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テレビ東京のドラマが面白い-2 山田孝之のカンヌ映画祭

2017-01-16 01:54:18 | MUSIC/TV/MOVIE
前回に引き続きテレビ東京の話。
大阪ではテレビ大阪がテレ東の番組を流すのだが、オンエアされないのもある。放送日時が違ったりするので第一回目を見逃してしまって、じゃぁもういいやって録画しないで、結局後悔してしまったり。

久々の雪のせいですっかりひきこもりになってしまったので、そんなテレビ東京のドラマをオンデマンドで観て満喫。

●山田孝之のカンヌ映画祭

山田孝之が、世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたいと、映画製作を手がけるのを追うドキュメンタリードラマ。もちろん登場人物はすべて実名で本人役。
いや待て、これは本当にドキュメンタリーか?山田は以前もドキュメンタリーと言っていいのかどうなのか不明な作品があったぞ。(タイトル忘れたがあれも「山田孝之の」から始まるタイトルだった気がする)

第一回目では、映画監督山下敦弘を呼び出して世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたいと告げる。意味が分からず戸惑う山下監督。初日はそれで終わったが、また翌週に呼び出される。指定されたのは横浜元町のビルの一室。まだ改装前の状態の部屋に山田はいた。

そこで山田は山下監督に、実在した猟奇的殺人鬼エドモンド・ケンパーを題材にした映画を撮りたいと告げる。主演ももう考えてて交渉始めてるが、今はまだ教えられない。てっきり山田が主演でカンヌを目指す映画を撮るんだと監督は思ってたが、どうも違うみたい。山田はプロデューサー的に動く、ということはヴェネチアと並ぶ映画祭カンヌで、しかも「パルムドール賞」を狙ってるってことだ。

そのために山田は山下公園近くのこのビルを借り、そして合同会社を立ち上げ名刺まで作ってた。かなり本気。本気と書いてマジと読む。(これって割と近年の言葉だと思ってたが、実は江戸時代の歌舞伎にすでに登場する言葉なのね)
あれ?今って合弁とか合資会社とかって作れないんじゃなかったっけ。細かいことはまぁいいか。映画タイトルのついた●●制作委員会ってのよりは胡散臭くないや。

また翌週呼び出される監督。今日は主役の俳優に合わせるとのこと。
そこに登場したのは芦田愛菜ちゃん。偽物じゃないよ本物。驚く山下監督。そりゃそうだ、ランドセルが似合う女の子に猟奇殺人者役をさせようってんだもの。ネットやSNSが大荒れに荒れそうだぞ。でもこの顔合わせのシーンなんか結構マジっぽいぞ。

どうするんだ、芦田愛菜主演で連続殺人しかも猟奇殺人モノの映画制作開始するのか。これでカンヌは取れるのか。
これは次週が楽しみだ。

しかしまぁテレビ東京は面白い番組どんどん作るねぇ。フジテレビや日本テレビがメジャーだとしたら、テレビ東京ってマイナーなのにチープじゃないよね。
音楽で言えば、安定したメジャーと違って、インディーズにはインディーズの疾走感とかドライブ感があるってのと一緒かな。テレビ東京は自主制作じゃないけどさ。でも、それに近いか。

過去にも
●「勇者ヨシヒコ」シリーズ(山田孝之主演)って超マイナーでマニア受けするようなドラマ作ったり(出演者がえらい豪華なの)



●孤独のグルメ(松重豊主演)のように深夜飯テロとまで言われて大ブームを引き起こし、今やシーズン5にもなった人気作もある。正月には特別編もやってたな。



●侠飯(生瀬勝久主演)も視聴率云々は別にして、これも見てりゃ腹が減るし、若いやつらへの教訓や社会メッセージも多大に含まれてるいいドラマだ。



今回の「山田孝之のカンヌ映画祭」もそうだし、前回紹介した「バイプレイヤーズ」もこれからますます面白そうだしね。

そういやもうすぐ三匹のおっさんのシリーズ第3目が始まるね。



テレビ東京のドラマが今一番面白いかもしれない。




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