凍えそうな 空に 失くしていた想いが 谺する
不思議な心地 そびえ立つ岬の底に 胡乱な瞳の影が揺らめく
やがて行き着く その終焉の園に 争いの火は燃え立つ
見えないままの 欲望と怒りを 誇らしげに 嗤う
淡い記憶の 海に揺蕩い 重なり合えぬ身体の 孤独を映す
時の悪戯に 怯えた瞳 枯れ果てた感情は 憂う
時雨にわだかまる 残像 渦巻いた 悪夢の寂寞を
輝く恒星に 馳せた願いよ
暗い途の果てに 目まぐるしい 喧噪の淀んだ愛が 綻ぶ
夢と現実の境目に 繰り返す歴史の面影が 揺れている
その穢れた 身体で 創世の闇を彩るのなら
淡い色彩に咲く 花は その実が弾けるように 赤く散って行く
予期せぬ 鼓動の 導かれ行く 悲しみよ
その舟は傷み 叫びをあげる 仄暗い海原の 遠い追憶に
この想いは果ての無い 砂漠 恍惚と哀愁が やがて追憶に散る
身体は愛を求め彷徨い やがて渚に揺蕩う 感情の流れに
汚れたままの この不穏な叫びに 燻る言葉の 魅惑
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