ケータイ?よろづ★Blog

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【年末コラム】2007の携帯電話

2007年12月27日 | mコラム


 まずは2006年後半に始まった番号持ち運び制度でドコモから転居者が増加し、最初はauに流れていたが、のちにソフトバンクが好調になった。ソフトバンクは低価格「ホワイトプラン」と端末代金割腹制度によって初期費用を圧縮することが注目され、さらにSB同士なら通話料が無料というところもあったので、転居者が相次いだ。しかし端末代金分が結局上乗せされるので、月々の料金はあまり変わらない。さらに無料通話分がつかない。2年間の契約義務があるなど、のちのちのトラブルの火種を残している。

 政府は「プランが複雑」「長期利用者にも公平な料金を」を携帯電話会社に求めた。しかし、それがかえって料金制度を複雑にしてしまい、だれも得をしない可能性がでてきているとも言われているが、ドコモとauは今まで、従来と同じようなプラン(ベーシックコース・フルサポートプラン)と端末代金が高い代わりに月々の料金が安いプラン(バリューコース・シンプルプラン)が登場した。たしかに、さまざまな人に合わせたプランであり、サポートについても前よりも充実しているが、これがどう響くかはまだわからない。

 さて、ドコモは2006年冬に903iシリーズを発表。今までの慣例では5月(春夏モデル)にiSシリーズを出してくるが、ここで904iシリーズを発表。中身的にはほぼ903iSというべきものだったが、これは型番による遅れ感と新プランによる端末サイクルの影響から変更されたのではないか?

 今年はワンセグ搭載端末が一般的に広まった年である。ドコモの905iシリーズは標準搭載だし、auやソフトバンクもほとんどのラインナップで対応している。またAQUOSケータイはドコモ・au・ソフトバンクそれぞれ登場し、ワンセグケータイの代名詞にもなっている。今後、下級モデルにも標準搭載されるのも遠くない。

 さて、来年はどうなるんだろうか。ドコモはFOMA網でHSDPA方式の3.2Mbpsでサービスを始めているが、来年には基地局のアップデートにより7.2Mbpsでのサービスを開始する。またスーパー3G方式も本格的な試験を始めるという。サービスではGPSを標準搭載が義務付けられる(原則として)そうで、GPSサービスの充実が期待されている。また緊急地震速報を受信する端末を増やして、万が一の時の対処法も一緒に世間に知らせていく。ワンセグとの連携も重要。