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独り言

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同じ人間が裁いた、“小沢”の検察審査会。小沢氏は無罪

2011-10-17 23:11:02 | Weblog

2011/10/15() 午後 10:39

 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20111012/287029/?ST=business 

自らの政治資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で強制起訴された小沢一郎被告の初公判が106日、東京地裁で行われた。 小沢氏の意見陳述の怒りがよくわかる

 これは普通の裁判ではない。

 小沢氏は検察審査会の、20109月に強制的に起訴すべきだとする「起訴議決」により、裁判所が指定する弁護士が検察官役となり、小沢氏は「強制起訴」され、今回の初公判が行われたのである。

  多額の裏金をつくっていたとされる準大手ゼネコン「西松建設」の政治献金に絡み、小沢氏の公設第1秘書で、陸山会の会計責任者を務めていた大久保隆規氏が政治資金規正法違反の罪で逮捕されたのが20093月である。

政治家・小沢一郎をねらった攻撃ではないか

 衆院総選挙で民主党と自民党が雌雄を決する、まさに「天下分け目」の戦いだ。 その大事な選挙を目前にして、当時民主党代表であった小沢氏の秘書を逮捕するとは、政治家・小沢一郎をねらった攻撃ではないか。

 「一昨年の衆院総選挙の直前に、何の根拠もないのに検察当局は捜査逮捕権という国家権力を乱用して、いきなり野党第一党の代表である私を狙って強制捜査を開始したのであります。(略)とりわけ2年前の総選挙は、各種世論調査でも戦後半世紀ぶりの本格的な政権交代が十分予想された特別なものでありました。そのような時に総選挙の行方を左右しかねない、恣意(しい)的な権力の行使が許されるとするならば日本はもはや民主主義国家とはいえません」

 大久保氏が逮捕された後、小沢氏は20095月に民主党代表辞任を表明し、830日に投開票が行われた衆院総選挙で民主党は圧勝し政権交代を果たした。

検察が不在で「初めてまともな裁判が行われた」

 さて、小沢氏が意見陳述で露にした怒りそのものはよくわかるのだが、「その陳述が誰に向かって行われているのか」という疑問も抱かないわけではなかった。

 なぜなら、小沢氏の意見陳述を法廷で聞いているのは、東京地検特捜部ではなく、検察官役の指定弁護士だからだ。今回の裁判では、検察の手を離れ、指定弁護士にその役割が移っている。

  検察は過去に何度も「検察の正義」にこだわってきた。田中角栄氏のロッキード事件、江副浩正氏のリクルート事件、最近では堀江貴文氏のライブドア事件などが象徴的である。特にロッキード事件では、「田中は巨悪だ。金権政治の親玉だ」と言って「検察の正義」を振りかざしてきた。

 ところが20109月、郵便不正事件で厚生労働省元雇用機会均等・児童家庭局長の村木厚子氏に無罪判決が出され、検察の違法な捜査を疑問視する声がかつてないほど高まった。「『検察の正義』の矛盾」が露呈した事件だったと言ってよい。

元秘書の裁判では「推認」による有罪と断定

 小沢氏の初公判に先んじて926日に行われた石川知裕被告、池田光智被告、大久保隆規被告の元秘書3人に対する判決では、東京地裁は有罪とした。中堅ゼネコン「水谷建設」の元幹部が石川氏、大久保氏に裏金としてそれぞれ5000万円を渡した点を指摘されたのである。

 実は小沢氏を起訴するかどうかについては、物的証拠がないために不起訴となった。

 それなのに926日の判決では物的証拠なしに「推認」による有罪と断定したことから、相当踏みこんだ判決だったと思われた。

 小沢氏の初公判では、この裏金問題はまったく出てこなかった。検察が事情聴取をして作成した供述調書を中心に審理された。しかも、その供述調書のうち、石川氏が「2004年、2005年の虚偽記載は小沢氏に相談し、小沢氏が了承した」と供述したのは尋常ではない取り調べによるものということで削除され、そのうえでの裁判である。

 さらに、3人の元秘書が関わったとされる水谷建設問題も触れられていなかった。

石川氏の供述調書は検察の脅迫によるものであったのか

 私は、陸山会の土地取引をめぐる小沢氏への検察の捜査には最初から違和感を抱いていた。東京地検特捜部は小沢氏を何としても有罪にしたい。いわゆる「検察の正義」を振りかざし、遮二無二に捜査を行っているように感じられたからだ。

 「小沢という政治家は悪いやつだ。だから有罪にしなければならない」。この検察というプロフェッショナルによる捜査の結果は、2度とも不起訴になった。

 それを、つまり裁判所によって選出された国民(有権者)11人で構成する検察審査会が2度にわたり「起訴相当」と判断した。この経過にも、私は違和感を覚えている。

 小沢裁判の次回の審理は1014日午前に行われる。銀行からの4億円の借り入れに関わった行員の尋問が行われるほか、石川氏の取り調べを録音したICレコーダーが提出され、その音声データの再生も行われる。石川氏の供述調書が検察の脅迫によるものであったかどうかを確認するためだ。

 石川氏の主張は検察の脅迫によるものとしているが、本当はどうだったのか。次回の審理では、脅迫されたものかどうかが明らかになるが、これは小沢裁判の一番のポイントになるだろう。

やはり小沢氏は無罪である

 私は926日の元秘書3人に対する有罪判決を聞き、「これは小沢氏を有罪へと持っていくのではないか」という印象を受けた。

 しかし、6日の初公判の冒頭陳実をよく読み、その後取材を重ねてみたところ、小沢氏の裁判は、926日に元秘書に有罪判決をした裁判とはまったく別のものであるという思いがしてきた。

 私はこれまで一貫して「小沢氏無罪」を主張してきた。来年4月まで裁判は続くが、「正義」を振りかざす検察が事実上不在であり、もし「まともな裁判」が行われるのであれば、私はやはり「小沢氏は無罪になる」と考える。


登石郁朗裁判長(57)の過去(東京地裁) 法廷が混乱、どよめくことも

2011-10-17 15:18:58 | Weblog

小沢元秘書3人に有罪を言い渡した東京地裁の判決には、司法関係者からも「この裁判長は何を考えているんだ」「検察が描いたシナリオの丸のみじゃないか」と疑問の声が噴出している。

だが、そもそも登石裁判長の判断が「おかしいんじゃないの?」と言われたのは今回が初めてではない。

登石裁判長は、東京都出身。1985年に判事補となり、札幌地裁判事や司法研修所教官などを経て、06年から東京地裁判事を務めている。が、過去に手がけた裁判にも批判の声は出ていた。

「東京地検で07年、異動前の検事が強制わいせつ被害に遭った女性の告訴取り下げ書を偽造し、不起訴にした事件があった。この捏造検事の裁判で、登石裁判長は『精神的に不安定だった』などの事情を酌量し、執行猶予を付けたのです。

06年に法大で学生運動を行った参加者らが一斉に逮捕された事件の裁判では、抗議する被告人らを次々と退廷させ、弁護人から「史上最低の裁判長だ」とも言われた。

一方、08年にお台場でフィリピン人女性が殺害された事件の裁判では、過去にも女性を殺害したことのある被告に対し、無期懲役(求刑は死刑)を言い渡した。「矯正の可能性がないとは言い切れない」という理由だが、遺体をバラバラにして洗濯機で洗い、トイレに流した殺人鬼だっただけに、法廷がどよめいた。

実は西松事件裁判で手詰まりとなった検察が強行した「訴因変更」の一件にも、登石裁判長は関わっていた。「大久保被告の裁判で、検察側証人に証言を翻されて慌てた検察は、西松事件に陸山会の政治資金収支報告書虚偽記載をくっつけて、2本立てにする訴因変更を行いました。公判前整理手続きを終えた裁判の訴因変更は、判例では認められていない禁じ手です。そんな検察の“後出しジャンケン”を認める決定を下したのが登石裁判長でした。当然、弁護側は最高裁に特別抗告したが、これを棄却した古田佑紀裁判長は、かつて最高検次長検事だった元検察の大幹部。今回の裁判は、ハナから検察と裁判所が持ちつ持たれつ、ナアナアの関係で進められたようなものです(司法関係者)

何かと不可解な判決の多い裁判長である

 


国の反省みじんもなし「村木氏に国家賠償支払いを。一部請求額を争う姿勢」

2011-10-17 14:19:52 | Weblog

郵便不正事件で無罪が確定した村木厚子元厚生労働省局長が、大阪地検特捜部による違法な逮捕・起訴で精神的苦痛を受けたとして、国と大坪弘道元特捜部長(58)=犯人隠避罪で起訴、公判中=ら3人を相手に、約4100万円の支払いを求めた国家賠償請求訴訟の口頭弁論が17日、東京地裁であった。国側は休職中の給与分など約3800万円について、訴えを認める「認諾」を表明した。

しかし、メディアへの捜査情報リークなどに関し請求された、約300万円の慰謝料については争う姿勢を示し、訴訟を継続する。 

 このことは、今だ、大阪地検特捜部の行った違法捜査を完全には反省していない。本来、刑事被告人も一審で有罪とならない限り、推定無罪として本人を誹謗する情報のリークはするべきではない。無罪になればその者達は犯罪人として処罰されるべきである。現在も、このような捜査は日常茶飯事のことではないかと、十分考えれる。あるいは、国家公務員でなかったら、請求額に対する支払いをもっとへちったかもしれない。これでいいのだろうか?