のはず。
何百回も装着をくりかえす中で、ふつうは、ハウリングやプランプランが起きないコツを自分でつかむよね。
ここで娘を責めるのは得策ではないので、夜家に帰ってから、婿さんを含めたグループラインにメールしました。
「今日のことは**から聞いていると思いますが、大事なことなので情報共有します」
と前置きして、耳の図を添えて「正しい付け方」を説明しました。
婿さんは娘より何倍もかしこいし、マメを心底大切にしているので、このひとにしっかり伝えておけばひと安心です。
つぎにマメに会いに行ったとき、補聴器は「正しく」装着されていて、ハウリングもプランプランも皆無でした。
ああ良かった、、、。