高校入試と「1次関数の重要な性質」
1次関数において「変域」はグラフの範囲のことをいい、横の変域が x の変域、たての変域が y の変域になります。
x, y の変域を座標平面に表すと x の変域を横の辺、 y の変域をたての辺とする長方形となること
を覚えておきましょう。このことから、
◎ 1次関数は直線になり、必ず変域が表わす長方形の対角線になる
その他、1次関数の性質には、つぎのようなものもあります。
◎ 傾きが同じ1次関数は平行な直線になる
→ 2本の直線が平行ならば、傾きが等しい
・1次関数の交点
◎ 直線と直線の交点は1次関数の式を「連立方程式」として解いたときの「解」に等しい
〈1次関数の文章問題〉
連立方程式と同じく、「変数 x,y をそれぞれ何にするか」 を決めることが大切です。
入試問題にチャレンジ:
「直角三角形ABCにおいて、点Pは頂点Aを出発して頂点Bを通りCまで動く。点PがAを出発してから
x cm 動いたときの△APCの面積を yc㎡とするとき」
(1) 点Pが辺AB上を動くとき、y を x の式で表しなさい
(2) 点Pが辺BC上を動くとき、y を x の式で表しなさい
(3) (2)における x の変域を不等号を使って表しなさい
〈前回の問題の答え〉
例題1: 道のり=速さ × 時間 より、「毎分60mの速さで x 分歩いたときの距離=60x(m) 」から
y =1500-60x → y =-60x+1500
例題2: 変化の割合=(y の増加量÷ x の増加量)=傾き=係数a より、
5=y の増加量÷ 4 y の増加量=5×4=20
例題3: y の増加量=16-4=12 x の増加量=7-3=3 より
変化の割合=12÷3=4
〈演習問題の答え〉
(1): 3y =-x+p より、 y =-1/3x+1/3p これが y = 4x - 5 と y 軸上で交わるとは
座標(0, 切片) で交わるということですから
y=-1/3×0+1/3p, y=4×0-5=-5
の y の値が等しくなり、 1/3p=-5 より p=-15
(2): ア y =ax+b において、x =0 のとき y =32 であるから、 b=32
y =ax+32 において、x =100 のとき y=212 から
212=100a+32 100a=212-32=180 a=1.8
∴ y =1.8x+32
イ ア の式より 30℃ → y =1.8×30+32=54+32=86 ℉
10℃ → y =1.8×10+32=18+32=50 ℉
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