資料を整理するとき、たくさんの数値をいくつかのかたまりに分けて
見やすいものにまとめます。
◎ 資料をいくつかの等しい区間(階級)に分ける
◎ 各階級における個数(度数)をまとめる
◎ これらをまとめた表(度数分布表)をつくる
ほかにも、資料の整理に必要なことばを覚えておきましょう。
・ヒストグラム: 度数分布表の度数をたて軸に、階級を横軸に定めたグラフ
・度数折れ線: ヒストグラムの各階級の度数が表わす長方形の上の辺の中点を結んで
できる折れ線グラフ
統計に用いた資料の特徴や傾向をを示す尺度を表す数値を「代表値」といいます。
〈代表値〉
平均値: 資料の数値すべてを合計して、数値の個数で割った値
中央値: 資料の数値を小さい順に並べたときに中央に位置する値 メジアンともいう
資料の個数が偶数の場合は中央の2つの資料の平均値になる
最頻値: 資料の数値の中で最も多く存在する値 モードともいう
〈近似値〉
真の値ではないがそれに近い値のことをいいます。測定値や四捨五入して得た数は近似値になります。
このとき、真の値と近似値との差を「誤差」 といい
誤 差=近似値-真の値 で表します。
〈有効数字〉
153,154 の一の位を四捨五入するとどちらも150になります。このとき、
百の位の「1」と十の位の「5」はともに信頼できますが、「0」は四捨五入され、
「3」か「4」のどちらかはっきりしません。この「0」は単に一の位を表すもので
意味がありません。このときの「1」「5」を有効数字と呼びます。
ふつう、有効数字をはっきりさせるため 「整数部分が1ケタの数」×「10の累乗」 の形
で表します → 150=1.5×102
「資料の散らばりと代表値」は、「方程式」や「平面図形」に比べれば入試にとってさほど重要ではありませんが、
過去10年間で3回程度出題されています。したがって、決して軽く見ないようにしましょう。
〈前回の入試問題の答え〉
新しい学年の始まり。受験勉強は「マラソン競技」と同じ!
スタートダッシュでしっかり先頭集団をキープできたら
自分のペースを守り、ゴールを目指して少しずつ確実に前進しよう!
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