GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

テレビ東京のドラマが面白い-1 バイプレイヤーズ

2017-01-15 17:07:51 | MUSIC/TV/MOVIE
いやぁ久々の大雪。まいったねぇ。
東北や雪国の人からすりゃ、「何をそれぐらいの雪で騒いでるんだ?」って呆れられるだろうが、許してくれ。慣れてないからちょっと積もっただけで電車は止まるわ、滑ってコケるやつは続出するわで大変なのさ。
大阪はめったに雪が積もらないが、近畿でも山あいの町や日本海側まで行けば結構積もってる。舞鶴(京都)出身の友人は「冬は朝は5時から雪下ろしをやっている」と言ってたが、あながち嘘じゃないだろう。丹波や亀岡あたりも結構積もるらしい。

さて、そんな雪のせいで軟弱な俺は、今日の仕事をキャンセルして家で引きこもり。
最近は本屋やCDショップに行かなくても指先一本で手に入れれるように、レンタルビデオ屋さんに行かなくても、ネットで映画や過去のドラマなどが見れたりする。オンデマンドってやつですかぃ。便利な世の中になったもんですなぁ。

しかもTVだけじゃなくiPadでもPCでも観れるようにできる。早速、ひかりTV契約書引っ張り出してきて設定をする。
でもさぁIDとかパスワードの設定って、それぞれいろいろ変えてしてるから、どれをどれで設定したのかわからなくなっちゃうのって俺だけ?全部同じやつで設定したいんだが、それも危険すぎるしなぁ。

まぁそんなこんなで設定終わって、何かやってないかなぁと思って検索。あるわあるわ、観たいのが。つい最近放送されたものもやっている。「見逃し配信」ってやつね。これじゃぁリアルタイムで見る必要ないよな。「まぁいいかぁ」って録画しないで見逃して、それが周りで「面白かったよ。観てないの?」と言われてからでも観れるってすごい。ひと昔前なら再放送まで待つか、DVD化されるのを待つしかなかったのにな。

テレビ東京の番組って、大阪ではテレビ大阪が流してるんだが、全てじゃない。放映されないのもあるし、放送時間が違うってのもある。いや、よくある。
面白そうだってHDD録画しようとしても、放送日のその時間の番組表には違う番組が・・・。なんてことはザラにある。違う時間だったりやってなかったりすると「もう面倒だしいいや」って。そうやって見逃してた番組があるわあるわ。

● バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜

遠藤憲一・大杉漣・田口トモロヲ・寺島進・松重豊・光石研。ドラマや映画に欠かせない名脇役6人が、一つ屋根の下で合同生活するというドラマ。
実はこのドラマ、テレビ東京では1月13日の深夜に第一回目の放送してるのだが、テレビ大阪はその日にやってなかった。それで諦めてたのだがこれがあったので見る。(後でわかったが大阪は明日の1月16日スタートだった=一部ネタバレがあるので関西の人間でまだ見てない人はこの先飛ばして読むべし)

ストーリーは中国の動画配信サイトから破格のギャラで、役所広司主演の大型ドラマ(七人の侍?)のオファーを受けた6人の名脇役。出演条件は「役作りで絆を深めるため、シェアハウスで3カ月間の共同生活を送れ」。平均年齢が楽勝50を超えてるおじさん達のテラスハウス。もちろんそこには、くっついたりもラブラブもお色気もない。いい年をしたおっさんの共同生活を見て何が面白いんだか。

ところがどっこい!このドラマが面白いのよ。

さすがにいろんなドラマに引っ張りだこの名脇役達。その6人が実名・本人役で登場してて、ストーリーにも現実と架空が織り交ぜてある。
そして、知ってる人や分かる人だけがわかればいい、ニヤリと笑えるウィットが随所に含まれてる。

大杉漣は何気ないトークの合間に「この間、総理大臣やったら、ゴジラに殺されたんだよ」って映画「シン・ゴジラ」の大河内清次首相ネタをさりげなく入れてたりする。
何かと気が利きこまめに動き、料理も後片付けも何でもなんなくこなす松重豊。主婦の知恵みたいな裏技もなぜかよく知ってる。実生活でもこんなんだろうな。「一人暮らしが長かったもんで」ってセリフはノンフィクションだな。
口は悪くて協調性のなさそうな寺島進は、意外と几帳面でしっかり動く。矢沢永吉のE・YAZAWAに似たロゴでS・TERAZIMAと書いてあるタオルを持ってるのが笑える。あれは私物かな?



一番笑えたのは、ドラマの主役であるはずの役所広司(本人)が「聞いてないよ」ってトラブルが発生。役所さんが出ないんだったらシェアハウスも解散して、この話断ろうかって雰囲気になった時に大杉漣が、「たまにはやろうよ、みんなで主役をさ」と5人に言う。その言葉に寺島進が「ちょっと待ってよ。オレもみんなも主役やってるよ。松重だって、遠藤だって」と反論。すると、光石研が「テレ東だろ」とぼそっと言う。それを聞いた遠藤憲一が「テレ東の何が悪いんだ!」と言い争いが始まる。

以前テレビ東京のドラマの主役をしてくれた本人たちのセリフに、よくもまぁこんな自虐ネタ入れたなぁ。やるなぁ、テレビ東京。

そんなこんなでこのドラマ、結構ノンフィクションとフィクション入り乱れた、半ドキュメンタリー娯楽ドラマである。
6人のバイプレーヤーたちが振り回されるこのドラマ、ぜひ必見ですな。
次週のゲストは荒川良々と池松壮亮。もちろん本人役で登場。来週も楽しみだ。



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