めざせ!国際人

graceの〝英会話"・"異文化"体験記

"King of Talk" Larry King

2011年06月03日 00時02分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

世界一のトーク番組と言われた「Larry King Live」が昨年末、25年の歴史に幕を降ろしました

海外のトーク番組は、このようにMCの名前をつけて「~'s Show」みたいな番組名が多いですね。

この番組のMCは、そう、Larry Kingという低音で渋~い声をし、知的で軽妙なinterviewをする男性名司会者です

現在は確か76歳。Larryの言葉でとても印象深い言葉があります。

"I love what I do.  I mean, I love what I do, and whatever's in second place is distant."

私のしていることが大好き、つまり、「この仕事が大好き」と言っているのです。だから、70代後半になっても、「隠居して次に何をするかなんて考えられない」そうです。ずっとこの大好きな仕事を続けていたい、ってことですね。

自分の仕事についてI love what I do. と躊躇なく言えるなんて素晴らしいと思いました

でも、Larryの人間らしいところは、

"How do you want to be  remembered?  As what?"

「どのように、どんな人間として人々の心に記憶されたいですか?」

の質問には

"Good guy.  Well, I'd like to be...  I'd like people to say, 'We could count on him.'  You know, 'He was there.'"

「いい奴。『頼れる男だった』『彼はそこにいてくれた』って言ってほしいかな」

と答えました。

A great broadcaster(偉大なキャスター)というよりもむしろgood guy、いて欲しいときにそこにいてくれる頼れる人だった、と記憶されたいと言うんです。

いろんな含みがある言葉だと思うんです。

でも本心ですよね。きっと。

そんなLarryがinterviewしたStevie Wonderの言葉もご紹介したいと思います

"When people ask me, like, what is my most favorite song, I say, 'I haven't written it yet.'"

「一番気に入っている歌は何か、と訊かれたら、『まだ書いてないよ』って答えるんだ」

このセリフは、ジャズ・ピアニストのDuke Ellingtonが言ったセリフの引用らしいのですが。

素晴らしい作品があんなにあるのに・・・と思ってしまいますが、長きにわたって作品を作り続けているartistは、常にそういう気持ちでいないといけないのでしょうね。満足してしまってはいけない、もっと良い曲が書けるはず、というような。

実際、Stevieは"There're different songs for different occasion."

「状況によって必要な・聴きたい曲も変わる」と言っていますし。

こんな言葉たちが耳に残った今日この頃。

私も現状に満足することなく、精進しなくては!そして胸を張ってI love what I do.と言えるように

I know it's not easy...