この記事は、某ブログに掲載してあったもので、本日移転しました。そして、これがgooブログで最初の投稿になります!
今回は、私事ではなく、「姫路 麗(ひめじ うらら)」女子プロボウラーについて感じたことを記します。実は数十年(100年とかではありませんよ!)前から、プロボウリングのトーナメントには興味がありまして、東京で行われたトーナメントに足繁く通っていた時期がありました。その時は某選手を応援していて、何回となく個人でビデオ撮影もしていたこともありますが(昔はβcamでもホント重たかった!)、これについては、また後日、、、。
先ず、P★LEAGUE第13戦の3度目になる優勝、ホントウにおめでとうございます。テレビのミニトーナメントですが、「優勝」することにやはり価値があるというものですね!
昔も今も変わらない人気のある女子プロボウラーですが、若手人気女子ボウラーによる「P★LEAGUE」なるものを、最近面白くてTVで見ていて、ファンになってしまいそうなボウラーが何人かおりました。昔より遙かに魅力のある女子プロボウラーが増えたなぁ、、、と思っていた矢先でした。「DHCツアー2007/2008最終戦」を録画しまして、見終わって、まさに感激・感動、そして何故か感涙となりました!!!そうです、「姫路 麗プロ」の優勝に、こちらも一緒になって涙しておりました。いつの時代でもそうなのでしょうが、メンタルな部分の多いボウリングにおけるプロトーナメントの優勝は、男女関係なく、非常に感激しますね!
しかしです!今回の「姫路プロ」の優勝には、ちょっとした気に掛かった点があったのです。当方はこの度のボウリングのブランク前にベースボール・マガジン社の「ボウリングマガジン」を勉強のため購読していました。その2002年3月号「BOWLER FILE2002」と「第89回大久保洪基のエースを狙え」に姫路麗プロが登場します。両方とも読めば、姫路プロの過去から現在への軌跡が少々理解出来るかと思いますが、その中で大久保プロ(プロ一期生、当時日本プロボウリング協会専務理事、故人)が、「(省略)。あと、もう一つほしいのは、肉体的なたくましさ。いまはまだプロスポーツマンの体型ができていません。キツイことをいうようですが、産休前の190というアベレージでは優勝や上位入賞など結果を求めるのは早すぎます。まずは、基本的なトレーニングをし、プロとして戦える身体をつくることが先決です。 お子さんが小学生になり、意味がわかるようになるころに優勝した姿を見せられるよう、5か年計画くらいで考えた方がいいかもしれません。(省略)。」と当時の姫路プロの投球フォームを解説しています。当時、大久保プロの的確なアドバイスや素晴らしいテレビのボウリング解説には定評がありました。(下線は当方)
姫路プロの記憶がおぼろげながらよみがえったのですが、テレビ観戦後、再度文章を読み返して見てビックリしたのが姫路プロの無言の実行力でしょうか?2007年9月9日の彦根プリンスカップの初優勝、そして今回の「DHCツアー2007/2008最終戦」の2勝目と、現在、確実に一流プロボウラーへの階段を登っているように思えます。それにしても、当時の写真と比べてみると、現在は見間違えるほどの筋骨隆々(男性みたくではなく、女性アスリートとしてですよ!)な身体になっていて(褒め言葉になっていない!ご免なさい!!)、よくぞ5年間も辛抱したものだなぁ、と思いました(とは言っても、復帰後、優勝決定戦には何度か進出していましたが、、、)。
姫路プロには酷かもしれませんが、参考までに、ここで2004年~2008年現在までの女子プロランキングを記します。徐々にではあるが、確実に上位にくい込んでいる順位は、さすが!!!ですね。※前から順に、ポイントランキング、アベレージ、獲得賞金です。2008年はDHCツアー2007/08第4戦まで。途中段階ですが2008年のアベレージのアップ率が超凄い!!!※※2002/2003年があると、もっと上昇傾向が解って良かったのかもしれませんが、あいにく手元にデータがありませんでした!
- 2004年 25位、 201.51、 697,000円
- 2005年 10位、 208.09、 2,820,000円
- 2006年 15位、 211.10、 2.168,000円
- 2007年 8位、 210.06、 3,015,000円
- 2008年 3位、 217.11、 6,000,000円
プロ入り当初から、好きな言葉は「練習」だそうです。現在もこの言葉を座右の銘にしていることから、それはそれは人には言えないような御苦労があったのでしょう!「DHC」の優勝決勝戦を見ていて、さらには彼女のブログなどを拝見して、この人はボウリングに対して突出した「情熱」と、感性や勢いだけではない先人たちの「智慧」を実行していると思われました。ひたすら、がむしゃらに練習すれば良いというものではありません。色々な諸先輩ボウラーや専門的な本を通して得た知識を、練習に取り入れ、さらには実践に活かしているのではないでしょうか!
女子プロボウラーの中でも決して体力的には大きくない姫路プロですが、テレビの解説者の話では、結構スピードがあって回転のある強いボールを投げているそうです。ひとえに、これも「練習」の賜物なのでしょうか?
先程とダブりますが、姫路プロを見ていて、「DHC」や「P★LEAGUE」の試合でもそうですが、ボウリングに懸けるその「姿勢」は中途半端ではないように思えました。そこから発する「オーラ」は、ネットでの評判を見ても分かりますが、人を強く惹きつけ、魅了します!さらには、スポーツに取り組むものが持つ「ひたむきさ」と「謙虚な気持ち」にも心打たれました!さらに、さらに「難波のど根性」とそれを裏返した「気さくで、茶目っ気??」にも、あぁ、成る程と納得させられる人柄でしょうか?
今日から私も、姫路 麗プロを応援いたします!!!
その証として、本日近くの本屋さんで、「劇的にスコアがのびる! ボウリング絶対上達 (LEVEL UP BOOK) (実業之日本社刊)」を購入しました!表紙も、中身の投球フォームも女性用フォームとして写真が多数掲載されていて、みとれてしまいました!?リスタイ(ABS ProWrist)は、安価で指の第2関節まで自由になるということで偶然購入したものですが、姫路プロ御用達とは、この時にはまったく意識していませんでした!今から考えてみると、これを選択したのは、必然だったのかもしれません。
麗しき姫路プロのフォーム(大きい写真です)
リスタイと姫路プロの解説(大きい写真です)
最後に、大久保プロの先述した「投球フォームの批評」で、「(省略)、いいお母さんであってほしいし、プロとしても活躍してほしい。二足のわらじ生活の中で肉体的にも精神的にもたくましくなるのは間違いありません。プロらしさのようなものも、自然に身についてくるでしょう。(略)」と締め括っていますが、ほんとうに、本当に素晴らしいプロボウラーに成長したのではと、思われました。いや、否、今後もこの姿勢を貫いていけば、大先輩たちにすら追いつくのでは、、、?と、当方は考えております。現在、姫路プロは、ようやくその栄光のゴールへの一歩を大きく踏み出したと思っています。
姫路 麗プロのさらなるご健闘と、さらなるご発展を願って終わりにしたいと思います。
頑張れ、うららプロ!!!!!!