日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【なかがき】

2007-01-08 07:19:56 | Weblog
~なかがき~

 6月7日、福山を出発したときは田植えがすんだ時期だったが、帰り着いたときは収穫がすんでいた、その間129日となっていて、この間の走行距離、13、547km(一日平均105km)。
 また、この間の全費用は以下の通りです。

科  目金 額(円) 円/月 摘    要
ガソリン135、31531、46910km/㍑
通行料29、8006、930有料道路
飲・食品128、46729、876 
キャンプ場11、1002、581 
宿泊費12、0002、791民宿・旅館
風呂代10、1102、351 
雑費56、46313、131 
総  計383、25589、129


 この内、4割は家にいても飲み食いはやっているので、旅故にかかった費用は、6割くらい、金額にして月5万円強、この金額でこれほど素晴らしい毎日を体験できるならば、返って安い位だ。下手に飲みに行ったら、一晩でパーだ。また、旅のおかげで、安価なお酒の購入ルートを知り、10年も掛からないで、元が取れそうだ。
  楽しく、有意義な、素晴らしい、長い、長~い、川下りの旅だった。まだ、九州・四国・中国の一部が残っているので、これは次の楽しい夢となる。
 楽しかった川下りもさることながら、テレビでも見ることも出来ないほどの鳥達の色々な珍しい生態を沢山見せてくれたし、各地の珍しい食べ物も非常にうれしい出会いだったし、もっと大きな、大きな喜びは各地の人々との出会い、人々の美しい心に接し、一期一会の素敵な日々の感動をいただきました。特に、同級生には、非常にお世話になり、
皆様、本当にありがとうございました。

  それと13、000km余も走りながら、一度の小さな追突事故には遭ったけど、怪我なども無く、違反も無く、順調に旅が続けられ、パンク一つさえしなかった。
 「速度違反取締り中!」の道路が度々あり、気がついたのは一度だけだが、ピカッと赤い灯がついいたので、「やられた!」と思っていたが、帰ってから、スピード違反が何通か来ているのじゃないかと心配していたけれど、結局全く来なかった。やはり、注意したことと、安全運転に心がけたことが幸いしたようだ。

 また、今年は、雨が多く、本当の日本一の清流と言う川でありながら、それを見ることはできなったけれど、水量は多く予定通りの川をすべることが出来本当に幸せな日々でありました。

  日本一周と言うと、時間の問題と金銭の問題、健康の問題等で、出来ない・難しいと思う方が非常に多いと思いますけど、実は、難しいことでもないし、大金が無いと出来ないと言うこともありません、その気にさえなれば、誰でも出来ることです。その気になって「どうすれば出来るか」を、ご自分の夫々の立場で、夫々にお考えになられることをお勧めします。必ず、方法は見つかります。
  時間の問題は、例えば、病気になって3ヶ月入院したと思えば、仕事を休んででも出来ること、あなたがいない方が仕事がうまく行く事だってあるかもしれません。(超、失礼!)どうしても連続長期休暇が取れないならば、土日祭日などを活用することも不可能では有りません。
  大人ばかりでなく、特に、いじめ等で学校へ行けない子供達に言いたい、クラスや学校などと狭いこと考えないで、もっと広い視野を持って、日本一周の旅に出なさい。四国一周でも、県内一周でも良い、もっと広い世界を見て回りましょう。それは君にとって素晴らしい人生を教えてくれます。家に引っ込んでいないで、遠くへ行こう!

  金銭の問題では、宿泊は旅館、ホテルではどうしても高くつくし、どこも同じ待遇なので、喜びが少ない、それで、テントが楽しくて非常に良いのだけれど、泊地探しに難儀をする場合、天候が非常に悪いときなどがあるので、軽四で十分なのでワンボックスカーの荷室へ車内泊も考慮し、これは非常に楽。小さな冷蔵庫を積めばグー!自炊をお勧めします。
  足は、キャンピングカー、乗用車、オートバイ、カブ、自転車、徒歩などありますが、軽四のワンボックスが、小回りがきく、ガソリン代・フェリー代が楽、荷室が広く便利で、使いやすい、など経済面でも非常に良いでしょう。

  健康問題は、普段から健康には気をつけて風邪など引かないように、歯は出発前に見ておきましょう。いざの時は、心配ありません。各地に医者はあるし、電話でかかりつけのお医者さんに指示を受けることも可能です。また、重病の場合は、一旦帰ることも難しいことではないでしょう。ただ、重大な自動車事故をしないこと、巻き込まれないようにはしたいものです。

  ただ、単なる観光地巡りのそれは恐らく十分な喜びを得ることは難しいでしょうから、何かのテーマを持って、その目的を果たすように行けば、必ず充実した旅になります。テーマは何でも良いのです、自分の持っているもの・あなたの腕を生かすこと、あなたの趣味を生かすことは良いテーマでしょう。
  また、例えば、ガソリンスタンドの経験があれば、それを生かして、各地でスタンドで一日だけ仕事しながら回っても良いでしょう(金は貰わなくても良いつもりでいる方が良い:ドイツではマイスターになると、自分の職業を勉強のため、3年くらいかけて、歩いてドイツ一周をする習慣もあるようです。)犬を飼ってれば、犬と一緒に回り、各地の犬の飼い主を訪ねても良い、学校時代や仕事仲間だった人を訪ねても良いし、全国の知事や市長を尋ねても面白いかも・・・。

  なお、日本一周でなくても、各市町村一周でも、各県一周でも、九州一周でも、良いと思います。
  例えば、小学生だと、市町村一周で全小学校巡りで、校長先生訪問なども有意義でしょう。 
  「○○で日本一周」など車に1箇所は表示しましょう。Tシャツの背中でも良い。これは大きな大きな喜びを与えてくれます。車でなければ、幟でも良い。
自作コンロ
 また、旅に限らず、生活には、煮炊きやトイレは必ず必要なもの、煮炊きに使うコンロはカセットコンロが軽いし、便利なもので、私も全てと言っても良いほどこれを使いましたけど、河原など山野では、枯れ木や流木、不要の紙など、薪(まき)・燃料になるものも沢山転がっており、それを使うことで、周りが綺麗になるし、楽しさも倍増、美味しさも倍増、極力使いたいものですね。そこで、市販品も有るでしょうが、重い、割れる、大きいなどで敬遠したい場合もあり、私は自動車修理工場で捨てられる運命の一斗缶を戴き、天板の一部を切り取り、横の中間部近くに丸棒用の穴を開け、鉄棒を通し、一番下側には空気穴を儲け、その空気の調節には、上部の取って部分を細工した。この度の旅では、雨が多く、この自作コンロは2度しか使えなかったが、塩梅(あんばい)は非常に良かった。
自作トイレ
 重要な問題に、トイレがあります、昨今はトイレはどこにでもあります。全く心配ありません。
 ただ、アウトドアーでは、トイレがすぐ近くに無い場合が多いので、洋式トイレスタイルを、これもホームセンターで少しの材料を買い、家屋建築中の大工さんに一声かければ、少しの板なら戴けます、写真のような、組み立て式のトイレをこしらえた。残念だが、これをトイレとして使うチャンスは一度も無かった。と、言うよりも、草陰でしゃがみ込む方がつい手っ取り早いので、そちらにした。スコップを持参、排便後は紙を使わないで、これも自作のハンディーウォシュレットで綺麗に洗い、土をかけて、自然に返した。なお、小の時は、良くぞ男に生まれけり、を毎日実感し、テント内では適当な容器を尿瓶(しびん)として使った。

 なお、カーナビは十分な使い方を知らないまま使ったので、高速道路を回避する方法もありました。その他、使い切れなかった機能はまだまだあり、マスターしてから出発していればもっと便利に使うことが出来たに違いなかっただろう。

 この旅は自然の中に入りこんだ旅でしたが、自然は素晴らしい歓迎をしてくれたし、自然の感性には誠に素晴らしいものがありました。
足跡
 そして、一期一会の旅、多くの人との出会い、非常に楽しい、善意の人との出会い、人は素晴らしい、人の心は素晴らしい、都会では決して知ることのできない人の心に接することができました。
 次の平成16年の予定、九州・四国・中国の一部方面が非常に楽しみです。

「日本一周川下り 前編」 終わり

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