あなたの想いを描く吉田肖像美術”四方山話”

肖像画家のたわごと・日常便り

≪肖像画制作≫吉田肖像美術(有限会社ウイングエレガンス)

2012年12月08日 | 肖像画
[ラムールダイヤモンド]L'AMOUR DIAMOND ネックレス LMD-MC40
L'AMOUR(ラムール)
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像画のお問い合わせは フリーコール 0120-94555

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こちらの油彩肖像画は徐々に仕上げに向かって描き込んでいます。自分で仕上がったと思ったところからが、自分との勝負にも似た重要な作業になります。心を落ち着かせ冷静に客観的に、描き始めのデッサンに狂いがないか、表情が生きているかどうか確認しながらのこれからの数日になります。ちょっとした一筆が大きな効果を生む段階?ですね。

今日の都内はご覧のように快晴です。日の地震には3・11を思い起こすような恐怖もありましたね。夕方のニュース番組が放送されている時間帯ということもあって、各局一斉に地震の報道を始めましたが、局によって伝え方も微妙にまちまちでした。例えば津波の高さを表現する際、ある局は50㎝、ある局は0.5mといった風にです。大きく感じる、あるいは小さく感じるといった視点で見ると、緊急時なのでどうしてほしいのかという、訴え掛ける手法からいえば前者の方を選んで頂きたいように考えます(もちろん慌てさせ過ぎないようにといった反対の意見もあるでしょう)3.11では一瞬の判断が生死を分けた多くの事例が。数字の単位は後に付くものですから数字が最初の印象を大きく左右すると思います。同じ内容の事のようでも人間の感覚は微妙に受け取り方が変わると思っています。付け加えればあえてと理解できた、津波の高さを表示しなかったテレビ局もありました(50センチや0,5メートルでは逃げなくてもよいと、安易に思ってほしくなかったからの判断でしょう)。

二十数年ほど前のことになると思います。何でもかんでもデジタルといった方向に世の中が動き始めた頃だったでしょうか、とうとう自動車のスピードメータ―までもがデジタル表示され、数字でスピードを確認するような車種が出始めました。どなたかが気付いたのでしょう、今ではほとんど見かけません。瞬時の視覚的感覚を優先し、アナログ的表示になっています(併用タイプもありますが)。目で見て確認、それから脳に伝わって次の行動といったわずかなタイムラグが生死を分けることもあります。高速で走っている車の場合の事故は瞬時の判断が大切になります。先ほどの津波の警報に戻りますが、最たる状況下で、学校で算数、失礼数学をお勉強した成果がこれかいっ!といった感じを受けました。日本人はどこか融通が利かない几帳面過ぎるところがあります。これから生き残っていく為には柔軟な発想が求められますね。テレビ局の緊急報道の詰めの軟弱さや、携わる関係者の人間力の差が出たように感じました。(だんだんこんな些細なことでも愚痴をこぼしたくなる年代になっているようです。)

話は変わりますが肖像画(絵)の世界では対象物をしっかり見ているようで、見えていないといった事は日常茶飯事。目で見ているつもりでも脳には目で見たように形状がインプットされていない。従って脳からのアウトプットが反映されず正確に表現することができない。皆さんご経験がおありだと思います。必ずと言っていいほど皆さんが通る道。見えるようになる訓練がいわばデッサンの修練ということになるのでしょう。どんどん修練を積めば有能な運動選手が言う”ゾーン”の世界を体感できるかもしれませんね。研ぎ澄まされた極限の集中力によって、まるで周囲が制止したかのように見える情景世界。頑張りましょう!

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