今日も督促の電話が鳴る。朝礼時に、ここ３日間は毎日来ている。
自分が電話に出ると話の内容は「いつ払うんだよ！、どうするの？、会社にかけて欲しくなかったら早く払ってよ～。こっちだってしたくねぇんだから～」と言ってくる。
自分からは「すみません。今度の給与日には入れますので。はい、分かりました」と平謝りしている自分を見て、自分に対する従業員の目が以前より変わって来た。 毎朝来る電話に対して、毎回 . . . 本文を読む
女性弁護士から弁護辞退の通知が来てから２日がたった。
その日は朝から見覚えのある電話番号の着信が携帯に朝から何件も入っていた。
どうやら同じ「辞退」の通知が消費者金融４社にも届いたらしい。 最後に入っていた番号にかけてみると「アイル」だった。自分の名前を告げると男性の係員が出て「弁護士の●●先生からあなたの弁護人辞退の連絡が来たけど、どうなってるの？、うちとしては今後も返済してもらうという事 . . . 本文を読む
次回の女性弁護士の相談を受けるにあたって宿題を出されていた。
「多重債務の告白」
「妻の持っているの通帳のコピーを取る」
「債務調査報告書の記入」を次回相談日に提出しないといけない。
とても今の現状を妻に告白する勇気が出ない。 もしかして、もう薄々知っているかもしれないから、軽いノリで言ってみようかな？とか、土下座して謝る自分、離婚したほうがいいのかな？など、寝る前に色々な事態を想定しな . . . 本文を読む
自宅、携帯、職場内の電話は仕事の業務の内容のみ。職場も平穏さが戻った。
督促の電話での不安な気持ちもやわらぎ、仕事に打ち込める自分がいた。
他人から見れば当たり前の事だが、多重債務で追われている自分から見れば、その「平穏さ」がなんとも贅沢な事なんだとしみじみ感じた。 弁護士相談日当日、会社には外回りに行くと言い、相談時間１０分前には弁護士センターに到着し、必要事項（住所名前、債務歴、債務金額 . . . 本文を読む
「タキフジ」「アイル」から３日間の猶予をもらったが、督促の電話は３日間で５～６件はかかって来た。
受け取った電話では「本当に３日以内に入金はあるのか？」、「どうやって支払をするのか？」「親、友人から借りれないのか？」、酷いものは「どっか（闇金）で借りてきてでも払え！！」など職場でひたすら平謝りするしかなかった。
当然借りられる当ても無く後２日後で期限だった。会社内では毎日の電話で「自分が多重債 . . . 本文を読む
昨年、消費者金融の中堅「クレディア」、今年に入りこちらも中堅「アエル」が破綻しました。又、米国シティグループの日本国内消費者金融会社[ＣＦＪ]の撤退が決まり、それによって「ユニマットレディス」「ディック」のブランドが消えようとしています。
その他２００６年の貸金法の改訂により事業を停止した会社や、名前はあっても実質稼動していない会社があったりと、法改正前と比べれば、現在では３割程度の貸し出しまで減 . . . 本文を読む
お取引先から社内に戻ると机に１枚だけメモが残されていた。「連絡下さい 佐野 」と電話番号も一緒に書いてあった。電話が来るのが怖いのでタイムカードを切りそそくさと社外にでた。次に悩まされるのが自宅で、電話線をはずして出勤してきたのが、妻にばれていないかが心配だった。又、お金も無いので会社と自宅を行き来するしか無かった。
恐る恐る自宅に帰ると「おかえり～」といつも通りの妻の笑顔、「今日もおわったぁ～ . . . 本文を読む
不吉な朝を迎えた自分は家をいつもよりを早く出た。
会社の部署に一番乗りだったが、電話が鳴っていたので出てみた。
「あ～っ、こちら山田（仮名）と言うものですがgomiさんをお願い出来ますか？」
「●●は自分です」と答えると「タキフジです。おめぇの携帯鳴らしといて無視すんじゃねぇよ。」と超お怒りモード。
「で、なんで返済ないの？どうすんの？いつ返すの？なぁ」と話が長くなりそうだったので、「会社 . . . 本文を読む