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ジャガイモの工具箱

オーディオ関係主体で気がついた雑多な事を書いていく予定です。

フィリップス君 簡易アッテネーターを作ろう

2010-08-03 22:21:25 | フィリップス君
私はPCをアンプに継いでいるのでPC側ソフトのボリュームを多用しています。
このためアンプ側のボリュームは目が荒くて十分なので固定抵抗とロータリースイッチで簡単なアッテネータを作ってボリュームの代わりに使っています。
(前のコンデンサーの記事中の写真にチラッと写っている奴です。)

抵抗はTAKMANのREYをメインに使っています。
ALPS 2回路6接点(SRRN161100 )くらいのスイッチと適当な抵抗であれば十分安くていい音が楽しめます。
これを使い出してからは普通のボリュームを使う気がなくなります。
回路図はこの様になります。

これで大体 -0dB、-6dB、-12dB、-18dB、-24dB、-30dBの6段階が切り替わります。

実体配線図を書くとこの様になります。

青い抵抗は音質に大きく関わるのでいい抵抗を使いましょう。
あとの抵抗も出来ればいい抵抗を使うと良いと思いますが影響はさほどでもないと思われます。
大体直径30mm以下くらいに収まるので普通の2連ボリュームと入れ替えれると思います。
本回路は2連10kΩAくらいに相当しますので20kに相当させたい場合は抵抗値を全て2倍にして使ってください。
また接触不良のときに接点復活剤スプレーを吹き込むため裏の鉄板カバーの一部を少しめくっておくと便利です。

ぜひお試しください。

TDA1554QとTDA1552Q

2010-08-01 08:48:19 | フィリップス君
私のフィリップス君はTDA1554QをBTL 2チャンネルで使っています。
TDA1552Qの方が音がいいと言う話を聞いた事がありそのうち試そうと考えています。

データシート上での違いのみで言うとBTL2チャンネルで使った場合、

  ○TDA1552Qの入力インピーダンスは60kΩ
  ○TDA1554Qの入力インピーダンスは30kΩ

これの意味する所は同じ周波数特性にしようと考えた場合、TDA1554QはTDA1552Qの2倍の容量の入力カップリングコンデンサーを使わなければいけないと言うことです。(出来れば2個パラ接続が条件同じになる。)

フィリップス君DCアンプ化(撃沈)

2010-08-01 07:57:42 | フィリップス君
フィリップス君(TDA1554Qアンプ)の回路をいじっているときにIC入力端子に約2.5Vのオフセット電圧が来ている事が分かりました。

カップリングコンデンサーはこの電圧差に対処するためのものと思われます。(保証はしませんが)

オーディオ入力電圧に2.5Vの電圧を「ゲタ上げ」すれば悩ましいカップリングコンデンサーなしのDCアンプ化出来ると考えました。

基本的には下記の回路で「ゲタ上げ」出来るはずです。


<2.5Vゲタ上げ回路 >

上記回路はちょうどいいIDss電流のFETを選別して作る必要があります。

実際にはちょうどいいIDssのものが手持ちに無くFET2個組み合わせて電流調整しました。

音もきちんと出ます。出力電圧のオフセットも合わせました。(ちょっとゲインが落ちましたが気にしない。)

そこでミノムシクリップで他のコンデンサと共々簡単に交換出来る様にして嫁を入れて試聴会をやってみました。

DCアンプユニットとSOLENのコンデンサは似た傾向で嫁に言わせると「天気が悪い曇った日の様な感じがする。」確かに明るい感じが少なく暗い感じがします。

評判が良かったのはカーオーディオ派で人気がある日立の1uF400VPPフィルムコンデンサです。

「明るく晴れた日のような音がする。こっちのほうがいい。」このため折角のDCアンプユニットはSOLENのコンデンサ共々「撃沈されてしまいました。」


<やっつけられた方々(一部)>

それで私のフィリップス君は今でも日立のコンデンサで能天気な明るい音を出しています。
(多分 暗い音の方が味付けの無い原音に近い音なんじゃないかと思っています。でもいい音だし まっいいか~。)