レガシーフリー
legacy free
古くから使われてきた「時代遅れ」のインターフェースを搭載せず、最新のインターフェースのみを備えたコンピュータのこと。
より高機能・高性能な代替規格が登場し、過去に登場した機器との互換性のためだけに実装されるインターフェースや、コンピュータのほかの部分の性能向上に取り残され、相対的に著しく性能の劣るようになってしまったインターフェースをレガシーインターフェースと呼ぶ。
レガシーフリーのコンピュータはこれらの「過去の遺産」と決別し、最新の規格のみで構成することにより、ボトルネックの除去による性能の向上や、部品点数の削減に伴う対故障性の向上、低価格化などを実現している。
近年のレガシーフリーパソコンでは、これまで標準規格として長く使われてきたISAバスやPS/2ポート、RS-232Cポート、フロッピーディスクドライブなどが取り除かれ、代わりにPCIバスやUSBポート、IEEE 1394ポート、CD-RWドライブなどが搭載されている。
コンピュータをレガシーフリーなものに交換する際に、古いインターフェースに対応した周辺機器を持っていると、それらは使えなくなるため、新しい規格に対応したものを一からそろえなおす必要がある。
各社が販売しているレガシーフリーのパソコンは初心者向けの入門機種が多い。