ジャガイモの工具箱

オーディオ関係主体で気がついた雑多な事を書いていく予定です。

スコットオイラーもどき制御回路検討2(PIC無し版)

2014-05-24 23:16:41 | バイクチェーンオイラー
PIC書き込み器を持っていない方のためにPIC無しで出来る回路を検討した。
(実際には組んでいなくてLTspiceでシュミレーションしただけなのであしからず。)

タイマICのNE555Nを2個使用している。
NE555Nは電源電圧16VまでOKなので12Vを直接使用している。
最初の555で2分周期のパルス波形を作り0.47μFでそのエッジ部を取り出し2個めの555で0.4秒から2秒のコイル出力を得ている。

50kΩボリューム(Bタイプ)で吐出時間調整を行う。
このため金魚バルブは不要かもしれない。

スコットオイラーもどきPIC回路組み込み

2014-05-23 19:42:34 | バイクチェーンオイラー
ブレッドボードでテストした回路を組み立ててみた。
基板で組むのも面倒なのでバラック配線+エポキシ固めで組んでみた。
0.5Aヒューズは外部に入れてある。

写真上は配線完了時のもので下はエポキシ固め後のものである。
回路も電磁弁同様オイルじゃぶ漬けである。

プログラム先頭でカウンターの初期値を31にしたのでイグニッションONで直ちに最初の吐出を行う。
これで2分またなくても吐出調整できるのでSWは廃止した。(10kΩの抵抗は必要。)

バイクに付けた所、ポリ壜の中で白LEDが発光して不思議な感じである。
青色LEDもVfが3V以上あるものが多いので

< 白LEDの代わりに青LEDを使うと夜間ボトルの中のオイルが青く光ってちょっとカッコいいかもしれない。>

ポリ壜は接着剤がきかないので銅パイプにシリコンチューブを被せボトル穴に「ギュッと」押しこむ様にしてシールした。
(あと念の為外側をホットメルトで盛っておいた。

参考までに書き込み用PICプログラム(hexファイル)をアップローダーにアップしておきました。
(製作は例によって自己責任でお願いします。)

http://kie.nu/1W93
(2min2secOILER.hex 1020Byte)

スコットオイラーもどき制御回路検討

2014-05-22 19:56:45 | バイクチェーンオイラー




スコットオイラーもどきの使い難い所はオイルの流量調整が金魚バルブだと
1分に1滴と非常に微妙な調整がいるところである。

せっかく電磁弁を使っているのだからこれを利用しないともったいない。
PICで2分毎に2秒だけ電磁弁を開く案を考えてみた。

実験すると金魚バルブ全開でも2秒に2滴(エンジンオイル)である。
今までよりはるかに調整が楽になる予定。

PICの電源電圧は2.2-6V程度だが図では白色LEDを定電圧素子として使って12V電源につないでいる。(VF=3.1V)
(この場合PICが1mAくらいしか電気を食わないので出来る方式。)
赤LEDだとVFが足らずPICは動かない。必ず白色LEDを使う必要がある。
もちろん3端子レギュレターで5Vやら3.3Vを作ってもいい。

PICは内部発信4MHz。ソフトはtimer0割り込みを使用(プリスケーラ1/256 割り込み周期65.5msec)なので
割り込み毎にカウント値(2分ぶんの)1882から1を引く。カウント31以下(2秒以下)でA5をONしカウント0以下で
A5をOFFしカウントに1882をセットしている。
SWを押すとカウントを31に強制セットするので吐出チェックが2分待たなくても出来る様にしてある。

あと手持ちの書き込み器の問題からMCLR端子によるリセットをしてある。

あと仮にタイヤの回転センサを付ける事ができれば500回転毎に2秒吐出なんかもいいかもしれない。
(この場合高速では吐出回数が増える。)

アーシングの不思議

2014-05-21 23:17:15 | バイク
前にアーシングについて書いたが
さらにテスターでコイルグランド端子とプラグの付くヘッド部の抵抗をチェックしてみた。

2Ωくらいで十分低いと言えるのだけど気になったのでプラグの付くヘッドのフィンにM4のタップ穴を開け直接最短距離でコイルグランドに太い線でつなげてみた。(これでほぼ0.1Ω以下になった。)

なんと十分体感できるほど力強さが増したのである。
イグニッション2次側にはkΩ単位の抵抗が入っているのにわずか2Ω程度の改善で体感できるほど点火が改善されたようである。
ウーム....不思議である。

回路の抵抗低減はノイズ防止の挿入抵抗に比べたら無視できるオーダーである。
ひょっとしたら通電経路が短くなって回路のインダクタンス成分が減ったから??

放電電圧は比較的高周波の減衰波形が主体であるので配線長さによるインダクタンスによる抵抗が意外と大きいのかもしれない。
だとすると最短距離であれさえすれば細い電線でも構わないのかもしれない。

バイクチェーンの潤滑考

2014-05-18 21:46:30 | バイクチェーンオイラー
バイクチェーンは産業用機械のチェーンに比べて極めてきつい環境で使われている。

産業用チェーンの扱いと比べてみると

ここでは教習所で使うCB400の520サイズで比較する。(5/8インチピッチ)

RKチェーンの産業用RK50サイズ(ピッチ5/8インチが相当)で小スプロケット15Tの場合。産業機械では設計基準として

小スプロケット回転数500rpmでは手差しまたは滴下給油で4.74kwまで伝達。
小スプロケット回転数1800rpmでは油浴潤滑or回転板潤滑で5.98kwまで伝達。
小スプロケット回転数3000rpmでは油浴潤滑or回転板潤滑で3.08kwまで伝達。
小スプロケット回転数4000rpmでは強制ポンプ潤滑で2.00kwまで伝達。
小スプロケット回転数5000rpmでは強制ポンプ潤滑で1.43kwまで伝達。

最高動力伝達域は1200rpm10.4kwである(油浴潤滑or回転板潤滑)
とある。

これをCB400で言い換えると(減速比1:3、タイヤ周長1.8mとして)

時速18kmでは手差し給油または滴下給油で6.44psまで伝達。
時速64.8kmでは油浴潤滑or回転板潤滑で8.13psまで伝達。
時速108kmでは強制ポンプ潤滑で4.18psまで伝達。
時速144kmでは強制ポンプ潤滑で2.72psまで伝達。
時速180kmでは強制ポンプ潤滑で1.94psまで伝達。

最高動力伝達域は時速43.2kmで14.13psである

バイクと産業機械では設計寿命がまるで異なるがそれでも

< 時速100km以上の高速域でのバイクチェーンの無理の仕方はものすごいものがある。 >

きっとバイクチェーンのメンテにこだわる方々は本能的に鋭い感覚があるのだろう。

結論としては

< 高速に乗る方はしっかりとしたチェーンの給油、点検、早めの交換が必要。 >

上記の手差し給油とは毎日たっぷりと給油であり滴下給油はポタポタと常時給油。
油浴潤滑とは小スプロケット側をオイルバスに沈めることであり、強制ポンプ潤滑とは
チェーン温度が60度を超えないようにポンプでジャバジャバ冷えたオイルをぶっかける方式である。

スコットオイラーもどき用電磁弁の製作

2014-05-18 19:59:04 | バイクチェーンオイラー

先の記事で血圧計から取り出した電磁弁を改造したことを書いたが
これでは特殊過ぎて一般的じゃないので別のもので電磁弁を作ってみた。

使ったのは車のヒューズボックスに入っているよくあるリレーである。
接触不良で取り替えた古いのをばらして利用した(写真左上)




構造は
1. リレーのコイル
2. 0.3mmのステン針金を蚊取り線香みたいに丸めちょっと引っ張って凸にした弱いばね
3. リレーの鉄心(尻からプラスドライバーを当ててリレーの鉄板カシメ部から叩きだした。)
4. 力を強くするために入れた強力磁石
5. 銅管の先を開閉するためのシリコンパッキン
6. 銅板フレーム(銅板0.3mm厚をハサミで切ったもの)
7. オイル吐出用銅パイプ(たまたまあった3mm径のを使った。パッキンと当たる面はサンドペーパーで平らにしておく。)

注意点としては磁石を使っているのでコイルに極性が出てしまう点である。
(反対につなぐとパッキンを開かず押し付けてしまう。)
あとその他の部品は磁石にくっつかない銅とかアルミで作る必要がある。
リレーは12Vなので使う際は0.5Aくらいのヒューズを直列に入れると安全かと思われる。

それとリード線を端子部に半田付けするときは端子表面のメッキをヤスリで削っておかないと半田が乗らない。

(最初の写真右上はコイルをエポキシで固めた状態である。エポキシで固める前のコイル仮止は瞬間接着剤を使った。)

PS:使ったリレーはmitsubaのようです。NAISは形状が違って使えませんでした。2015/02/08記

スコットオイラーもどき

2014-05-15 19:25:49 | バイクチェーンオイラー

壊れた指先用血圧計をばらしたところ6Vの電磁弁が入っていた。
元は通電時閉じるタイプであったが通電時開くタイプに改造してみた。(写真)
(コイルは80Ω6Vなので100Ω1W抵抗を外付けにして12~14V対応に変更 
 一応、コイル外側はエポキシでコーティングした。
 組み立てには強度がある銀入り無鉛半田を使った。)

これを使ってバイクのチェーン給油装置スコットオイラーの「もどき」を作ってみた。
電磁弁は50ccボトルにオイルジャブ漬けである。ボトルの外に抵抗が付いているので
仮にコイルがショートしても電流はたいして流れないので安全であると考えられる。

イグニッションONで給油開始である。(毎分0.3~1滴に調整)

元のスコットオイラーはキャブ負圧でバルブが開くようだがこっちの方がスッキリ簡単である。
後は「耐久性」であるが....(壊れたら更に改良品を作ろうと思う。)

PS:あまり日数が経っていないが感想としてはとてもいい感じです。
常にチェーンがしっとり「濡れている」感じでさらに清潔です。
センタースタンドを立てて後輪を回すと軽く2回転くらい勢いで回る。(ノンシールチェーン)
500kmごとに注油していた頃に比べ中のローラーもスムーズにまわる。

 < ノンシールチェーン+オイラーは伝達効率も良さそうである。>

オイラーを使うと皆さんシールチェーンよりノンシールチェーンの方が好きになるみたいです。
チェーンの伝達効率は理想的な潤滑状態で98%程度とされているが実際は70-85%程度らしい。
つまりチェーン状態で2割程度駆動出力が変わる可能性もあるようである。

 < オイラーはメンテ部品というよりもチューニングパーツ? > が結論です。

PS:5/20 最近は古いルブが抜けてきたのかタイヤを手で回すと7回くらいくるくる回る様になりました。

Windows7ペイントソフトのバグ

2014-05-01 16:29:37 | PC
先にWindows7のペイントが使いにくいと記事にしたがバグも残っているようである。

ネットで調べると白黒2X2ドットのビットマップに黒点を右上と左下に打つ形のビットマップを作ることができないようである。

XP用の旧ペイントソフトでは問題なく作成できる。

Windows7のペイントソフトが使いにくい

2014-05-01 13:40:54 | PC
WindowsXP PCをサポート終了に伴いWindows7にOSを変えた。

まあ特に問題はなかったがペイントソフトが大幅変更でちっとも使えない。
(なんで背景の透明、非透明が文字入力の時しか出ないんだ???あーイライラするー!!)

そこでXPのc:\windows\system32\mspaint.exeだけ古いOSからコピーしてWindows7に持ってきた。
問題なく使える。やれやれである。