三日連続で食べれるのはカレーだけ

外国から入ってきた料理を日本風にアレンジし、今じゃ国民食となったモノは数多くある。
あんぱん、カステラ、オムライス、コロッケ。
その中で、もはや日本食と言っても過言じゃ無い食材がある。

ひとつはラーメン。中国生まれの日本育ち。
醤油、味噌、塩、豚骨等のスープで本場の中華をはるかに凌駕してる。
札幌、旭川、喜多川、東京、和歌山、福岡、熊本・・。
各区地方に根付いたラーメンがある。
柳麺、拉麺、老麺を凌駕し、蕎麦や饂飩と並ぶ定番になっている。

ひとつはスパゲティ。イタリア生まれの日本育ち。
ナポリタンだの明太子スパだの、本場の人もビックリのメニューがいっぱい。
ペペロンチーノ、カルボナーラ、アラビアータ、イカスミ、
なんと言っても定番のミートソース。
冷や麦や素麺、きしめんを抑え、ソバ、うどん、ラーメンに並ぶ4大麺だろう。

そしてカレー。インド生まれの日本育ち。
バーモンドカレー、ジャワカレー、インドカレー等のルーカレー。
ボンカレーやククレカレー、LEE等のレトルトカレー。
ホテルのカレーだの海軍カレーだの、100時間に込んだカレーだの、数多くの種類が出てる。

カレーって不思議な食べ物。
日本の食スタイルからは明らかに逸脱してる。
親子丼とか牛丼のように丼に盛って、カレー丼ってされると今ひとつ美味しさを感じない。
皿で食べなきゃ美味しさは半減する。
御飯と一緒に食べれる洋食で、御飯とルーが一緒の皿に乗って合うのはカレーとハヤシライスだけだ。
シチューやポタージュではダメだ。別々の方が合う。
しかもカレーは皿に御飯だけで、カレールーだけが別にでてくると一気にご馳走になる。
ライスカレーなのかカレーライスなのかの論議は別にして、一皿の上に御飯とルーでもいいし、別々で出されてもいい。

ターメリック、ナツメグ、ペッパー、クローブ、カルダモン、ジンジャー、タイム・・・
スパイスの宝庫。
カレールーとかカレー粉ってのは本場インドやスリランカには無いらしい。
スパイスミックやチャックマサラなどはあるらしいが、カレー粉ではないらしい。
ヨーグルトを入れてもいいし、ワインや蜂蜜を入れてもいい。
各家庭でカレーの味はもはや味噌汁以上に千差万別。

俺は一日目は普通にカレーライス、二日目はナンで食べる。
三日目は和風出汁でカレーを割ってカレー蕎麦やカレーうどんで食べる。
3日も同じ食材を食べれるのはカレーだけだ。他の食材なら飽きちゃう。

更に昇華されてカレーせんべいとかカレーパンなる食べ物が存在する。
インド人もビックリだろう。