日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

《はじめに》

2006-08-13 06:52:36 | Weblog
 さぁて~、出発はしてきたけれど、これから、日本全国の『一級河川』の川下りをめざして、どんな旅になることやら、大雑把な計画は出来ているけど、行って見なければ判らないことばかり、どちらかと言えば「行き当たりばったり」の、「ちゃらんぽらん計画」しか立てていません。
 その「行き当たりばったり」の計画とは、山陽路を東進、奈良から、紀州を抜けて、名古屋から、東海道を通り、富士五湖でセーリング、関東は広く、川が多いので、行ったり来たり、関東地区の友人にも会いたい、その後、太平洋側を北上、北海道へ渡り、ぐるっと一回りして、帰りは日本海側を南下、山形市での「日本一の芋煮会」へ参加し、北陸路から、琵琶湖周辺へ行き、ここでも友人と杯を交わしたい、その後、山陰路へ。この辺りで、10月中旬を迎えるであろうから、一旦福山へ帰り、冬ごもりをし、その間、痛んだ箇所の修理、そして旅の記録を整理し、次行の準備をする、と、言った程度の計画しかしていません。
 なお、腰痛持ちの小生、軽いとは言えども、25kgのカヌーの上げ下げに、全くの不安が無いわけではないがグキッときた時はその時、と言った軽い気持ちです。

 この「日本一周川下り」の思いつきは、老年期を間近に控えた私、金は無いけど、時間だけはた~っぷり有るので、くよくよしても仕方ない、この時間を有効活用しようと、昨'02年の夏の終わり頃、私に出来ることで、今まであまりひとがやっていないこと、また、後進のお方のお役に立てれるならばと、そして冥土への土産に、と欲張った考えで、持っている物を適当に、ポンポンポ~ンと車に放り込み、出発したと言う訳です。元々は海をセーリングで一周する計画だったのだけれど、時間的な問題と費用の問題で、川下りに変更したのです。

 カヌーと言うと、多くのお方は、テレビで見られて、荒波立っている激流をポールの間を、グイグイと漕ぎ、時に沈しても、くるりと起き上がり(エスキモーロールと言う)、力の限り漕ぎ進むと言う、スラローム競技を思い出されるでしょうけれど、私の乗るカナディアンカヌーは激流と戦うと言うスタイルではなく、非力の女性でも、老令者でも、ゆったり・のんびりと、回りの景色や動物など自然を楽しみながら、川の流れに身を任せと言った感じで川を下って行き、時間もそれほど気にしないで、どちらかと言えば「お遊び!」と、言った感じの乗り方ができるもので、いわばスローライフを楽しめる乗り物・遊びなのです。

 この私のカヌーは、1988年頃、日本ヨット界第一人者と言えるヨットデザイナー、横山晃・一郎親子の設計による、世界初と言えるセーリングカナディアンンカヌー「洋」なのです。なお、現在は、この「洋」を設計変更をし、一段と使いやすく、スピード性能も良くなった 「アクアミューズ」 が市販されています。
 元々、セーリングから、海の世界へ入り、ディンギー・小型クルーザーと遊んだが、「野田知佑」さんの書物や記事の影響を受け、川の楽しさを知り・思いを寄せて、セーリングカナディアンカヌーへのチャレンジとなりました。

 なお、折角日本各地を回るのだから、訪れた各地の食べ物との出会いや多くの人たちとの出会いを楽みながら、そんな「のんびり旅」なのです。これも野田さんの影響かな?
 兎に角、明るく、愉快な、ゆったりとした、貧乏旅にするつもりです。

”中国新聞”
 出発に先駆け、新聞に報道されたものを紹介させていただきます。

”山陽新聞”
 出発の前日、福山市役所の記者室へ赴(おもむ)き、計画の発表、
”読売新聞”
記者会見で、出発は明日と言うことで、記者さんを慌(あわ)てさせてしまったことは、申し訳有りませんでした。
”サンケイ新聞”
 なお、ちなみに、一級河川とは?
     国土交通省の規定には、

 『一級河川』:「国土保全または国民経済上、特に重要であるため、政令で指定された水系(川は何本もの支川が幹川に集まり一本になりますが、集まる全部の川をまとめて「水系」と言います)に含まれる川」を言い、管理は原則として国が管理し、一定区間については都道府県に管理を委任しています。
 『二級河川』:一級河川以外の、公共の利害に重要な関係のある水系に含まれる川」を言い、管理は都道府県が行います。
 『準用河川』:上記以外の小規模の川で「河川法の対象外となりますが、準用する制度に基づいた川」もあり、管理は市町村が行います。
 『普通河川』:「上記三川以外で、河川法の適用を受けない末端の小河川」を言い、管理は地方公共団体の条例により行われています。


となっています。


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