イル・フェ・ボーな日々

料理教室、子育て、映画、読書とひたすら走り続けるシングルマザーの日記

出石そば

2009-06-26 13:29:25 | Weblog
「いずし」と読みます。兵庫県豊岡市の町の名前。
ここは皿そばが有名です。昔、関西に住んでいたころ、よくドライブがてらに食べにいったものです。

小さな皿にこんもりと蕎麦が盛られ、つゆに生卵と葱、わさびや海苔を加えていただきます。椀子そばの小皿版。

垢抜けた、キリッっとした東京のお蕎麦とはちょっと違う、野趣深い蕎麦なんだけど、ほのぼの美味しいのだ。

なつかしいなあ、食べたいなあなんて思っていたら元ダンナが息子宛に送ってきてくれました。求めよ、さらば与えられん。

昨日は久々の出石蕎麦。親子で4人前ぺろりといただきました。





愛を読む人

2009-06-25 13:38:05 | Weblog
昨日は水曜日でレディスデイだったので会社の帰りに見てきました。

原作はベルンハルト・シュリンク作の「朗読者」。9年くらい前に読んだ。すごく好きな本。その後数年して再読した。もう一回読もうかなあ。

そして映画はと言うと・・・とてもいい映画でした。

15歳のマイケルと36歳のハンナとの出会い、別れ、再会、そしてハンナの秘密。
不思議な、そして悲しい、そんな話。

ハンナ役のケイト・ウィンスレットが素晴らしい。演技力抜群だ。この人神経切れそうな役するのが本当に上手い。胸がかきむしられる気分になる。

最初はエロ映画かと思われるようなシーンが満載だけど、このシーンには必然性があるので、いやらしい感じはまったくない。

主人公ハンナはナチ党員で、アウシュビッツの看守という過去を持つ。何故彼女はナチ党員にならなければ行けなかったのか?職務に忠実であったが故ではあるのだけれど、数多くのユダヤ人を殺す羽目になったのか?その際に疑問はなかったのか?

少しずつ、少しずつ、薄皮がはがれるように観客にもわかってくる。でも直接的な表現はないので注意深く、注意深く映画を見なければ解らない。そんな映画だ。

それにしてもマイケル役の子、足が長くて本当に裸が綺麗。なんかうっとり。

マイケルは息子と同じ年齢なので、36歳のおばはんと一生懸命セックスしているシーンを見ていて複雑な気持ちになるなあ。息子がハンナみたいなおばはんに出会いませんように・・・。

だいぶ前見た映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見たときも感じたのだけれど、「無知」は知らず知らず「罪」を作る。主人公のハンナも「無知」が一番の罪のような気がするなあ。

「教育」って大事だ。





レバーペースト

2009-06-22 20:34:20 | Weblog
レバーペーストって難しいイメージ。
でも簡単で美味しい作り方もあります。

色々作ったけどこのレシピが一番楽で美味しい。是非お試しください。鉄不足の方には特にお勧めです。


鶏レバー 300グラム
玉ねぎ 1/4個(みじんぎり)
サラダ油 大さじ2
ブランデー 大さじ4 
ローリエ 一枚
バター 50グラム

レバーは洗った後一口大に切る。

フライパンにサラダ油を入れ火をかけ、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。

レバーを加えいため合わせる。表面が白くなって半分火が通ったらブランデーを分量より少し残して加える。ローレルも入れ、弱火にし、蓋をして火を通す。

火を止めて、ローリエを取りだしフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする

バターを加え再びフードプロセッサーにかける。最後に残りのブランデーを加え、味を見て塩、胡椒で調味する。甘さが欲しいときにはイチゴジャムを少し入れると美味。


ブランデーをたっぷり入れることと美味しいバターを使うのがポイント。
ちなみに我が家はカルピスバターで作ります。


太宰治

2009-06-19 16:50:56 | Weblog
今、ブームらしい。映画化も目白おし。何故今太宰ブーム??

そういえば文庫が本屋に並んでるのを見たなあ。それもマンガみたいな表紙の「人間失格」。

私もはるか昔の中学生の頃、読みましたよ。人間失格、ヴィヨンの妻、御伽草子に富獄百景、冬の花火。なつかしや悩める乙女時代。

一番好きな小説家は太宰治、詩人は萩原朔太郎。

あの頃友人と同人誌を作ろうと企画した。

当然文学の才能がないので企画のみですっかり倒れた。定価200円で売ってもうけようと夢を話し合った似非文学少女5人組。題名だけは太宰の小説の題名を取って「ろまん灯篭」。

なんか笑えるなあ。

今は皆、悩めるおばはんです。

人間失格の中に出てくるお母様がひらりひらりとスープを口に含むシーン、憧れたなあ。何度も練習するのだけれど、平民の私はズーズーと音が出る。

戦後の価値観がひっくり返った時代、不安感が広がる時代、閉塞感を感じる若者に受けるというのもわからんでもないなあ。

若者よ悩め、悩め。





メニュー提案

2009-06-18 10:51:12 | Weblog
友人が赤坂にバーをオープンすることになった。

そこでフードコーディネートを頼まれた。オープニングパーティの料理も頼まれているので下見もかねてメニューの試案を持って会社帰りに準備中の店を訪ねた。

場所は赤坂見附の駅から程近いビルの5階、内装は船のキャビンを想わせる上品な雰囲気。厨房が小さいと聞いていたので、なるべく工程が少なく、日持ちがして応用が利くものを考えた。

にんにく味噌、レバーペースト、セミドライトマトのオイル漬け、タコミートなどをベースにしてメニューを膨らませるというものだ。

味のベースがあるとその時の旬の野菜さえ仕入れてもらえれば応用が利く。

オーナーである友人とちいママであり、料理の作り手になる友人のお嬢さんに食べてもらったら、合格!!

良かった、良かった。ほっとした。

帰り道いい気分になってビールを購入して帰りました。

あとはパーティのメニュー考えなくっちゃ。

昼定食②

2009-06-17 09:42:18 | Weblog
昨日の昼休みはまたまた電話当番だったので、昼休みは1時からひとりでとることになった。

会社の近く、新宿曙橋商店街は、ぶらぶらしていると何やら不思議な食堂が多い。
昨日入った食堂もなにやら不思議な風情だ。なにしろ名前が「わんぱく亭」だ。

怖いもの見たさで入っていくと半地下の店内は掃除が行き届いている。ソース入れも液だれがそのままということはなく綺麗。但し、おしゃれではない。

なぜか50代のがっしりした五分刈りのオヤジが2名サロンエプロンをつけて出迎えてくれた。ランチはエビコロッケだったのだけど、熱々の揚げたてがでてきたし、だしはキチンととってるし、何しろ薄味。値段が値段だけに超美味しいということはないけど「真面目さ」がただよってくる。

健康、健康とやたら張り紙をしている店内も不思議だけど。その割には禁煙じゃないところが手落ちだ。

それにしても二人のオヤジ、一体何者? 気になるなあ。また行って観察してこよう。

高知県仁淀川町の野菜とお茶の滋味を味わう会

2009-06-15 16:06:19 | Weblog
昨日は我が家にて「野菜料理とお茶の会」。高知県の仁淀川町(によどがわ)の無農薬野菜をたっぷりといただいた。

前日に野菜達は届くのだけど一体何が来るのかわからない。どんな料理を作ろうかなあ、何が来るのかなあ、とワクワクドキドキ。

今回はアスパラ、なす、ニラ、きゅうり、トマト、ジャガイモ、インゲン、ズッキーニ、サニーレタス、玉ねぎ、にんにく等等ベーシックな野菜が多かった。
併せてそば粉がたっぷり。いやいやありがたい。


●アスパラ3種、インゲン、オクラ、きゅうり。アスパラは紫アスパラが入っていたので生のままいただきました。
仁淀川のにんにくたっぷりのにんにく味噌を添えて

●そばがき汁、たっぷりの野菜入

●野菜のオーブン焼きオリーブオイルと白ワインでシンプルに

●蒸しなすたっぷりのニラソース添え

●紫玉ねぎのスライス、粒コショウとヨーグルトのドレッシング

●新ごぼうの炊き込みご飯

●そばがき手作り餡子添え(前の日作りました。)黒蜜を少し。

野菜三昧。お腹いっぱいになりました。

今回はお茶も仁淀川産の無農薬の緑茶。全部美味しゅうございました。





息子の誕生日

2009-06-12 11:06:08 | Weblog
昨日は息子の誕生日。
焼肉デートでもする?と聞いたところ「家ごはんの方が良い。」との返事。

うれしいような悲しいような。

まだ風邪も抜けきれないし自分は食欲がないので息子だけ「国産和牛ステーキ肉」を奮発しした。
それに何より息子の好物「コーンスープ」を作成。

ファミレスの方が美味しいと言われるのだけは不愉快なのでホワイトソースを作り、ちゃんとコーンの皮を裏ごしてレストラン風に仕上げました。

ステーキはミディアムレアに焼き、にんにく醤油をたらして仕上げました。

喜んでガンガン食べてる息子。私はその横で納豆ご飯。

まあ焼肉食べに行くのと比較してみると約三分の一の価格でのお誕生日ディナー。

安上がりでよかったわ。

風邪を引いたときには

2009-06-11 13:47:42 | Weblog
こんな時期にゴホンゴホンやってると、疑いの目で見られるのでずっとマスク着用中。

顔が暑くて、暑くて仕方がない。
微熱だし、食欲もあるので、豚インフルではないだろう。

鼻の周りは鼻かみすぎでカピカピになってしまった。

口で息をするので喉が渇くなあ。

こんな時は消化の良い食べ物をいただくに限る。

そこでこんな時にぴったりのスープというかお吸い物を紹介します。
あさりでしっかりダシが取れるのでダシ汁は不用。
梅干のほのかな酸味が食欲の無い時にぴったりです。

にゅう麺にしていただいても美味ですよん。

材料(4人分)
あさり 1パック(約200g)
水 カップ4
みょうが 1パック
梅干 2個
酒 大さじ1
醤油 小さじ2
塩 少々
白髪葱 適量

1. あさりは殻をこすり合わせて洗っておく。
2. みょうがは薄切りにし、梅干は種を取って包丁で叩いておく。
3. 鍋にカップ4の湯を沸かし、アサリを入れ、口が開いたら酒、しょうゆ、梅干を入れ、みょうがを加える。味を見て塩味が足らないようなら塩を加え調味する。
4. 器に盛りつけ葱を飾る。




1Q84

2009-06-10 16:37:09 | Weblog
今話題の村上春樹の新刊。
実は私は25年以上村上春樹ファン。当然のように発売日に購入。なんだかおばさんなので本屋に行くのが照れくさいのでネットで購入しました。

デビュー作「風の歌を聴け」からずっと読んでいる。

あまり批評家のようにあーでもない、こーでもないは言えないけれど、好きなんだから仕方がない。

どこが好きか?村上作品を読むとなんだか楽になるのだ。
「自分の思うように生きて良いよ。」と背中を押されてる気になるのだ。

一番好きな作品は「ダンス・ダンス・ダンス」なんだけど、丁度離婚を考えていた時再読した。「離婚して一人で生きていけるのか?」「老後は」「子供は?」と悶々としていた時読んで「まあ、いいか。」とスッと気が軽くなった。

「ダンスすればいいんだ。」という小説の中の言葉。

まあね、私を取り巻く状況が良くなったり、経済的に助かったりなんてことはないのだけれど。それで8年前に離婚したわけだけど。

なんとかなってるんだなあ、これが。春樹様ありがとう。大変だけど離婚して良かったよ。

という訳で1Q84、もったいないのでゆっくり読んでいる。

そういえば大江健三郎の「見る前に跳べ。」これも離婚する時再読しました。