別担保 共同担保

共同担保

同一債権の担保として、複数の不動産に設定されている担保物権のこと。
通常、住宅ローンでは、土地と建物を共同担保として抵当権を設定する。


共同担保目録
 
共同担保目録とは、同一債権の担保として、複数のものの上に担保物権を設定された抵当権について、登記を申請するときに必要とされ目録のこと。
また、共同担保目録は、誰が見ても物件ごとの負担の割合や、担保権を行使する人間の優先順位などが明示されていなければならないとされている。

保有物件の評価額と、その物件の銀行借入残高を比較して、評価額の方が大きい場合、購入物件の他に、別担保（共同担保）として現在保有で担保の枠のある物件を銀行に担保として提供することも可能。

　別担保の設定の際は、複雑に担保が入り組んでしまわないように注意したい。

　将来売却するときにネックになる可能性がある。
一旦つけた担保は、担保としてとっている金融機関側としてははずすのに再度査定しなくてはならず、一般的にあまり好ましくない。
　従って、別担保として提供するのは、手持ちの物件の中でも長期保有を前提に考えている物件とし、近い将来売却が想定される物件は、あまり複雑に担保をつけないほうが無難である。