エレベーターのメンテナンス会社には、「メーカー系」と「独立系」がある。
「メーカー系」というのは、エレベーターを製造した会社の子会社のこと。
メーカー直轄
東芝エレベータ
日本オーチス・エレベータ
フジテック
シンドラーエレベータ
横浜エレベータ
メーカーの子会社
三菱電機ビルテクノサービス
日立ビルシステム(ビルケア)
エレベーターメーカーの系列に属さないメンテナンス業者を独立系という。
独立系
セフティエレベーター
SECエレベーター
エレベーターコミュニケーションズ
マーキュリーアシェンソーレ
ジャパンエレベーターサービス
独立系の特徴
メーカーからの、必要な情報提供が得にくい。
メーカー・系列のメンテナンス費用よりも安い。
メーカーの系列に属さない独立系と称される保守業者のシェアーはわずか数%。
過去にはメーカーが部品供給をしないということもあった。
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<フルメンテナンス契約>
full-maintenance
FM契約
一定額の契約料で定期に保守点検を行うもので、劣化を予測して、部品の修理、取替えを行う。
通常、制御盤、モーターなどの主要機器や内装の修理などを除いて、部品の交換は契約料に含まれている。
命綱というもいうべきロープの交換も契約に含まれている。
月間の点検回数は契約によりますが、技術者を派遣させないで、リモート監視(遠隔監視)により、エレベーター利用者のいない深夜の点検も含めて契約している場合もある。
<POG契約>
ピーオージー契約
Parts、Oil、Grease
予防点検契約ともいう。
定期的に技術者を派遣し、点検の上、ヒューズなどの消耗品の交換や注油などは行うが、高額な部品の取替えや修理が必要となる場合は別途費用が必要。
契約料はフルメンテナンス契約に比べ割安となる。
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