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バーボングラス片手のロックな毎日

日米首脳会談 最大級のもてなしの意味

2015-04-29 02:56:31 | Talk is Cheap
日米首脳会談。安倍総理とオバマ大統領の会談。
今回の会談はかなり力が双方入ってるね。

実はこの首脳会談や夕食会は、面白いものでその時の総理や相手によって差がある。
韓国みたいに顔も観なかったのは問題外として、中国だって会談は表向き笑顔でしてくれる。
重要なのは食事会だ。大使館レベルではなく国最高峰の迎賓館でおこなわれる食事会は、ピリピリしてる。
もてなしの度合いによって中国なら釣魚台賓館、日本なら赤坂離宮、場所によって差を付けたり、食事のメニューで差を付けたりされる。
フランスのエリゼ宮での食事会では相手によってワインのグレードにさえ差があるらしい。

ホワイトハウスが今回の夕食会のメニューを発表した。
前菜からデザート迄「和」のテイストを随所に盛り込んでいる。
完敗のお酒は日本酒。しかも安倍総理地元の山口県の純米吟醸酒「獺祭」(だっさい)だ。
メインは「米国産和牛テンダーロイン」。アメリカは赤身のステーキをワイルドに焼いて喰う。日本のステーキは脂(サシ)の入り方を重視する。
どちらが好きかは別にして、その両方の盗聴を取り入れた米国産の和牛。
狂牛病やTPP問題を見据えた選択だな。

デザートは安倍川餅らしい。どこ迄洒落を利かせてるんだか。
しかも食器は大統領夫人がデザイン選びした食器が初披露らしい。

これらから考えてかなり日本を大事に考えてくれてるんだなって思う。
中国のAIIBに参加しなかった事や、安倍総理のアメリカへの協力を評価してくれてるんだろう。TPP交渉や普天間移設の問題もあるんだろうけど。
これからアメリカ、中国、ロシア、日本のせめぎ合いが世界に影響を与える。
アメリカが日本を重要国と見てくれてるのはありがたい。