Shimizukun
2007年のゲーム市場は次世代据え置き型ゲーム機の本格普及における明暗を分けた年でもある。2005年末に先陣を切って発売したXbox360は2月にバンナム「アイドルマスター」や11月の「エースコンバット6」などでコアなゲーマーに受け入れられ、販売台数は少ないものの、着実にユーザーの心を捉えている。Wiiは2006年12月に発売して以降、夏まで需要に対して生産が追いつかず、またソフトも「WiiSPORTS」などをはじめ好調である。
一方、PS3は性能的にも魅力的にも次世代機の中では飛びぬけているのだが、如何せん値段も飛びぬけているのにプラスして、まだ魅力的なソフトウェアが登場していない。前会長が「PS3はゲームじゃない~」と発言していたが、退任後、方針転換し、低価格モデルを発売したり、振動対応のコントローラーを発売したりしてなんとか挽回したいと頑張っているが、年末商戦は微妙であった。新型PSPと同様に低価格モデルであるPS3の発売初動実績が功を奏し、DSやWiiの販売台数に(月間・週間)飼ったときもあるが、盛り上がりはそれまでであって、続かない。
さて、DSにとってのこの一年はさらに躍動の一年であった。国内販売台数では過去に類を見ない最速で2000万台を突破し、その勢いはまだまだとまらない。ソフトのほうも、2006年10月に発売したポケモンDSシリーズが前作であるルビー・サファイアを超えたり、発売2年以上たったソフトもまだ売れ続けるなどソフト・ハードどちらも好調。今年発売のソフトもポケモン不思議のダンジョンシリーズ、マリパDS、FF4(リメイク)がミリオンを突破している。また、「レントン教授」シリーズなど新しいシリーズを作り上げた。そしてドラクエ本シリーズの最新作がDSに登場するとのこと。そんでもって、DSテレビなどまさにDS(売れる)包囲網が整っている。来年もさらに飛躍するであろう。
「N705i」は、通称「amadanaケータイ」と呼ばれるNEC製の折りたたみ型FOMA端末。1月発売予定の「N705i」だが、発売前に早くも新色が発表されたことになる。なお、販売される地域はドコモ東海およびドコモ九州管轄のエリアで、ドコモショップだけでなく量販店の店頭などでも販売される予定。地域限定販売のモデルという位置付けで、販売数量については発表されていない。量産モデルの3種類よりも販売数は絞られ、数万台程度の出荷となる見込み。 ワンセグに対応し、内蔵型アンテナを採用。W-CDMA方式のほか、GSMにも対応しており、国際ローミングもサポートする。おサイフケータイも利用可能。メインディスプレイは、3インチ、240×427ドット、262,144色表示のモバイルシャインビュー液晶を搭載。背面のサブディスプレイには、1.6インチ、モノクロ液晶が用意され、スクウェアなデジタル腕時計のようなデザインとなっている。カメラ機能は、メインが約200万画素のCMOS、サブが約33万画素のCMOS。 大きさは104×49×14.5mmで、重さは約109g。連続待受時間は約600時間(静止時)で、GSM方式の場合は約290時間(静止時)となる。連続通話時間は約220分(GSMの場合は約190分)。 ■ URL ニュースリリース(ドコモ東海) http://www.docomo-tokai.co.jp/info/news_release/2007/071227.html ニュースリリース(ドコモ九州) http://www.docomokyusyu.co.jp/info/news_release/20071227_a1.html | |||||
インプレス・ケータイwatchより(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37847.html) |
まずは2006年後半に始まった番号持ち運び制度でドコモから転居者が増加し、最初はauに流れていたが、のちにソフトバンクが好調になった。ソフトバンクは低価格「ホワイトプラン」と端末代金割腹制度によって初期費用を圧縮することが注目され、さらにSB同士なら通話料が無料というところもあったので、転居者が相次いだ。しかし端末代金分が結局上乗せされるので、月々の料金はあまり変わらない。さらに無料通話分がつかない。2年間の契約義務があるなど、のちのちのトラブルの火種を残している。
政府は「プランが複雑」「長期利用者にも公平な料金を」を携帯電話会社に求めた。しかし、それがかえって料金制度を複雑にしてしまい、だれも得をしない可能性がでてきているとも言われているが、ドコモとauは今まで、従来と同じようなプラン(ベーシックコース・フルサポートプラン)と端末代金が高い代わりに月々の料金が安いプラン(バリューコース・シンプルプラン)が登場した。たしかに、さまざまな人に合わせたプランであり、サポートについても前よりも充実しているが、これがどう響くかはまだわからない。
さて、ドコモは2006年冬に903iシリーズを発表。今までの慣例では5月(春夏モデル)にiSシリーズを出してくるが、ここで904iシリーズを発表。中身的にはほぼ903iSというべきものだったが、これは型番による遅れ感と新プランによる端末サイクルの影響から変更されたのではないか?
今年はワンセグ搭載端末が一般的に広まった年である。ドコモの905iシリーズは標準搭載だし、auやソフトバンクもほとんどのラインナップで対応している。またAQUOSケータイはドコモ・au・ソフトバンクそれぞれ登場し、ワンセグケータイの代名詞にもなっている。今後、下級モデルにも標準搭載されるのも遠くない。
さて、来年はどうなるんだろうか。ドコモはFOMA網でHSDPA方式の3.2Mbpsでサービスを始めているが、来年には基地局のアップデートにより7.2Mbpsでのサービスを開始する。またスーパー3G方式も本格的な試験を始めるという。サービスではGPSを標準搭載が義務付けられる(原則として)そうで、GPSサービスの充実が期待されている。また緊急地震速報を受信する端末を増やして、万が一の時の対処法も一緒に世間に知らせていく。ワンセグとの連携も重要。
ドコモとGoogleが提携へ iモード検索充実、GPS活用新サービスも
NTTドコモがインターネット検索世界最大手の米グーグルと提携することが25日、明らかになった。携帯電話向けネット接続サービス「iモード」に、グーグルの検索やメール機能などを取り込むほか、GPS(衛星利用測位システム)などを活用した新サービス開発にも着手する。来春以降に投入する携帯端末の新シリーズから新機能を順次搭載する見込みだ。
Gメールも可能
グーグルの検索機能などはすでにKDDI(au)の端末に投入されているが、ドコモはより緊密に連携して新機能の開発につなげたい考え。また、ドコモはグーグルが提唱する携帯電話向けOS(基本ソフト)開発計画にも参画しており、新OS搭載の端末開発も視野に入れており、顧客獲得競争で激しく争っているau、ソフトバンクモバイルに対抗する。
ドコモは従来、iモードの公式サイト用に独自の検索技術を搭載していた。しかしネット検索などで、より利便性の高い機能を求める声が多く、グーグルの技術を導入することで、検索機能の大幅な拡充を図る。また、グーグルが提供する電子メール「Gメール」や、スケジュール管理なども利用できるようにする。
開発期間を短縮
さらに、GPSを活用した生活情報配信サービスの共同開発にも着手する見込み。ドコモはすでに同様のサービスの独自開発を始めているが、地図情報配信や店舗検索などで強みを持つグーグルと提携することで、開発期間の短縮などを図る狙いがあるとみられる。
一方、グーグルは11月に、携帯向けOSを含むソフトウエア群「アンドロイド」の開発計画を発表。ドコモ、KDDIなどが参画を表明していた。ドコモはアンドロイド搭載端末の開発も検討している。
グーグルは携帯向けOS開発などを通じ、携帯電話経由でのネット広告配信事業を強化しており、携帯国内最大手のドコモとの提携を密にすることで、携帯向けサイトでの広告収入拡大を図る狙いがあるとみられる。
ITメディア+D Mobileより(http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0712/26/news020.html)
Gメール以外にも、GPSでの連携やOS開発にも提携範囲が広がる見込み。
Dpa、地デジ完全移行に向け「簡易チューナ」の仕様ガイド作成 -コンポジット出力、字幕、放送波ダウンロード必須 |
これは、8月に行なわれた情報通信審議会の第4次中間答申の中で、円滑な地上デジタル放送への完全移行を実現するため、デジタル放送視聴のための最小限の機能を有する簡易チューナの必要性などが提言されたことを受けたもの。
総務省からDpaへ仕様検討の協力依頼があり、Dpaでは専門グループを設けて検討を重ね、仕様ガイドラインを取りまとめたという。最低限備えていなければならない機能として挙げられているのは以下の通り。
- 映像デコード機能(NTSC変換)
- 音声受信機能:ステレオ/二カ国語
- 出力端子:コンポジット/アナログステレオ音声
- 字幕・文字スーパー対応
- エラーメッセージ表示対応
- 画面表示モード選択機能
- CASモジュールインターフェイスの搭載とコピー制御対応 (デスクランブル機能は必要。コンポジット出力にもコピー制御必要)
- 周波数変換パススルー(VHF/SHB)対応
- 放送波ダウンロードサービス対応
なお、8月の答申ではチューナの価格について、「2年以内に5,000円以下の簡易チューナを入手できる環境を整えることが望まれる」としている。
□Dpaのホームページ
http://www.dpa.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.dpa.or.jp/news/news071225.html
インプレス・AVwatchより(http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071225/dpa.htm)
地デジ簡易チューナーはビデオ端子での映像出力でハイビジョンやデータ放送、EPGには対応しないが、各メーカーの判断に任せるとのこと。
NTTドコモとGoogleが提携を視野に話を進めているという。Googleの検索機能やGメールなどをドコモのiモードに搭載する可能性があるという。詳細をまて。
■ P905i ■ L704i ソフトウェアアップデート http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/software_update/index.html | ||||||||
インプレス・ケータイwatchより(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37803.html) |
Nintendo iNSIDEの記事によるとメディアクリエイト発表の12月10日~16日までのソフト売上でニンテンドープラットホーム系のソフトが非常に好調なことがわかりましt。
メディアクリエイト提供による先週の国内ゲームソフトウェア販売ランキングをお届けします。年末商戦ということでトップに立ったのは『マリオパーティDS』でした。そろそろミリオンセラーにも届こうかという勢いです。
Nintendo iNSIDEより
マリパDSが非常に好調であり、またWiiFitも二週目でハーフミリオンを突破しています。これから正月明けまでどこまで伸ばしていけるかが注目です。マリオギャラクシーもハーフミリオン突破。
PS3がDivXフォーマットのサポートを開始 |
米DivXは18日、プレイステーション3(PS3)の最新ファームウェアアップデートによって、DivXフォーマットがサポートされたと発表した。 最新ファームウエアはバージョン2.10。これによってPS3は、DivXビデオフォーマットを公式に再生できる初めてのゲーム機となった。 PS3は現在、DivX認証機器となるべく認証手続きが進められている。認証手続きでは、対象機器がDivXフォーマットを高品質で安定して再生できることが求められている。 【追記 17:00】 なお、ゲーム機としてはすでにXbox 360において、DivXビデオフォーマットの再生が可能になっている。ただしDivXによれば、同社の認証機器として公式にDivXをサポートするゲーム機はPS3が初めてだとしている。 ■URL 関連記事:Xbox 360がアップデートし、DivXファイルの再生に対応[AV Watch] http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071204/xbox.htm |
DviXはMPEG4(ほかにH.264/AVC、WMVなど)を基にしたビデオフォーマットで、使い勝手と圧縮率・綺麗さから多く使われているフォーマットの一つだ。今回のPS3のアップデートにより公式的に再生が可能になった。また12月のアップデートによりXbox360でも再生が可能だそうだ。再生サイズはフルHD(1920x1080)に対応している。
NTTドコモは、NEC製の端末「N905i」「N905iμ」「N902iL」の3機種について、ソフトウェアの不具合を明らかにし、最新ソフトウェアの提供を開始した。端末上で手動によるソフトウェア更新が行なえるほか、「N905i」「N905iμ」は自動更新でも提供される。
■ URL ソフトウェアアップデート 案内ページ http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/software_update/ | ||||
インプレス・ケータイwatchより(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37738.html) |
イー・モバイルは、HSDPAサービス方式によるデータ通信サービスを展開しており、携帯電話事業に参入した当初より2008年春にも音声サービスを開始するとしていた。2006年9月には、ドコモと国内におけるローミングについて基本合意に至っている。 今回の発表は、ドコモの3Gサービスのローミングを受けることで最終合意に達したというもの。ローミング契約が結ばれるのは、音声およびHSDPA網となるため、データ通信に関してもローミングが行なえる。ユーザーは、イー・モバイルのサポートしていない地域では、ドコモ網を利用して音声サービスおよびHSDPAサービスが受けられる。 なお、ローミング開始時のイー・モバイル網の人口カバー率は約65%となる見込み。ローミングの受ける期間は2010年10月までとなり、イー・モバイルはそれまでに自前で全国に通信網を敷かなければならない。ローミング契約は、基本的に都道府県ベースとなるため、音声サービス開始時は約16都道府県がローミングエリアとなる見込み。自社網には通信網が整備され次第、順次切り替えられる予定。 イー・モバイルでは、ローミング予定エリアやサービスの詳細については決定次第発表するとしている。同社のデータ通信サービスがスタートしたのは2007年の3月31日で、音声サービスも同じ時期にスタートさせたい考え。2008年3月にはサービスや料金の詳細が明らかにされると見られる。 ■ URL ニュースリリース http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=503 | ||||
インプレス・ケータイwatchより(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37704.html) |
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インプレス・ケータイwatchより(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37708.html) |
「N905iBiz」は、NEC製FOMA端末「N905iμ」をベースに、カメラ機能を省き、プリセットされるiアプリを「FOMA通信環境確認アプリ」のみとした法人向け端末。機密保持の観点から、カメラ無しモデルを求める法人ユーザーのニーズに応えるもの。 連続待受時間は3G網で約630時間、GSM網で約290時間。連続通話時間は3G網で約220分、GSM網で約190分。連続テレビ電話時間は約110分。ボディカラーはgraphite blackのみ。 ■ URL 製品情報(NTTドコモ) http://www.docomo.biz/html/product/foma.html ニュースリリース(NEC) http://www.nec.co.jp/press/ja/0712/1702.html | |||||
インプレス・ケータイwatchより(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37703.html) |
国内向けの携帯電話の中には、海外でも利用できる機種が登場しており、たとえばNTTドコモの冬モデル「905iシリーズ」は、全機種GSM方式に対応している。また、3G端末ではバッテリー裏などに装着されているSIMカードを海外向けの携帯電話に差し替えると、そのまま海外でも利用できる。こういった機能的な特徴があまり知られていなかったため、2006年1月には国民生活センターが消費者からの苦情をとりまとめ、国際ローミングなど海外における携帯電話の利用に関して注意を呼びかける文書を発表した。 年末年始の休暇シーズンを控え、ドコモでは、「海外渡航時の盗難・紛失について」「国際ローミングサービスWORLD WINGについて」という2点を掲げ、注意を呼びかけている。まず1点目では「現地で盗難・紛失された携帯電話が第三者に使われることで、高額請求の被害にあうケースがある」としており、たとえ国内専用タイプの携帯電話を持っていた場合でも、内部のFOMAカード(SIMカード)が抜かれて使われる場合があるとして、万が一紛失・盗難した場合は現地からドコモに連絡するよう案内している。 また、「WORLD WING」については、事前契約が必要なこと、渡航先によって利用できるサービスや機種が異なることなどを紹介。さらに、海外渡航時には、「パケ・ホーダイ」「定額データプラン」などの通信料割引・定額サービスなどの対象外になることにも注意するよう呼びかけている。 ■ URL NTTドコモ 重要なお知らせ http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/071217_00.html | ||||
インプレス・ケータイwatchより(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37699.html) |