「今世界は誰が日本の次の総理の椅子に座るか注目している」
Nはこう言って仲間を見た。
「世界は何を期待しているの、Nさん」
Nの仲間がNにこう尋ねた。
「国際経済に詳しく、ものづくりにも詳しい人」
Nはこう言って仲間を見る。
「そんな総理候補いるかなあ」
Nの仲間は全員首をひねった。
「総理候補の個人の能力には限りがある。いかに有能なブレーンを集めるかだ」
Nは自信を持ってこう言った。
「アメリカは今物が作れない国になったからなあ。日本もいつアメリカのようになるか分からない」
「本当だなあ」
みんなため息を付いた。
「難しい時代になった」
Nはこう言ってまた仲間を見た。
*この物語はフィクションです。