GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

阪急そばがなくなる

2019-03-20 23:51:06 | FOOD&DRINK
長年愛用してきた阪急そばが無くなる。
正確には店がなくなるのではなく、譲渡で名前が「若菜そば」に変わるのだそうだ。

阪急電車を利用してる人なら知ってる、駅の横や中にあるうどん屋。
うどん文化の関西であえて「そば」を屋号にしたお店。
客でそばを食べてる率は10%くらいな気がする。
セットメニューや限定メニューの店内外掲示物もほぼうどんだ。
噂だが「蕎麦」のそばでは無く、駅の「横(側)」の意味のそばという話だ。本当かどうか真偽は知らん。

安くて早くてうまい。そして便利。
ちょっと小腹の空いた時に一気にかきこめる利便性。
おにぎりと共にうどん頼んでワンコインどころかお釣りがくるコストパフォーマンス。
ビールも飲める。店によっては親子丼とかもあったりする。

讃岐の人間が食したら怒りそうなやわやわの麺。
昆布だしの効いたおつゆ。
申し訳程度に入ってる小さなエビがうまい天ぷらを、おつゆに浸しながらバラバラになるのを待つのもよし、あえて硬いうちにかじるもよし。
考えたら天かす食ってるようなもんだがうまいぞ。



関東の人間は天かすの入ったうどんやそばを「たぬき」と呼ぶが、関西でそれはハイカラうどんと呼ぶ。
ちなみにきつねうどんのおあげさんを蕎麦にいれたものがたぬきだ。
従って大阪ではたぬきうどんとかきつねそばというものは存在しない。(同じ関西でも京都や奈良ではちょっと違う)

俺はあえてかけうどん(素うどんね)の麺半分、汁多めってわがままなことを言う。
別に炭水化物ダイエットしてるわけではない。阪急そばの汁が好きなのだよ。
おにぎり(これもまた店によって味が違うのよ)と一緒に頼む。
もちろん食券売機には「麺少なめ」とか「汁多め」などのメニューボタンはない。正規のかけうどんの食券を買って頼むのだ。
忙しい時は嫌がられる。だから昼飯どきとかそんな時間にはいかない。それが常連のマナーってもんだ。(そんなマナーなどどこにもないが)



ガキの頃から利用してる阪急そば。
今まで何杯食ったかわからないくらい食べてるな。
高槻市駅、上牧駅、大山崎駅と当時住んでた近隣三駅にあった。

あの頃の屋号は高雄うどん(そば?)とかだった気もする。記憶が曖昧で申し訳ない。
当時のかけうどんは100円前後だった気がする。戦時中とか昭和初期の話ではない。本当にそんな値段だったのだ。
そんな中、ニシンそばだけがやけに高い値段だったのを覚えてる。一度も食べたことがない。

昔から十三駅のホームに店があった。ここはすでに「阪急そば若菜」になってた気がする。
梅田駅には茶屋町口改札のところにもあるが、京都線の特急列車ホーム(一番右側)にもある。
武庫之荘、石橋、池田、西宮北口、茨木、上新庄、長岡天神・・・。塚口にもあったような気がする。

何かと利用する駅に必ずあった阪急そば。
名前が変わるのは構わないが、味は変わらないで欲しいなぁ。


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