本日は星天成り

その昔、銀塩時代に撮っていた星野写真。デジカメでは勝手が違いますが、気の向くままに撮っています。

星の写真撮影 見えてきたトレードオフ

2015年10月09日 21時52分31秒 | 日記

天体写真というと、本格的な意味合いが強いので「星野写真」というイメージで、今からステップアップするには

●ノイズが多い⇒多枚数撮影のコンポジット。(画像編集ソフトウェアと処理手順を覚える)、ISO感度を下げる。

●アンプノイズ(画面端がピンク色になる色かぶり)⇒短時間の露出に抑える、ISO感度を下げる。

●ガイドエラー⇒短時間の露出に抑える。高性能の赤道儀を使う。オートガイド機能を使う。(構築する)

●光害の影響(広角の際は特に部分かぶりが発生)⇒光害カットフィルターの使用。または光害のない場所へ行く。

●周辺星像の乱れ(収差)⇒絞りを絞る。(RAW編集ソフトのレンズプロファイルでも修正出来ますが)

それでも、淡い星雲をより鮮明に写す為のより良い結果を得るには

■F値の明るいレンズ

■高感度で、ノイズの少ないカメラ

■精度の高い赤道儀

この3点が必要なのでしょう。また、どこにバランスを置くかが考えどころです。

例えば、

◆ISO3200にして光害フィルターを付けて、F1.8を2.8程度に絞る。長時間露出になるので赤道儀の極軸合わせ等は確実にセッティングし、あまり長焦点で撮らない。

◆ISOを12800か6400で、多枚数を短時間露出で撮影。コンポジットでノイズを減らす。

こんな具合でしょうか。

以下は全て1枚ものです。(コンポジットなし)

撮影機材など:

TP-2(Toast Pro2)で自動ガイド Canon EOS Kiss x7+キットレンズ55-250mm(35mm換算300mm程度のテレ側)

PhotoShop CS6でRAW現像

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