例年にない猛暑の夏も過ぎ、あっという間に秋も深まって来ました。
今朝の気温は0度。
私の故郷・福岡なら、完全に“真冬”です。
さて、夏休み終わりの9月、久しぶりに瀋陽の繁華街・中街に出かけると、またもやニューオープンの看板が!
これは日本でももうすっかりお馴染みのふわふわパンケーキじゃないの?
どこのお店で売ってるんだろう?
大悦城(A座)というショッピングモールの中をうろうろしていると、その場の雰囲気とは一線を画す大行列を発見!
もしかして、これがパンケーキの店?
でも、そのフロアには飲食店らしきものは無いはずで、カフェのような店舗も見当たりません。
まさか、・・・・・・
やっぱり、そこは私の大好きなパンダ・チーズタルトのお店だった場所!
えーーーー!チーズタルトのお店、無くなっちゃったのーーー?!
パンケーキよりそっちの方がずっとショック
っていうか、ふわふわパンケーキがまさかのテイクアウト専門店?
その日は土曜日でものすごい行列だったし、友人との約束もあったので、また日を改めることに...。
後日、平日の朝一で例のパンケーキ屋に行ってみました。
授業終わりで、午前10時半に到着!
「さすがに今日は並ばなくてもいいだろう」と思って、店の前に行ってみると...
オープンは11時、パンケーキの販売は11時半からとのこと。
店員さんはお店に立っているものの、まだ準備中で、お客さんの列もありません。
「ちょっとうろうろして出直すか」
今回はこのパンケーキ目当てだったので、特に見たい物も買いたい物もなかったのですが、まあ、時間を潰すことにしました。
それでも、行列が気になり、11時前にお店の前に戻ると、3組ほどの行列ができていました。
パンケーキは焼くのに15分かかり、1回で10人分しかできないと書いてあるので、今並んでも後で並んでも待ち時間は同じだろうと思い、私も行列に並ぶことに。
午前11時、店がオープンすると、ドリンクの販売が始まりました。
このお店、タピオカミルクティーも押しメニューらしく、これを求めて来る人も多いみたいです。
私の前に並んでいた人たちは、次々にドリンクを注文し始め、列を離れて行きます。
すぐに私の順番になったので「あのう、パンケーキ買いたいんですけど」と言うと、「じゃ、ここで待っておいて」とのこと。
結局、私はパンケーキ行列の先頭になってしまいました。
その頃には、私の後ろに10人以上の人が並んでいました。(結果的には30人ぐらいの行列)
ドリンクのみの人は先に注文できるのですが、パンケーキの人はそこから11時30分まで待たなければなりません。
11時30分、スッタフの人数も増え、慌ただしくなってきました。
いよいよ注文開始です!
このパンケーキは「舒芙蕾」(スフレ)という名前で、いろいろなトッピングもあります。
私はシンプルに、オリジナルのメープル味(18元)を注文。
支払いをして、待つこと10分。
ようやくパンケーキとご対面!
ちょっと小ぶりですが、想像以上に美味しそう!
ここは通路横の角っこにあるので、飲食スペースはちょこっとしかありません。
「スフレは持ち帰らないで、出来立て5分以内にお召し上がりください」
と書いてあるくせに、食べる場所が無い!
私は人ごみを避けて、渡り廊下のおしゃれな休憩スペースで、立って食べることにしました。
スフレは本当に柔らかく、甘さはかなり控えめ。粉糖とメープルシロップはかかっていますが、少量です。
今度は自分のメープルシロップを持参しようかな。
でも、上に乗っているホイップクリームは軽くてふわふわで、本当に美味しかったです!
こんな物が瀋陽で食べられる日が来るとは...
10数年前を知る者としては、いつも新しい物に出会うたびに、しみじみとしてしまいます。
こんな美味しいスフレ、毎朝誰か焼いてくれないかな~~なんて、ふわふわスフレを頬張りながら、妄想する幸せのひと時。
でも、この幸せを手に入れるためには、最低でも40分は待たないといけませんけどね。