春の大相撲“大阪場所”番付け表 郷土力士

7/2℃
　一昨日の日曜大相撲春場所が大阪府立体育館で始まった。　相撲界の八百長問題で２年ぶりの開催となるが１１日の開幕日は「満員御礼」で始まった。若者に人気が野球・サッカーが移り八百長問題でさらに不人気となったが大阪で２年ぶりの大相撲となると人気が出ているようだ。　子供の頃のスポーツ競技は大相撲と野球で郷土力士が取り組む大相撲が圧倒的で高校野球・東京６大学・都市対抗野球4とプロ野球だった。　当時は地方の雪国ではまだ郷土の野球選手はいなくプロ野球のファンは巨人・阪神や南海（現、ソフトバンク）が圧倒的だった。　大相撲では新潟県出身の横綱、羽黒山を筆頭に大関、豊山、関脇、三根山が出るのでラジオ・ＴＶを見入っていたものだ。　社会人となり彼方此方への転勤の職業となるとその地域出身のスポーツ選手のファンにならないと話題性を欠き馴染めないのである。　富山では相撲の安念山でプロ野球は其々フリーだった。　京都・大阪・兵庫では当時は阪神・阪急・南海・近鉄で其々で相撲はあまり関心を示しなかった。
　金沢では輪島や出島・栃乃洋の大相撲と野球の星陵高校と松井秀樹のいる巨人であり、　広島では当時野球で日本一になったばかりの広島カープの全盛時代で街中がカープが勝てば商店街は大売出しで飲み屋は大入り満員でカープを応援しないと相手にされない。　現在のプロスポーツは地域性の対抗で人気性を発揮している。　プロ野球は北海道・東北・首都圏5・名古屋・近畿圏2・中国・九州の１２チームが有り、サッカーのは各県の主要都市で段階別リーグのチームがある。　今年の春場所の番付表見ると東西の前頭の東筆頭に妙技龍、西に栃乃若とあるが妙技龍は群馬県妙義山また栃乃若は昭和の名横綱を輩出した春日野部屋からの四股名と思いきりや両者とも妙技龍は（高砂市）栃乃若（尼崎）の兵庫県なのである。　相撲は個人競技で四股名は強そうな名前や山・川・海や縁起をかついだ名前に若者には解らない名前が多い。　外国人力士に番付が独占されているのも不人気の要因だが四股名も出身地に因んだ名前を付けたほうが出身地のファンが多くなるし、力士も郷土の名を高めるため張り切るだろう。　妙技龍は高砂（山・川・海）、栃乃若は尼崎そのままでよいと思う。声援を送る観客からは“高砂”とか“アマー”（大阪・神戸では尼崎市は尼で通じる）頑張れーとエールを発すれば本人の士気が高揚するだろう。　角界の力士の名前も古い時代の慣例や古臭い訳の分からない名前から脱却し改革しなけらばならないのであると思う。　大阪場所は毎場所大狂るわせの取り組みがあり優勝候補が番狂わせの場所とされている。　今日も新聞の相撲欄の星取表の兵庫県出身の栃乃若と妙技龍の勝敗に目がゆくのである。