昼前、大変お世話になった藤原君にお別れして、佐野市方面へ行くのだと思っていたが、ふと思い出して、『霞ヶ浦をお忘れじゃありませんか?』と、言うことで、方向転換。昨日のホームセンター「ジョイフル本田」の前を通るので、再度訪れ、必要なものを購入。これで、昨日の修理後をいくらかでも綺麗に出来る。この店は、兎に角大きい、初め入り口がわからなくて、お客さんにお聞きしたほどだ。中も、広い、大きい、商品が豊富、客の修理コーナーまで有る、びっくり!やはり、日本も歩けばすごいところがあるものだ。
何とか、霞ヶ浦湖岸の「美浦村」に到着。霞んでて、対岸がかすかに見える程度、右方向は大きな湖だから全く見えない。沖にクルーザーのセールがかすかに見える。
4mほどの高さの土手から湖面へは下りれる様になっている。魚釣りの人が居たので、『この辺に砂浜はないのでしょうか?』と、お尋ねすると『ここは周りが全部土手だから、多分ないと思いますよ。』とのご返事。やはり人工の湖と成り果てているか!
昼食のご飯を炊きながら、風はないので、カヌーイングだけでもしようと、カヌーを降ろす。昼を食べ、一寸漕ぎ出した。水漏れもほとんど止まった。修理もOKだ。
少し沖へ出ると、風が出ている。南が少し曇っている。風も少し冷気を感じる。少し強くなっているようにも感じる。『きっと風は出る。セーリングをしよう』と、岸へ帰り、マストを立てる。
まだ、弱いけど確実に強くなっている。暫くすると、良い風を受け走る。対岸まで行こうかな?とは思ってみたけど、まあ、よしとしよう。実は、ここ霞ヶ浦では、風物詩の帆引船を見たかったのだけれど、観光シーズンでないのかも知れないし、曜日の問題も有りそうだし、場所が大分違ったのかもしれない。兎に角、帆引船のセールは見えなかった。
沖に、得体の知れない構造物が並んでいる近くへ行っては見るのだが、やはり分からない。太い木枠の中に、細い木が積み込まれている、まるでパルプをとるために木を水に漬け込んでいるよぅだ。それとも、木枠の間・間に網が張られていたものは何かの養殖でもしているのだろうか?
もう一つ、竹が沢山差してあり、その先には、黒い布がぶら下げてある。まるで、カラス脅しみたいに、遠くから見てたときは、鵜が止まっているのかなと思っていたが、近くへ行くとビニール布だった。この下にも網でもあるのだろうか?結局、これも何だか、分からず仕舞いだ。
2時間前よりは風が大分強くなってきた。これはやばいかな?こんな見ず知らずのところで変なことになっても面白くないので、上がることにした。2時間ほどと短かったが、何とか、霞ヶ浦でセーリングもできた。これで、よしとしよう。
上陸し、偽装を解き始めたら、ますます風が強くなってきた。カヌーを担いで、土手を上がろうとすると、カヌーに風をはらみ、自由にならない。堪えて、何とか上げ、やれやれと言ったところ。沖を見ると白波が立っている。良い時に帰っていたものだ。これだけの風、波は高くはないので、まだまだ十分乗り切れるけれど、まだ、旅は長いので、大きな無理は禁物。丁度良かった。何だかやっぱり、私は天候についている。判断が正しいのかな?
3時頃、栃木県藤岡町へ向けて出発。途中、龍ヶ崎の案内板を見て、『あっ、そうだ!龍ヶ崎か?龍ヶ崎にはやはり同級生の山田君がいる、どうしているかな?電話だけでも、』と、コンビニへ。
彼は在宅だったけど、『これから出て行くところだ。』と、言う。私も先を急ぐ身、明るい内に次の泊地へ着かないと困る。
途中、つくば市を通り過ぎ、左へ行けば春日部市の案内板、それを横目に見ながら、後ろ髪も前髪もを引かれながら(あれ!私のスキンヘッドにはどちらも無いんだ)、藤岡町に到着、谷中湖畔の駐車場を泊地に決定。
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