マチュリティ
Hersey & Blanchard(1977)SL(situational leadership)理論
状況変数として、成因のマチュリティを問題にする
マチュリティとは達成可能なできるだけ高い目標を設定しようとする個々人の基本的な姿勢
責任負担の意志と能力対象となる相手または集団がもつ教育・経験の程度
産業場面でいえば、ある職務を遂行する際の能力・技術、職務経験の長さ、仕事に対する意欲や態度といったものに関係する
生産管理講座 リーダーシップ論
SL理論は、効果的リーダーシップ・スタイルを部下のマチュリティ(成熟度)の程度との関係で考えている。
SL理論では、部下の課題達成マチュリティのレベルが高められるにつれ、リーダーは部下のマチュリティが中程度に至るまでは、指示的行動を減じていき、あわせて協労指向的監督行動を増していくことが必要であるとされる。部下のマチュリティが平均(中程度)以上のレベルに達した場合、指示的行動だけでなく、協労指向的監督行動をも控えることが望ましい。こうして部下の課題達成だけでなく、心理的にも成熟(マチュアーに)せしめようとするわけである。
部下のマチュリティが低いレベルから高いレベルに移るに従い、適切なリーダーシップ・スタイルが変化していく。リーダーシップ・スタイルは、高指示/低協労、高指示/高協労、高協労/低指示、低協労/低指示へと変化していく。