1時間歩くと、体脂肪率が2ポイントも下がるということが分かり、最近はひたすら歩いている私。
ただ、何か目標が無いと頑張れないので、「○○まで行って、アイスクリームを食べるぞ」なんて、すぐに自分に“ご褒美”を与えてしまうのが悪いとこ。
本気でダイエットする気があるのか、無いのか....
それはさておき、ぶらぶらしていると、普段は通り過ぎているお店なんかも新たに発見できて楽しい。
「こんな所にこんな店が出来たのか~」とか、「この人だかりは一体何だ?」とか、近所の街歩きでも飽きることはない。
移り変わりの激しい飲食店の中でも、最近よく見かけるのは「重慶小面」のお店。
日本で言うと、ラーメン屋さんの範疇に入ると思うが、中国風のレトロモダンな佇まいの店が多く、外国人の私から見ても、お洒落な雰囲気。
中国の東北地方・瀋陽人も、四川等のスパイシーな料理が大好きだし、若者にも人気があるようだ。
何と言っても、江蘇テレビの人気司会者・孟非(モン・フェイ)が、故郷の味をみんなにも食べさせたいと、ラーメン屋をオープンさせたことで「重慶小面」の名が広まったとも言える。
私がお散歩をしていた通りにも、200mぐらいの間に3軒も、まだ新しそうな「重慶小面」の店があった。
ブームにはのっかるタイプの私は、早速、そのうちの一軒に入ってみた。
「正宗」(本場の味)という看板に惹かれて、この店に決めた。
ファーストフード店のように、カウンターで注文して、出来上がったら、番号を呼ばれて、自分で取りに行くスタイル。
麺のメニューは色々あったが、とりあえず、定番の「麻辣小面」にしてみた。
辛くないスープのもあったけど、やっぱりしびれる辛さの物を食べてみたい。
メニューを見ると、他にも、麺と一緒に食べる重慶風味のお惣菜(小皿料理)等も豊富なようだ。
私が頼んだ麺はこちら
具は、彩り程度の青梗菜、葱、高菜の漬物のような物だけ。真っ赤なラー油の入ったスープが特徴だ。
一口食べると、ちょっと塩味が薄いかな~という感じ。手打ちと思われる細麺は柔らかめだ。
基本、こちらの人は、しっかり茹でた麺が好みで、「バリカタ」というのは少ない。
辛さは選べるので、私は「微辛」という辛さ控えめにしたが、辛いのが結構大丈夫な私でも十分辛かった。
辛いのが苦手な人は、この麺はやめた方がいいと思う。
汗をかきかき、麺を食べ進めると、初めはちょっと薄いかなと思ったスープも、うまみが増してきて、花山椒の辛さも癖になる。
やっぱり辛い物って、病み付きになっちゃうんだよね。
「小面」と言いつつ、小ぶりなお椀の中には麺がたっぷり入っていて、日本のラーメンの一人前よりはずっと多い。
これ一杯で十分お腹いっぱい。
とても美味しかったが、私は重慶に行ったことがないので、これが「正宗」かどうか分からない。
そういうわけで、次は、この通りの他の2件にも行って、食べ比べてみよう。
話によると、「重慶小面」の上には、肉とか色々、好きなトッピングができるのも特徴らしい。
今度はそういうタイプの店にも行ってみたい。
辛い物が好きな人はもちろん、一人でちょっと食事をする時にもお勧めですよ!「重慶小面」