飛来飛去 ~風の吹くまま~

中国・遼寧省瀋陽在住歴十数年。
最近ネタぎれ気味ですが、何気ない、でも誰かに話したい日々の発見を綴ります。

ジュウダイニュース

2008年12月26日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から
今年ももうすぐ終わりですね。
瀋陽にいると、全くそんな気がしませんが。(春節がお正月なので)

この季節になると、テレビなんかでも、よく「今年の十大ニュース」なんて、やりますよね。

私も毎年「今年はどんな出来事があったかなぁ?」と自分なりのニュースを考えます。

今年は中国にとって、いろいろあった1年でした。

まず、年明け、南方での大雪に始まり、5月は四川大地震、8月はオリンピック、それから、粉ミルク事件、宇宙飛行士3人を乗せたロケットの打ち上げ等等...。

日本のニュースを見ていると、毎日暗くなる事ばかりで、ますます不安な気持ちにさせられるのですが、中国は、たとえどんな大変なことが起きても、みんなで力を合わせて、前を向いて行こうというメッセージがいつも伝えられるので、「まあ何とかなるかな」という気になります。

情報に関しては、いろいろ規制のある中国ですが、13億人をまとめるには、こういう風に統制していかないといけないのかなとも思いますが。


私、個人的にも、まあいろいろありましたが、今年の第1位は、人生初の婚姻手続きをしたことですかね。

結婚する気なんか全くなかった私ですが、人生最大のハプニングです(笑)


最近は学生時代のように明確な夢や目標が持てなくて、ただ毎日を何となく過ごすといった感じでしたが、来年は、ちょっとHSK(中国語)試験を受けてみようかと思っています。

中国に来て3年半。
ちゃんと勉強することから逃げ続けて来たのですが、ちょっと悔しいことがあって、「資格を取ってやるぅ~!」と、今、勉強中です


不景気のこの時代、来年がどんな年になるか、先が見えずに悩んでいる人もいると思いますが、「どんな季節も意味の無い風は吹かないはずだから」(byコブクロ「手紙」)一緒に乗り越えていきましょう!


たぶん今年最後の更新になると思います。

皆様、よいお年をお迎えください。

メリークリスマス

2008年12月24日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から
 メリークリスマス! 

クリスマス・イブ、いかがお過ごしですか?


今日、友人から携帯にメールが来ました。

「平安夜吃苹果、会一生平安」

平安夜(クリスマス・イブ)にリンゴを食べると、一生平安に過ごせるでしょうという意味です。

さらに、リンゴを送った人も願いが叶い、リンゴをもらった人も幸せいっぱいということで、友達は私にメールで「リンゴ」を送ってきたというわけです。

「平安」の「平」と「苹果(リンゴ)」の「苹」は同じ発音なので、中国では飾り物の彫刻等にもよくリンゴが使われます。

日本のおせち料理もそうですけど、中国人もこういう語呂合わせ好きみたいです。

でも、中国人の同僚に話したら、「聞いたこと無ーい。迷信、迷信」と、言われちゃいました。


ところで、クリスマスツリーの飾り(丸いキラキラしたやつ)って、アダムとイブの「リンゴ」から来てるそうですね。

中国では、一般的に宗教色が全く無いクリスマスだけど、意外なとこで、つながっちゃいました。


皆さん、今晩はりんごを食べて、お幸せに

最強にして、最高の二人

2008年12月16日 | 大好き!コブクロ&エンタメ
「すごーい!!すご過ぎる!!」

もう言葉がありません。


私の大好きなあの二人、といえば、もちろんコブクロのことなんですが、彼らがすごいことをやったんです。



それは、ストリートライブ。


もちろん、テレビの番組でも企画物でもありません。


普通に黒ちゃんが小渕くんに電話。
そして、二人で街に繰り出したそうです。
(わずかなスタッフのお手伝いはあったそうですが)


しかも、歌った曲は、「桜」「風」「赤い糸」「蕾」「時の足音」「轍」。


今年も大晦日は紅白に出場する彼ら。

去年はレコード大賞を受賞し、ベストアルバムは300万枚以上売れている。


数字だけを見ると、トップアーティストといっても過言じゃない二人が、今、あえて路上で歌う。


もうかっこ良すぎます。


突然とはいえ、小渕くんは路上用のギターを3年前に購入していたそうです。
(ということは、その時、まだ路上で歌う気でいたってこと?)


進化し続けながらも、決して原点を見失わない....そんな二人だからこそ、みんなに愛されるんでしょうね。


二人に出逢えてよかった...心からそう思いました。

やっぱり不思議...

2008年12月16日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から
先日、同僚と中国の高校のことについて話した。

中国の高校には大きく分けて、「公費生」と「自費生」がいる。

字からも分かるとおり、公費生は学費が安く、自費生は学費が高い。

中国にも私立の学校はあるが、私立=自費生というのではなくて、この公費生と自費生は同じ学校の中に存在する。

高校に入るためには、統一の入学試験を受ける。

各学校にはそれぞれ点数のボーダーラインがあり、学生達は実力に合わせて、第1希望、第2希望...と、いくつか希望校を書いて志願する。
(試験の結果を見る前か後かは地域によっても違うらしい。)

そのボーダーラインには2つの点数が書いてある。

例えば、公費生:610点、自費生:470点というように。

つまり、公費生として入るには、最低610点必要だが、高い学費を払うなら、もうちょっと点数が少なくてもいいよということ。

中国の入試では、点数が足りない分、1点いくらかお金を上乗せすれば、合格できるという話を聞いたことがある。

日本人の感覚からすると、点数をお金で買っているようで罪悪感があるし、不正なことをやっている気がする。

私もずっとそう思っていたし、今でも全て納得したわけではないが、中国の“いい”学校と“悪い”学校は、先生の質、カリキュラム、設備、友人関係、何から何まで差があるというので、中国人の親たちの気持ちも理解できなくはない。

しかし、不思議なのは、公費生と自費生がクラスを分けられることも無く、入学後は全く同じ学生として、同じ教室で勉強するということだ。

自費生の学費が標準で、公費生が特待生だと考えれば、納得できなくもないが、学力だって結構、差があるだろうに...。

さらに、不思議な制度がある。

それは「借読」という学生の存在。

A校に籍を置きながら、B校に通い、あたかもB校の普通の学生であるかのようにクラスで勉強するというシステム。

もちろん、B校はA校よりレベルが高い。

これをやるには「コネ」か「お金」(またはその両方)が必要で、誰でもできるわけではないが、みんながその存在を認めている。

公費生と自費生と借読学生が同じ教室で仲良く勉強している光景。

私が自費生や借読学生なら、何となく、肩身の狭い思いがすると思うんだけどなぁ。

向上心のある頑張り屋の子供には良いが、プレッシャーの中で潰されていく人も少なからずいるだろう。

それとも、初めから「そんなもんだ」と思えば、何でもないのか...。


やっぱり不思議...。

どうする?

2008年12月10日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から
そろそろ今日の仕事も終わりかなーと思っていた午後4時ごろ。

日本から一通のメールが届いた。

内容は、先日送った資料の訂正依頼。


今から始めても、退社時間までには出来そうもない。

今からやるか?明日にするか?


とりあえず、どんな具合か、仕事の期限を聞いてみた。

「この仕事は今日中ですか?それとも、明日でもいいでしょうか?」


すると、こんなお返事が...。

「可能な範囲でなるべく早く、でお願いします。」


う~ん....


さて、あなたなら、どうする?


日本人の、しかも、温厚な性格の依頼主が送って来たこの回答。

私は、こう解釈した。

「とにかく急いでやってくれ!」


結局、家に帰って、夜遅くまでかかって、資料を仕上げ、その日のうちに資料を送った。

もし、明日資料を送れば、次の作業がまた1日、2日かと遅れてしまう。

「時は金なり」ではないが、私のせいで、機を逃しては困るし...。

“典型的な日本人”の発想だ。


でも、この返事を外国人が聞いたら、どうするだろうか?

「なるべく」という副詞には、「必ず」「絶対」という緊迫感は感じられない。


この返事を文字通り解釈すると、「じゃ、今日は時間が無いから“できない”が、2~3日うちには頑張って終わらせよう」と思うかもしれない。


結局、言葉の問題じゃなく、言葉の裏に隠されたこんな気持ちの違いが、意思疎通を妨げているような気がする。


日本語を教えるようになってから、特に、初級の学生には、YES、NOをはっきりと伝える習慣が身に付き過ぎて、どうも日本人らしい「あいまい」な答え方ができなくなってしまった。

“フツウ”に話されている日本語の奥の奥まで教えることは、ほんとに難しい。


できれば、日本人も「いつ、どこで、どうして」をはっきり伝えてもらえれば、トラブルは少なくなると思うのだが。

おめでとう!

2008年12月10日 | 大好き!コブクロ&エンタメ
今日は朝から久々に衝撃が走りました!

「コブクロ・小渕くんが双子のパパに」というニュース。

いやぁ、ほんとにめでたい!めでたいなぁ~。

コブクロ結成前に結婚されて、今年で11年。
会社辞めて、ストリートで歌って...、そんなダンナ様をずっとずっと支えてこられた素敵な奥様なんだろうなと、勝手に想像しては、尊敬しておりました。

毎日、毎日、「倒産だ~」「リストラだ~」と暗いニュースばかりで、何となく将来が不安になる今日このごろ。

人生、誰でもいい時ばかりじゃないと思う。

でも、信じた道をひたすらに、まっすぐに、誠実に歩めば、きっと神様は見ていてくれるんだろうなぁ。


最近、心に残った言葉。

「意味がないと思うことを続けていくことが尊い」
(by天童荒太 「王様のブランチ」インタビューより)

羨ましがるばかりじゃなくて、私もそろそろ“怠け者生活”から足を洗わなきゃ!


ところで、中国語で双子は「双胞胎」

でも、男の子と女の子の双子は「龍鳳胎」と言います。

龍のようにたくましく、鳳凰のようにあでやかに...お子さんの成長を心からお祈りしています。

そして、ますます素敵な歌を作って、私たちに届けてくださいね。

寒さ対策

2008年12月05日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から
今日はこの冬、一番の寒さ。 最高-12度、最低-20度。


この冷たい空気は、今日、日本にも届いてますよね?
政治の上では国境があっても、やはり地球はつながってるんだなぁと感じます。


さて、こんな寒い中、日本にいる方は「どうやって人間が生活してるんだ?」とお思いかもしれませんが、みんな至って普通に暮らしてます。

私は通勤の時にしか外に出ないし、今は通勤も便利なので、そんなに防寒対策というほどのことはしてませんが、あったかスパッツ(今はレギンス?)と毛糸のズボンと普通のズボンの3枚履き、靴は中にボアのついたのを履いてます。

あと、以前、学生が編んでくれたマフラーが、肌触りがよくて、あったかくて、重宝してます。


こちらの人(特に女性)がよくやっている防寒対策は、マスク。

最近は、定番の白だけではなく、黒とかチェック柄とか、種類も豊富で、おしゃれになっています。

でも、鼻から出る息でマスクが湿ってくるので、私はあんまり好きじゃないんです。

日本でも話題になっている映画『レッドクリフ』(赤壁)。
日本のワイドショーか何かで、「寒い時期の撮影が大変で、ジョン・ウー監督も風邪をひいて薬を飲みながら撮影した」というエピソードを紹介していた時のこと。

アナウンサーが撮影風景の写真を見せながら、「ほら、スタッフもこんなにマスクをして、みんな風邪で大変だったんですねー」と言っていたが、私は、あれは単に寒いからではないか?と思っています。
(撮影は本当に大変だったと思いますが。)

それはさておき、今日、面白い防寒グッズを見ました。

それは、電気中敷(靴の中に入れるやつ)。

いつもの通勤バスの信号待ち。運転手さんが何やらおもむろに取り出したのは、コードが付いている足型の薄い布。

それを靴の中に入れ始めて「あっ!なるほど」と分かりました。

でも、充電するためのコードの部分はくっついたまま。
あれは履き心地が悪いんじゃないかなぁ?。

日本と違って、暖房の効いていない公共バス。

この季節、寒い場所でお仕事をされている皆さん、本当にご苦労様です。