日本最大の暴力団組織山口組。
一時期は構成員3万人とも言われてたが、暴対法以降、約1万人と公称されてる。それでも、日本の暴力団員の45%は山口組の組員だ。
三代目田岡組長の時に急成長した。菅原文太の代表作、仁義なき戦いで描かれた広島代理戦争もこの山口組が多大に関わってる。
飯干さんのドキュメンタリー小説の方が有名かな。
その山口組が分裂するかもしれないってニュースが流れてきた。
先日、山口組本家が捨てたゴミから、猛毒のフッ化水素酸の液体が出てきて本部が家宅捜索を受けたが、これもなんか今回の事に関係あるのだろうか?
現在の山口組は6代目の篠田建市(通称・司忍)組長。ナンバー2は高山清司若頭体制の6代目山口組。
二人共出身母体は弘道会。本部は名古屋。どうも名古屋に本部組織を移行してる事や、弘道会系が組織を実質的に支配してる事(弘道会系幹部が重用されてる)、そしてタイの国家予算にも匹敵する上納金の使途不明などの現状を、山健組などが不満に思っているらしい。
山健組は渡辺芳則5代目組長の出身母体。構成員数も山口組で最大。この山健組などがr中心となって対立があると報道されてる。
実は3代目田岡組長の時代に急成長して、いろいろな組織を傘下にし吸収した山口組は、一枚岩とは言いがたい。
田岡組長死去の後、本来は若頭の山本健一が跡目を継ぐはずだったが、獄中で死去。4代目を継いだ竹中正久組長時代には、これを不服とした組や組員が離反。一和会を結成。有名な「山一抗争」が勃発した。
竹中組長が一和会により暗殺された事により、徹底的な山口組の報復。まるで戦国時代のように裏切りの裏切りがあって弱体化した一和会。抗争が終結した平成元年山健組を率いた渡辺芳則を首領に据える五代目体制が発足。
ここでちょっと話しは変わるが、暴力団なんて・・・ヤクザなんて・・・って人に特に読んでほしい事がある。
1995年に阪神淡路大震災の際、当時政権正当だった社会党は、自衛隊の存在事態を反対してたから、村山首相も、地元の土井たか子党首も全く動かなかった。未曾有の大震災に救援物質は届かない、自衛隊は来ない。(自衛隊は首相の指示や知事の要請が無いと動けない)
被災者はイライラし、報道陣にも八つ当たり(お前らのヘリの風で家が倒壊した。カメラ担いでくる前に水の1本や電池、おにぎり1個持ってこいよ」って。コンビニは閉めて、治安もむちゃくちゃになってた時、地元の5代目渡辺組長率いる山口組が動いた。
まず本部(旧田岡邸)のシャッターを開け、シェルターのような備蓄食材や水を無料で近隣住民に配りだした。
そして関連組織から救援物資を運び込み各地に配布。ブルーシートの無償配布から瓦礫処理、治安維持まで精力的に組員や構成員が動いた。
そりゃそうだよな、末端の準構成員やまだ盃をもらってない若い衆からすれば、ここがチャンスだ。
特に特筆すべきは暴動を恐れてさっさとシャッターを閉めてたコンビニやスーパーに「俺たちがヤカラや暴徒から守るから」って店を開けさせた事。
震災の際に外国の人が驚く「日本人はパニック時にも列を守る」とか「冷静だ」ってのは、この神戸淡路大震災の際に山口組の援護で成り立ったものだ。これでローソンもセブンイレブンもファミマも店を開けれたんだよ。決して日本人のモラルが良い訳ではない。権威や暴力の前では一般市民はおとなしくなるってことだ。
しかもとっとと避難して無人になった高級住宅地(金持ちは逃げるの早い)や潰れた商店等からの盗難や強盗を防いだのも山口組だ。
この当時友だちの組員が本家からのファックスを見せてくれた事がある。(本当は見せちゃ駄目らしいんだけど)
そこには「このたびの神戸震災に関する盗品、窃盗品のたぐいは組として一切扱わない。又、持ち込んできた者は徹底的に処分する。又、治安維持の方針を理解していない者も処分対象と見なす」って本家通達。
簡単に言えば火事場泥棒のように空き巣に入ったり、強盗したりしたものを換金させないっておふれだ。
これが徹底的に神戸に出回ったせいで、盗難、空き巣、強盗が無く、自衛隊や警察が機能してなくても治安が守られた事は意外と知られていない。
神戸の足立宝石店なんて震災時に店内の宝石類が道路に散乱。すべて盗まれた。SECOMもあの時だけは機能してなかった。
でも後日「震災当日、当店の宝石・貴金属類を拾って預かってくれた人、着払いの宅配便等で送っていただけると幸いです。勿論寸志進呈」って広報。
盗難にあったすべて宝石・貴金属が返ってきたそうだ。そりゃそうだな、換金できないし下手すりゃ組から破門や除籍させられるんだもんね。
この山口組の行動でようやく政府や兵庫県が動く。自衛隊が現地入りした時は「今頃遅いんじゃ」とか休憩時に食事してたら「俺らは喰うもんないのに自分らだけ食べるんか」って。(この教訓で東北震災等の際は自衛隊隊員は食事風景を一切被災者には見せない)。
これもすべて村山と土井のせいのとばっちり。その二人が現地入りした時は『今頃来て何しとったんじゃ」って罵声と医師迄投げられてた。
その後社会党の人気は急落。土井たか子は選挙でも落ちた。(今、村山が安倍総理の70年談話とかに文句を言うのに腹が立つのはこの震災時の動きが大いにある)
道路の交通規制やトラック、人の手配をしたのも山口組。
物資や資材を調達、復興段取りを組んだのも運んだのも山口組。
瓦礫の処理や住民のケアをしたのも治安維持したのも山口組。
神戸の震災後の復興が目覚ましいのに対し、東北震災の復興が遅いのはこの辺りが多大に影響してると思う。
さて、その山口組が今や分裂って報道。
殆どの組織の兄弟盃、縁組みしてる山口組が縁を持たないのは、工藤会と道仁会のみ。つまり九州の暴力団組織だ。
その工藤会は今福岡県警によって、TOP等が逮捕され、徹底的な壊滅作戦がおこなわれてる。
山口組を影から支えてきた山健組が脱退し、新しい組を立ち上げるらしい。しかも「山口組」の名前をつけた新組織を結成する方針。本家山口組とか名乗るのかな。関西を活動拠点とする十数団体が同調する動きを見せているという。
山口組の勢力が分裂し、また山一戦争のような身内同士の抗争が始まるのかな?(この時も素人の俺もとばっちりを受けたが、それはまた今度別の奇怪に書く)
同じ日に発表された維新の橋本市長と松井知事の離党とはまた別次元の分裂騒動。
兵庫、大阪の治安は大丈夫か。名古屋の住民も気をつけて。いや、全国レベルで気をつけて。
一時期は構成員3万人とも言われてたが、暴対法以降、約1万人と公称されてる。それでも、日本の暴力団員の45%は山口組の組員だ。
三代目田岡組長の時に急成長した。菅原文太の代表作、仁義なき戦いで描かれた広島代理戦争もこの山口組が多大に関わってる。
飯干さんのドキュメンタリー小説の方が有名かな。
その山口組が分裂するかもしれないってニュースが流れてきた。
先日、山口組本家が捨てたゴミから、猛毒のフッ化水素酸の液体が出てきて本部が家宅捜索を受けたが、これもなんか今回の事に関係あるのだろうか?
現在の山口組は6代目の篠田建市(通称・司忍)組長。ナンバー2は高山清司若頭体制の6代目山口組。
二人共出身母体は弘道会。本部は名古屋。どうも名古屋に本部組織を移行してる事や、弘道会系が組織を実質的に支配してる事(弘道会系幹部が重用されてる)、そしてタイの国家予算にも匹敵する上納金の使途不明などの現状を、山健組などが不満に思っているらしい。
山健組は渡辺芳則5代目組長の出身母体。構成員数も山口組で最大。この山健組などがr中心となって対立があると報道されてる。
実は3代目田岡組長の時代に急成長して、いろいろな組織を傘下にし吸収した山口組は、一枚岩とは言いがたい。
田岡組長死去の後、本来は若頭の山本健一が跡目を継ぐはずだったが、獄中で死去。4代目を継いだ竹中正久組長時代には、これを不服とした組や組員が離反。一和会を結成。有名な「山一抗争」が勃発した。
竹中組長が一和会により暗殺された事により、徹底的な山口組の報復。まるで戦国時代のように裏切りの裏切りがあって弱体化した一和会。抗争が終結した平成元年山健組を率いた渡辺芳則を首領に据える五代目体制が発足。
ここでちょっと話しは変わるが、暴力団なんて・・・ヤクザなんて・・・って人に特に読んでほしい事がある。
1995年に阪神淡路大震災の際、当時政権正当だった社会党は、自衛隊の存在事態を反対してたから、村山首相も、地元の土井たか子党首も全く動かなかった。未曾有の大震災に救援物質は届かない、自衛隊は来ない。(自衛隊は首相の指示や知事の要請が無いと動けない)
被災者はイライラし、報道陣にも八つ当たり(お前らのヘリの風で家が倒壊した。カメラ担いでくる前に水の1本や電池、おにぎり1個持ってこいよ」って。コンビニは閉めて、治安もむちゃくちゃになってた時、地元の5代目渡辺組長率いる山口組が動いた。
まず本部(旧田岡邸)のシャッターを開け、シェルターのような備蓄食材や水を無料で近隣住民に配りだした。
そして関連組織から救援物資を運び込み各地に配布。ブルーシートの無償配布から瓦礫処理、治安維持まで精力的に組員や構成員が動いた。
そりゃそうだよな、末端の準構成員やまだ盃をもらってない若い衆からすれば、ここがチャンスだ。
特に特筆すべきは暴動を恐れてさっさとシャッターを閉めてたコンビニやスーパーに「俺たちがヤカラや暴徒から守るから」って店を開けさせた事。
震災の際に外国の人が驚く「日本人はパニック時にも列を守る」とか「冷静だ」ってのは、この神戸淡路大震災の際に山口組の援護で成り立ったものだ。これでローソンもセブンイレブンもファミマも店を開けれたんだよ。決して日本人のモラルが良い訳ではない。権威や暴力の前では一般市民はおとなしくなるってことだ。
しかもとっとと避難して無人になった高級住宅地(金持ちは逃げるの早い)や潰れた商店等からの盗難や強盗を防いだのも山口組だ。
この当時友だちの組員が本家からのファックスを見せてくれた事がある。(本当は見せちゃ駄目らしいんだけど)
そこには「このたびの神戸震災に関する盗品、窃盗品のたぐいは組として一切扱わない。又、持ち込んできた者は徹底的に処分する。又、治安維持の方針を理解していない者も処分対象と見なす」って本家通達。
簡単に言えば火事場泥棒のように空き巣に入ったり、強盗したりしたものを換金させないっておふれだ。
これが徹底的に神戸に出回ったせいで、盗難、空き巣、強盗が無く、自衛隊や警察が機能してなくても治安が守られた事は意外と知られていない。
神戸の足立宝石店なんて震災時に店内の宝石類が道路に散乱。すべて盗まれた。SECOMもあの時だけは機能してなかった。
でも後日「震災当日、当店の宝石・貴金属類を拾って預かってくれた人、着払いの宅配便等で送っていただけると幸いです。勿論寸志進呈」って広報。
盗難にあったすべて宝石・貴金属が返ってきたそうだ。そりゃそうだな、換金できないし下手すりゃ組から破門や除籍させられるんだもんね。
この山口組の行動でようやく政府や兵庫県が動く。自衛隊が現地入りした時は「今頃遅いんじゃ」とか休憩時に食事してたら「俺らは喰うもんないのに自分らだけ食べるんか」って。(この教訓で東北震災等の際は自衛隊隊員は食事風景を一切被災者には見せない)。
これもすべて村山と土井のせいのとばっちり。その二人が現地入りした時は『今頃来て何しとったんじゃ」って罵声と医師迄投げられてた。
その後社会党の人気は急落。土井たか子は選挙でも落ちた。(今、村山が安倍総理の70年談話とかに文句を言うのに腹が立つのはこの震災時の動きが大いにある)
道路の交通規制やトラック、人の手配をしたのも山口組。
物資や資材を調達、復興段取りを組んだのも運んだのも山口組。
瓦礫の処理や住民のケアをしたのも治安維持したのも山口組。
神戸の震災後の復興が目覚ましいのに対し、東北震災の復興が遅いのはこの辺りが多大に影響してると思う。
さて、その山口組が今や分裂って報道。
殆どの組織の兄弟盃、縁組みしてる山口組が縁を持たないのは、工藤会と道仁会のみ。つまり九州の暴力団組織だ。
その工藤会は今福岡県警によって、TOP等が逮捕され、徹底的な壊滅作戦がおこなわれてる。
山口組を影から支えてきた山健組が脱退し、新しい組を立ち上げるらしい。しかも「山口組」の名前をつけた新組織を結成する方針。本家山口組とか名乗るのかな。関西を活動拠点とする十数団体が同調する動きを見せているという。
山口組の勢力が分裂し、また山一戦争のような身内同士の抗争が始まるのかな?(この時も素人の俺もとばっちりを受けたが、それはまた今度別の奇怪に書く)
同じ日に発表された維新の橋本市長と松井知事の離党とはまた別次元の分裂騒動。
兵庫、大阪の治安は大丈夫か。名古屋の住民も気をつけて。いや、全国レベルで気をつけて。